鹿児島
ベニモンアゲハ こちらの色鮮やかな蝶は、ベニモンアゲハ(Pachliopta aristolochiae)という熱帯アジアに広く分布する蝶である。後翅の中央に白い斑点があり、その周囲に赤い斑点が並ぶ。斑点は裏側の方が大きく鮮やかであり、雌の方がややくすんでいるので…
金見崎ソテツトンネル 徳之島東部を南北に占める徳之島町の北部、徳之島の最東北端に景勝地、金見崎ソテツトンネルと金見崎展望所がある。約250mにわたり鬱蒼としたソテツの林が海岸線に向かってのびている。 ハイビスカス ソテツトンネルの入り口にはハイビ…
与名間ビーチ 二日目の宿泊地は与名間ビーチの近くだった。与名間ビーチは全体が海浜公園として整備されていて、徳之島で一番きれいなビーチといわれる。ここが徳之島で行われるトライアスロン大会のスタート地点である。 ムシロ瀬周辺の低木地 徳之島北西端…
犬田布岬の展望台 犬田布岬は、徳之島の最西端、島の南西部の東シナ海に三角形に突き出した岬である。展望台からは、雄大に広がる海を眺めることができ、東シナ海に沈む夕日の眺望は絶景である。 犬田布岬からの眺望 展望台から右手(北方)を眺めると、鋭く…
瀬田海海浜公園 伊仙町役場の西にある瀬田海海浜公園は、自然を生かした海水プール、イベントやキャンプができる芝生広場、シャワー・トイレ、休憩所を備えたレジャー公園である。 瀬田海海浜公園の海水プール 瀬田海海浜公園の海水プールは、小さな子供でも…
伊仙町歴史民俗資料館、イッサンサン 徳之島南部に位置する伊仙町には古代遺跡が町中にあり、歴史民俗資料館も遺跡の説明が中心となる。まずは伊仙町の芸能、イッサンサンという豊年祈願行事から。400年ほど前に凶作が続き大飢饉となり、申年に大豊作になっ…
ゴリラ岩 二日目は、徳之島町の亀津から南の伊仙町を巡り、西部を北上して天城町北部まで進む。まずは、海岸沿いにあるゴリラ岩を眺める。ゴリラの横顔に似ているから名付けられたというが、向かって右手から見ないとゴリラに似ている姿は認識しにくいようだ…
子ヤギ 里久浜海岸から徳之島町の中心地、亀津へ向かって南下する。途中、徳之島の英雄、第46 代横綱・朝潮太郎記念像の前を通り過ぎ、クジラ岬に向かうが、リゾートホテルの庭になっているようなので諦めた。県道へ戻る途中、子ヤギが2頭、空き地で無邪気…
ウンブキ 徳之島空港のすぐ南、海岸から400mほど離れた洞窟は、ウンブキという海中鍾乳洞の入口になっている。 ウンブキの入口 道路脇からソテツなどが茂る入口の階段を下ると、干満の影響で水位が変化し海水と地下水が混じり合うアンキアライン(汽水域)…
ハブの館 徳之島空港や犬の門蓋があるのは徳之島の北西部の天城町であるが、その役場の敷地内に「ハブの館」という小屋がある。 ハブの館 ハブが描かれたシャッターを開けてみると、そこにハブが飼育・展示されている。直射日光によりハブが弱るため、ハブを…
徳之島、犬の門蓋、展望台 5月上旬に奄美群島の徳之島を訪れた。長寿の島、子宝の島として知られる徳之島。豊かな生態系と闘牛文化の残る島。2021年には島の一部が世界自然遺産に登録された。空港に降り立つとまずは空港のすぐ南にある景勝地、犬の門蓋(い…
板敷鼻 大崎漁港の先にある板敷鼻は、ゴツゴツした岩場の中に切り立って横たわる巨岩で、上は10畳ほどの平らになっている。佐多岬のある大隅半島も先ほどよりはよく見えるようになった。 板敷鼻 板敷鼻は、東シナ海に沈む夕陽を望む人気スポットになっている…
西之表市、月窓亭 西之表市の中心地から少し坂を上ったところにある月窓亭は、江戸時代中期の延享2年(1745)、当時種子島家の家臣だった羽生能貴が建てた屋敷である。 月窓亭 1886年に種子島家27代島主守時を迎えてからは、種子島家のお屋敷として親しまれ…
種子島開発総合センター鉄砲館、旧石器時代 西之表市にある種子島開発総合センター鉄砲館では、戦国時代にポルトガルから伝わった火縄銃をはじめ、古式銃を多数展示し、日本の鉄砲の歴史を紹介している。その他、種子島の自然、歴史等の資料も多数展示してい…
中種子町立歴史民俗資料館、種子島最後の丸木舟 中種子町立歴史民俗資料館は、写真撮影禁止だったので、パンフの写真切抜で振り返る。種子島最後の丸木舟は、ヤクタネゴヨウ松を素材に、昔ながらの技法を用いて、山カタ(山師)と船大工によって造られた。ヤ…
