半坪ビオトープの日記

2020-01-01から1年間の記事一覧

欅平

出し平ダム 黒薙駅を出発してまもなく、右手に出し平ダムが見えてくる。暴れ川とも呼ばれる黒部川では、大量の土砂が流出する。そのため出し平ダムでは排砂ゲートを2ヶ所所有し、堆積した土砂を流下させることができる構造にしている。 冬季歩道 出平駅周辺…

黒薙温泉

黒薙温泉、大露天風呂 黒薙温泉は、黒部峡谷最古の露天風呂で、源泉は毎分2,000リットルの湧出量を誇り、宇奈月温泉の源泉でもある。黒薙川沿いの混浴大露天風呂は、広さ28畳敷相当あり、女性専用時間も設けられている。 天女の湯 旅館下流側にある「天女の…

黒薙温泉へ

新山彦橋から山彦橋を見る 黒部峡谷鉄道の最終列車は、宇奈月駅を出発するとまもなく、黒部川に架かる新山彦橋を渡る。高さ40m、長さ166m、傾斜のついた珍しい橋である。左手すぐ下流には山彦橋が架かっていて、山彦遊歩道を散策する観光客が手を振ってい…

立山から宇奈月へ

劔岳と劔御前 室堂ターミナルから立山黒部アルペンルートの西側部分、立山駅へと向かう。はじめは立山高原バスで天狗平、弥陀ヶ原を通り、美女平まで約1,500mの標高差を下る。室堂を出発してまもなく、天狗平を過ぎた辺りで、劔御前(2,776m)の後ろに隠れ…

立山室堂

玉殿岩屋の案内板 室堂山荘の右手に近づき左に曲がるところに、玉殿岩屋の案内板があった。立山火山が噴出した溶岩が冷却する際にできた板状節理が発達してできた二つの洞窟を玉殿岩屋と呼ぶ。立山開山伝説の聖地で、熊と白鷹を追って来た佐伯有頼に、熊が阿…

室堂の雪景色

地獄谷と奥大日岳 翌朝、久しぶりの青空と雪景色に思わず歓声をあげる。地獄谷と奥大日岳の勇姿がくっきりと眺められる。 地獄谷 地獄谷をよく見ると長い遊歩道が認められるが、火山活動の活発化による危険な火山性ガスが多量に噴出しているため、平成24年か…

立山、室堂平へ

黒部ケーブルカー トンネルの中の黒部湖駅(標高1,455m)から黒部平駅(1,828m)まで、黒部ケーブルカーで上ること5分。日本で唯一の全線地下式ケーブルカーである。 立山ロープウェイ 黒部平駅の外には高山植物観察園があるが、霧がかかっているのですぐに…

立山黒部アルペンルート、黒部ダム

黒部ダム行きの電気バス 10月中旬に黒部ダムから立山、宇奈月から黒部峡谷を、数人連れ立って訪ねた。扇沢から立山駅までの立山黒部アルペンルート切符を買い、まずは扇沢で黒部ダム行きの電気バスに乗る。 黒部ダムと黒部湖 黒部ダム駅から220段の階段を上…

タイ風グリーンカレー

バイ・ホーラパーとマクアポ 8月末、南房総市の道の駅で珍しいカレーの材料を見つけたので、タイの鶏肉のグリーンカレー、ゲーン・キョウ・ワーン・ガイを試みた。バイ・ホーラパーはタイのスイートバジルで、タイバジルとも呼ばれ、葉が小さく香りが強く、…

光前寺

光前寺、仁王門 乗鞍高原から駒ヶ根高原に移動した日に駒ヶ根にある名刹、光前寺を訪ねた。光前寺は天台宗の別格本山の寺院で、正式には宝積山無動院光前寺という。貞観2年(860)創建とされ、天台宗信濃五山(他は戸隠山の顕光寺、善光寺、更科八幡神宮寺…

千畳敷遊歩道を剣ヶ池へ

ミヤマリンドウ 八丁坂を下り終え、千畳敷カールの遊歩道に合流し、剣ヶ池に向かう。足元に咲くこの可憐な花は、リンドウ属のミヤマリンドウ(Gentiana nipponica)という日本固有種。北海道と本州中部以北の高山帯の湿原や湿り気のあるところに自生する多年…

まだ八丁坂下山中

千畳敷カールの遊歩道 かなり八丁坂を下ってきて、千畳敷カールを一周する遊歩道もよく見えるようになった。 モミジカラマツ この白い花は、モミジカラマツ属のモミジカラマツ(Trautvetteria caroliniensis)という宿根性多年草。北海道および中部以北の高…

乗越浄土から下山開始

乗越浄土より千畳敷駅 いよいよ乗越浄土から下山開始する。膝の具合が悪く踏ん張りが効かないので、上りより下りの方が不安だ。千畳敷カールの向こうにロープウェイの千畳敷駅が見えるが、霧が湧き上がってきた。両手にストックを握りしめてゆっくり歩き出す…

乗越浄土

乗越浄土 ようやく急斜面の八丁坂を登りつめて、宝剣岳と伊那前岳との鞍部である乗越浄土(2,858m)にたどり着いた。ここまでくると、木曽駒ヶ岳の手前に構える中岳が見える。 中岳 北を向くと、中岳(2,925m)の手前には赤い屋根の天狗荘があり、中岳の背…

木曽駒ケ岳、八丁坂

木曽駒ケ岳のロープウェイ 奥飛騨から安曇野のわさび農場などを見物しながら木曽谷に入り、駒ヶ根の早太郎温泉に泊まって木曽駒ケ岳を目指した。中央アルプスの主峰、木曽駒ケ岳のロープウェイは、昭和42年、しらび平駅(1,662m)から宝剣岳直下の千畳敷駅…

