半坪ビオトープの日記

八甲田

赤倉岳の下り

下り始めて今まで上ってきた道を眺めると、ハイマツの尾根の先に赤倉岳の肩があり、人がたくさん見える。 帰り道で東側の崖下を覗いてみたが、赤倉岳の肩の下は余りにも急で、残念ながら咲いている花はあまり見つけられない。 下りの登山道脇で、上りでは気…

赤倉岳の祠

赤倉岳の肩から見晴らしのよい尾根道を進むと、前方にはギザギザの井戸岳(1537m)その右に大岳(1584m)が並んで見える。さらに右手彼方には南八甲田の山並みの一部が見える。 井戸岳と大岳の西側に伸びる裾野を下ったところの広大な湿地帯は、毛無岱(け…

赤倉岳の肩

山の稜線に近づくと、背の低いハイマツ(Pinus pumila)が群生している。本州の中部地方以北および北海道の高山帯に生える常緑針葉樹で、高さは1〜2mになる。よく枝分かれして長さ10m以上になるものもある。日本の高山ではよく森林限界の最後の低木とし…

赤倉岳の肩へ

登山道脇に、キク科のヤマハハコ(Anaphalis margaritacea)の花が咲いていた。本州の中部地方以北および北海道の山地の日当りのよい草原や路傍などに群生する雌雄異株の多年草で、高さは30~70cmになる。花期は8〜9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状…

田茂萢湿原

遊歩道の木道は湿原から離れて進む。再び田茂萢(たもやち)湿原を眺めるところに出ると、今度は黄色いキンコウカの花がたくさん咲いているのが認められた。 ユリ科のキンコウカ(Narthecium asiaticum)は、北海道と本州の近畿地方以北の主に日本海側の山地…

八甲田ロープウェイ

盛岡から田沢湖を経て青森県の八甲田に着き、4日目にしてようやく雨の降らない日を迎えた。今日こそ山歩きを楽しみたいのだが、まだ風があってロープウェイが運行するか微妙だ。 八甲田山とは、十和田八幡平国立公園の北部に横たわる連峰の総称で、主峰八甲…

酸ヶ湯

小坂ICから黒石ICを経て八甲田山麓の酸ヶ湯に向かう。青森市と十和田湖間を結ぶ八甲田・十和田ゴールドラインに合流する直前に、城ヶ倉大橋が架かっている。全長360mあり、上路式アーチ橋としては日本一の長さを誇る。橋の上から谷底までは高さ122mで、下…