半坪ビオトープの日記


参道脇にある、高さ37m、目通り幹囲約6m、樹齢約450年の大杉はたこ杉という。八王子市指定の天然記念物であり、高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。
露出して曲折しているいくつもの根が、たこの足に似ていることからこの名がついたという。根のすぐ上には漏斗(墨の吐き出し口)もある。

たこ杉の手前には蛸供養碑がある。1962年に築地魚市場などの水産物販売業者らが建て、毎年蛸供養の法事をしている。石碑の字が赤いのは、茹でダコの赤である。

参道脇のあちこちでシロヨメナ(Aster ageratoides ssp. leiophyllus) が咲いている。白い嫁菜とのことだが、ヨメナ(Kalimeris yomena) よりノコンギク(Aster ageratoides ovatus) に近い。

本州、四国、九州の山野に分布し、花期は8〜11月。別名はヤマシロギクという。