霧の畳平

ヨツバシオガマ 依然として畳平は霧に包まれて、周りの山は何も見えない。足元の高山植物だけがかろうじて見えるだけだ。この花もお花畑でよく見かけるもので、シオガマギク属のヨツバシオガマ(Pedicularis japonica)である。本州中部以北と北海道の高山帯…

乗鞍岳、畳平

エコーライン、三本滝レストハウス 7月末に乗鞍岳に行った。標高3,026mの剣ヶ峰を主峰とする乗鞍岳は、大小の3,000m近くの峰々が聳え立ち、バスで行ける畳平を中心に山岳観光のメッカとなっている。岐阜県側の乗鞍スカイラインは土砂災害のため通行止めな…

サーモンのハーブ焼き、トマトとバジルのソース

セージ8枚、タイム4本 サーモンのハーブ焼き、トマトとバジルのソース(四人前)を作る。 先ず、セージ8枚、タイム4本を用意し、みじん切りにする。 トマト半分、バジル8枚、タマネギ1/8個 トマト半分と、バジル8枚、タマネギ1/8個を用意し、みじん切…

真鯛のポアレ、ジェノベーゼソース

バジルの葉、松の実、ニンニク 真鯛のポアレはよく食べる。かなり前にパプリカ和風バターソースで紹介したが、普段はレモンバターソースが多い。けれどもバジルがたくさんある時には、やはりジェノベーゼソースを使いたい。まずはバジルの葉を1カップ、松の…

大岩より茶臼岳山頂へ

大岩 とうとう辺りの草木もなくなり、岩だらけの道になって前方に大きな岩が迫ってくる。高さが5m以上もありそうで、その名も大岩という。 ミヤマコウゾリナ 大岩を右手から上り詰めてさらに急になった登山道を進んでいく。帰りの下りで膝が痛くなるのでは…

那須茶臼岳

ベニバナニシキウツギ 他県への移動制限が解除された6月末、久しぶりに手頃なハイキングをと思い、那須の茶臼岳に登った。ロープウェイ駅の駐車場近くで、ベニバナニシキウツギ(Weigela decora var. decora f.unicolor)が咲いているのを見つけた。スイカ…

鶏もも肉のバジルとニンニク挟み焼き

鶏もも肉とバジルとニンニク 庭のプランターでバジルが育ったので、鶏もも肉のバジルとニンニク挟み焼きを試して見た。大きめの鶏もも肉一枚につきバジル6枚、ニンニク一片のスライスを用意する。 鶏もも肉にバジルとニンニクを挟む 鶏もも肉の余分な脂肪を…

バイエルディ

ズッキーニ、ナス、タマネギ、トマト 南仏の郷土料理、バイエルディは夏野菜をたっぷり使う。ズッキーニ、ナス、タマネギ、トマトを用意する。 野菜をスライス ズッキーニ(2/3本)とナス(2本)は、2ミリ程度にスライスする。トマト(2個)は縦半分に割…

イワシのハーブ焼き

イワシの手開き 秋刀魚の初競りが史上最高値の6千円となり、高級魚となってしまったこの頃、未だ大衆魚の筆頭であり続けるイワシが、「入梅鰯」と呼ばれる旬になって脂がのっていた。3人分6尾を手開きにする。 タイム、ローズマリー、セージ 庭で育てたハ…

現代タイ・シーフード料理「Paii at the House on Sathorn」

現代タイ・シーフード料理店「Paii at the House on Sathorn」 バンコク最後のディナーに訪れた、現代タイ・シーフード料理店「Paii at the House on Sathorn」は、サトーン運河を創設した会社の創設者である、ルアン・サトーン・ラジャユットカ(Luang Sath…

ワット・ポー

ワット・ポー「涅槃寺」 バンコク最後の見学先は、ワット・プラケオ、ワット・アルン と並びバンコク三大寺院の一つである、ワット・ポーである。正式名称は、ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ウィモンマンカ・ラーラーム=ラーチャ・ウォーラマハーウィハ…

『暁の寺』ワット・アルン

『暁の寺』ワット・アルン ワット・プラケオと王宮はチャオプラヤ川の東岸に並ぶが、川の対岸(西岸)にはワット・アルンが建っている。アルンとは暁の意味であり、三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台ともなり、英語でTemple of Dawn と呼ばれるが、それが『…

路地裏の名店、ポークルアトゥアンほか

路地裏の名店、ポークルアトゥアン 昼食には、バンコクの南西の町外れ、チャオプラヤー川沿いの巨大縁日、アジアティーク・ザ・リバーフロント近くの細い路地奥の食堂、B級グルメで名高いポークルアトゥアンをなんとか探し当てて入った。店の入り口近くには…

ジム・トンプソン・ハウス

ジム・トンプソン・ハウス 最後の日、若者で賑わうサイアム・スクエアの近く、バンコク芸術文化センターBACCの裏手にある、ジム・トンプソン・ハウスに行った。タイシルク王として名高いアメリカ人、ジム・トンプソン氏が1959年から8年間暮らしていた住居が…

現代タイ料理「Saawaan」

現代タイ料理「Saawaan」、キャビア 二日目のディナーは、オープンして一年足らずで2019年にミシュラン1つ星を取得した、現代タイ料理で有名な「Saawaan」。サワンとは、タイ語で天国を意味する。タイ人の女性シェフは、Sujira Aom Pongmorn氏。タイの食材…