浜田海水浴場 このだだっ広い浜田海水浴場は、遠浅できめ細かな白砂が美しいビーチで、夏場は海水浴客で賑わう。右手に見える島は、竹島と高島が重なり、その左に浜島がある。 千座の岩屋 象の水飲みのあった竹崎海岸も美しい景観に恵まれた砂浜で、風向きに…
広田遺跡ミュージアム 昭和30年(1955)9月、台風22号の襲来により崩れた砂丘の中から、地元の長田茂氏などが人骨や貝製品を見つけ、考古学者・盛園尚孝氏に届けたことで広田遺跡は発見された。最初の発掘は国分直一・盛園尚孝・金関丈夫氏らにより1957〜19…
種子島宇宙センター、宇宙科学技術館 種子島の東南端の海岸線に種子島宇宙センターがある。ロケットや人工衛星の組み立てから、整備、点検、打ち上げまで一連の作業を行う、日本の宇宙開発の中核的存在だ。総面積は970万m2(東京ディズニーランド20個分)に…
種子島、八幡神社 宝満神社から西に、種子島の最南端にある門倉岬に向かうとまもなく、インギー鶏を飼育している花峰小学校があり、その先に下中八幡神社(真所八幡宮)がある。種子島では下中八幡神社と茎永宝満神社だけに、今もお田植え祭りが伝承されてい…
種子島、竹崎海岸、「象の水飲み岩」 3月初めに種子島を訪れた。あいにくの雨風で、鹿児島空港から種子島への飛行機が欠航となったため、鹿児島港からのフェリーを利用して、なんとか夕方までに北部の西之表港に着いた。急いで最南端のホテルへ向かったが、…
歴史民俗資料館、石仏3体 石仏3体のうち、中央の石仏は寛永7年製。右の石仏は享保17年製。どれも手首が破損し、右2体は頭部が補修されているが、明治初期の神仏分離の影響と考えられている。 旧石器時代の遺跡 旧石器時代から中世までの出土遺物が展示さ…
ホテル・ティダムーンの島料理 奄美大島最後の宿泊は、奄美空港がある北部の土浜海岸に近いリゾートホテル・ティダムーンにする。夕食は島料理コースを選んだ。前菜は奄美の郷土料理の小鉢。向付はキハダマグロとソデイカ、エラブチの刺身。 奄美塩豚骨と地…
島豆腐定食 鶏飯が最も有名な奄美の郷土料理だが、島豆腐も美味しい郷土料理だ。龍郷町の老舗豆腐料理専門店「島とうふ屋」では、美しい奄美の海から取れる「にがり」を使用した島豆腐のほか、豆腐ハンバーグ・豆乳・湯葉などの豆腐料理が食べられる。この日…
金作原原生林、アマミテンナンショウ 次の日は奄美大島のほぼ中央に広がる金作原原生林を、認定ツアーガイドの案内で散策した。亜熱帯広葉樹の金作原(きんさくばる)原生林では、樹齢100年を超える巨木や生きた化石といわれるヒカゲヘゴの群落、ルリカケス…
マングローブ原生林 奄美市名瀬で昼食後、太平洋側を南下して住用町のマングローブ原生林に向かった。国道沿いから見るマングローブ原生林は、役勝川と住用川の合流するデルタ地帯に広がる71haに及ぶ群落で、国内2番目の広さを誇る。昭和49年に奄美群島国…
湯湾岳展望台公園 宇検村とその北隣の大和村の境に、奄美大島最高峰、標高694mの湯湾岳がある。登山ルートは両村側からあるが、宇検村側の登山口入口には湯湾岳展望台公園の駐車場がある。 湯湾岳展望台 そこから森の中に設けられた苔むした遊歩道を上ると…
カンツメの碑 奄美大島南端の瀬戸内町から西隣の宇検村へ山越えする峠に「カンツメの碑」がある。江戸時代後半の薩摩藩政時代、焼内間切須古にカンツメという美しい娘がいたが、貧しさゆえ隣村名柄の豪農の元へヤンチュ(家人、奄美独特の債務奴隷)として身…
島料理の店リッキ 瀬戸内町古仁屋の二日目は、地元の島料理の人気店リッキに入る。前夜も寄ったが満員だったので予約しておいた。主人が漁師なので刺身の鮮度が良い。まずはマグロの刺身をいただく。 豚耳炙りポン酢 鳥のから揚げやチキンステーキなどもある…
呑之浦 奄美大島と加計呂麻島の間に横たわる大島海峡はリアス式の海岸線を持ち、天然の良港として明治中頃から日本軍に注目されていた。加計呂麻島北側の薩川湾は、第二次世界大戦中、軍港として栄え、大和や武蔵など戦艦が停泊したこともある。ここ呑之浦は…
実久海岸 実久海岸にようやく着いたが、どんよりと曇っていてせっかくの実久ブルーも雲の影が写っていまいちさえない。左手先の防波堤まで行ってみることにする。 防潮堤から見た実久海岸 やはり、向かいの防潮堤から実久海岸を眺めたほうがまだ良い。 実久…