半坪ビオトープの日記

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

参道脇にある、高さ37m、目通り幹囲約6m、樹齢約450年の大杉はたこ杉という。八王子市指定の天然記念物であり、高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。 露出して曲折しているいくつもの根が、たこの足に似ていることからこの名がついたとい…

高尾山にはいくつものハイキングコースがあり、幼稚園児でも麓から歩いて登っていたが、中高年は無理せずにケーブルカーに乗って高尾山駅に着いた。 ヤマホトトギスの近くにはオニタビラコ属のヤクシソウ(薬師草、Youngia denticulata) が咲いていた。全国…

このところ中高年ハイキングがはやっている。久し振りに軽く山歩きと思い、先日、高尾山に行った。 最近、運動をほとんどしていないので、ケーブルカーに乗る最も簡単なコースをとった。 高尾山は元来、修験道の霊場であり、真言宗智山派大本山、高尾山薬王…

よく見かける赤いミズヒキに対し、こちらのタデ属のギンミズヒキ(銀水引、Polygonum filifrme albiflorum) はミズヒキの白花種である。 日本全土、中国、朝鮮半島、インドの人里の林縁部に広く自生する多年草。 2mmほどの花弁にみえるものは萼片で、4枚…

「さくらこまち」の名で流通しているこの花は、ノボタン科ハシカンボク属のハシカンボク(波志干木、Bredia hirsuta)という。ブレディアという属名は、オランダの植物学者ファン・ブレダの名にちなむ。 屋久島以南、沖縄に自生する非耐寒性常緑亜低木で、高…

春に咲く黄色のサフランに似るこの花は、ステルンベルギア・ルテア(Sternbergia lutea) という。地中海沿岸地方原産の球根植物で、9月下旬から10月にかけて開花する。日本には大正時代の末頃渡来した。 別名キバナタマスダレという。タマスダレより小振…

先日取り上げたセンニチコウによく似たこの花は、同じヒユ科だが別属のアカバセンニチコウ(赤葉千日紅、Alternanthera dentata 'Rnbiginosa') の園芸品種で’ルビギノサ’という。 アルテルナンテラという属名は、ラテン語の alterno(互生する)とギリシア語…

今年もまた、風変わりなマユハケオモト(Haemanthus albiflos) を見かけた。ハエマンツスという属名は、ギリシア語 haima(血)と anthos(花)に由来し、ある種の花の色にちなむ。 南アフリカ南部に広く分布し、葉は厚く、長楕円形で長さ20cmほどになる…

繊細な葉と鮮やかな黄色の小花が可愛いこの花は、ティモフィラ属のダールベルクデージー(Thymophylla tenuiloba、Dahlberg daisy) という。 テキサス州からメキシコにかけて分布する一年草で、雨には弱いが夏の暑さには比較的強く、たくさん花をつけるので…

一年草なのだが2mにも達する巨大なタデは、オオケタデ(大毛蓼、Polygonum orientale)という。和名は、茎や葉の裏に短毛を密生することによる。 中国南部、東南アジアを原産地とし、日本では江戸時代より観賞用に栽培され、別名はオオベニタデという。日…

水再生センターの上部には、ほかにも新宿区立落合中央公園があり、野球場やテニスコートが整備されている。水再生センターで処理した水は神田川に放流されるほか、一部は「新宿副都心水リサイクルセンター」に送水され、西新宿や中野坂上地区のビルのトイレ…

下落合駅の近くで妙正寺川と神田川が落ち合う。そこにせせらぎの里公苑がある。1964年開設の都の下水道局落合水再生センターの上部を公苑化し、1987年に開設されたという。 下水の浄化水を源泉とした「せせらぎ」を中心とし、日本庭園風の修景緑地と…

野鳥の森公園の隣にある大きな寺は、ボタンで有名な薬王院である。真言宗豊山派の総本山である奈良の長谷寺の末寺で、正式には瑠璃山薬王院東長谷寺という。 奈良の長谷寺から昭和41年に牡丹を移植したのが始まりで、現在では40種類、1000株にまで増…

野鳥の森公園の入り口近くに下落合氷川神社がある。高田の氷川神社と合わせて「夫婦の宮」と称される。 高田の氷川神社が素戔鳴尊を主神とするので「男体の宮」、この下落合の氷川神社がその妻の奇稲田姫命を主神とするので「女体の宮」という。 創建は第5…

目白駅南のおとめ山公園と同じ落合台地の南斜面に新宿区立下落合野鳥の森公園がある。 段丘の斜面なので近くには、久七坂、七曲坂、相馬坂など坂が多い。 その一角から出る湧水を生かして野鳥の好む水辺を作り、モミジ、ケヤキ、コナラ、カキなどの落葉樹を…

ランタナ(Lantana camara) には、シチヘンゲ(七変化)という別名があるとおり花色の変わるものがあるが、花色の変わらないものもある。 この黄色のランタナは、花色は変わらないが、黄緑の斑入り葉が珍しく花のない時期にも楽しめる。 ほかにも白(淡クリ…

ヒガンバナの仲間はリコリス(Lycoris) 属という。属名は、古代ローマの政治家マルクス・アントニウスの妻オクタウィアにちなむといわれるが、一説にギリシア神話の海の女神リュコリス(Lycoris) の名にちなむという。 ヒガンバナに似たこの黄色の花は、ショ…

緑の葉の縁に白い覆輪が入るこの植物は、トウダイグサ科ユーフォルビア属のマルギナタ(Euphorbia marginata) という。 緑と白のコントラストが美しいので、和名はハツユキソウ(初雪草)という。英名は、 ghostweed あるいは、snow-on-the-mountain という…

先日近所で見かけた、小さな白い花が可愛いこの花は、ホシクサ属のシラタマホシクサ(白玉星草、Eriocaulon nudicuspe) という。 愛知県、三重県、静岡県の伊勢湾沿岸の湿地にのみ自生する一年草で、別名はコンペイトウグサという。 低地湿原の遷移の初期段…

この奇怪な建物は、バルセロナに建設中の有名な教会、サグラダ・ファミリアである。正式名は聖家族贖罪教会というカトリックの教会で、尖塔18本の内8本できただけで、中央の聖堂にはいまだ着手していない。 アントニ・ガウディの設計で始められたが、設計…

ワールドスクウェア園内には、ユネスコの世界文化遺産に登録されている45物件を含め、21カ国102点の建造物が精巧に再現されている。小さな観光客もたくさん配置されているので、比較ができて便利である。 エジプトゾーンでは、ピラミッドやスフィンク…

鬼怒楯岩大吊橋を往復した後、世界の有名な建築物や遺跡などを1/25の縮尺で再現した、東武ワールドスクウェアを見物した。 ずいぶん久しぶりに訪れたのだが、それなりに面白い展示があるのでいくつか紹介してみよう。 今話題の「東京スカイツリーと周辺複…

鬼怒楯岩大吊橋は木製床板の人道吊橋で全長は140m、橋桁の幅は1.5mとかなり広く、中央部はバルコニー風に広がっていて記念写真を撮るにはうってつけである。 水面からの高さは約37mあり、橋上からは大岩を縫って流れる鬼怒川の渓谷美を眺めること…

この週末に鬼怒川温泉に行った。駅前には足湯があり、帰りがけの余った時間に名残を惜しむのにちょうどよい。 鬼怒川温泉の新名所として昨年7月に完成した鬼怒楯岩大吊橋は、温泉街の南端に位置し、宿泊先の部屋からも眺めることができた。 部屋からは対岸…

この白い花は、先日、館山で見かけたクレマティス属のセンニンソウ(仙人草、Clematis terniflora) という。日本、朝鮮半島、中国中南部に分布する木質のつる性植物。 花期は8〜9月。日本全土の野原でよく見かけ、遠目からでもよく見わけができるほど目立…