半坪ビオトープの日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

顎掛け石・へそ石、鬼窟古墳、双六古墳、掛木古墳

顎掛け石 國片主神社のすぐ西に史跡「顎掛け石と六面十二菩薩」がある。伝説では、渡良左エ門という大男が海岸で拾った柱状の石柱をここまで担いで運び、自分の顎が乗せられる高さに立てたという。現在、顎掛け石の上には、理由はわからないが六面十二菩薩の…

壱岐島、月讀神社、國片主神社

壱岐島、月讀神社 昨夏の対馬に続き、今夏は8月上旬に壱岐の島を巡った。魏志倭人伝に「一支國」と記された壱岐には、弥生時代の遺跡や古墳、神社など、歴史的な史跡が多い。博多からフェリーで着いた東の芦辺港で車を借り、一周約40kmの壱岐の島を西へ向…

花巻市文化財センター、胡四王神社、花巻市博物館

岳妙泉寺の不動三尊像 早池峰神社の次に寄った花巻市文化財センターにも、嶽妙泉寺や早池峰神楽関係の展示があった。岳妙泉寺と新山堂の絵地図の下に並ぶ不動三尊像は、神仏分離令後、岳妙泉寺の庫裡の軒下で雨ざらしになっていたもので、相当傷んでいるが往…

早池峰岳神楽

大迫郷土文化保存伝習館(早池峰岳神楽伝承館) 早池峰神社と岳妙泉寺跡の隣に大迫郷土文化保存伝習館(早池峰岳神楽伝承館)があり、岳地区と大償地区に伝わる神楽にまつわる文化遺産を展示解説している。早池峰岳神楽は、往古の時代、早池峰山が信仰の山と…

早池峰神社

早池峰山 最終日は早池峰山(1917m)を計画していたが、体調と時間の都合で断念し、早池峰神社などを見るだけにした。左手の河原の坊コースは、大雨による崩落で5年前から通行禁止となっていた。 早池峰神社の随神門 大迫町にある早池峰神社は、由緒による…

早池峰神社

早池峰山 最終日は早池峰山(1917m)を計画していたが、体調と時間の都合で断念し、早池峰神社などを見るだけにした。左手の河原の坊コースは、大雨による崩落で5年前から通行禁止となっていた。 早池峰神社の随神門 大迫町にある早池峰神社は、由緒による…

えさし藤原の郷、正法寺

えさし藤原の郷 翌日は栗駒山に登る予定だったが、あいにく雨なので岩手県奥州市にある、えさし藤原の郷を見物した。奥州藤原氏の歴史を顕彰しながら、古代から中世にかけての東北の歴史文化を体感できる施設。NHK大河ドラマ「炎立つ」のセットを利用し、199…

秋田駒ケ岳、下り

阿弥陀池 阿弥陀池は北側に最高峰の男女岳、南西側に男岳、南東側に横岳という3つのピークに囲まれている。男岳と横岳はカルデラの外輪山であり、男女岳は最高峰でありながら、カルデラの外側に位置している。阿弥陀池も同様にカルデラの外側にある。カルデ…

秋田駒ケ岳

秋田駒ケ岳 秋田駒ケ岳は、十和田八幡平国立公園の南端に位置する北東北の名峰の一つであり、秋田県一の標高を誇る。乳頭温泉郷や乳頭山からも登山道で繋がっているが、男女岳(1637m)・男岳・女岳の総称である。田沢湖高原温泉郷のアルパ駒草からマイカー…

八幡平・大沼、乳頭温泉郷・鶴の湯

大沼 八幡平の秋田県側(西)の麓に大沼がある。八幡平で最も大きい沼という。一周約2kmの遊歩道があり、1時間弱で散策できる。沼に面する八幡平ビジターセンターに駐車場もある。 タニウツギ 大沼は標高約950mにあり、ワタスゲなどの高山植物も見られる…

八幡平、蓬莱境

八幡平から見る岩手山、夜沼 6月下旬、八幡平、秋田駒などを大急ぎで散策した。盛岡では快晴だったが、八幡平アスピーテラインを走る頃には雲が湧いてきた。岩手山(2038m)も薄曇りの中で霞んできた。眼下に見える沼は夜沼で、右手の山は大深岳(1541m)…

姫沼、野塚展望台

姫沼 鴛泊港の南東約2km、利尻山の北側標高約130mに位置する、姫沼は人工湖である。 姫沼 姫沼の名は、大正4年に姫マスを放流したことに由来する。エゾマツ、トドマツが鬱蒼と繁り、コバルトブルーの沼の向こうには利尻山の勇姿が眺められるはずだが、ま…

ポンモシリ島、夕日が丘展望台、ペシ岬

ポンモシリ島 最終日は利尻島北部、鴛泊周辺を見て回る。まず最初に、富士野園地の沖に浮かぶポンモシリ島を見に行く。ポンモシリ(ponmosir)とは、アイヌ語で「小さい島」を意味し、その地名は北海道に十数ヶ所ある。 富士野園地からポンモシリ島 富士野園…

仙法志御崎海岸、沓形

仙法志御崎海岸 雲行きが悪くなってきたが、もう少し観光してから宿に向かうことにする。ここは利尻島南端に近い仙法志御崎海岸、一帯は公園になっている。 仙法志御崎海岸 かつて山から流れ出した溶岩流が固まった荒々しい海岸と、その向こうに利尻富士の景…

オタトマリ沼、南浜湿原

オタトマリ沼 利尻島南部は、オタトマリ沼・南浜湿原・仙法志御崎海岸など利尻山を望む展望スポットが点在する。オタトマリ沼から眺める利尻山は、万年雪のあるヤムナイ沢を正面にするアルペン的山容というので、分厚い雲に覆われて姿が確認できないのは残念…

利尻島、利尻町立博物館

利尻島、神居海岸パーク フェリーは利尻島北部の鴛泊港に着いたが、宿泊地の沓形に移動し、そこで車を借りて利尻島観光をスタート。初日は西から南を巡る。まずは神居海岸パークだが、残念ながら今年はオープンが遅れてまだ開設前だった。元船揚げ場を再利用…

稚内港北防波堤ドーム、北門神社

稚内港北防波堤ドーム 稚内港北防波堤ドームは、稚内港の防波堤の役割及び、稚内と樺太を結ぶ鉄道連絡船(稚泊連絡船)の桟橋から駅までの乗り換え通路を兼用するために、1931年から五年かけて建設された。その後、稚内桟橋駅が開設され、乗客はドーム内を歩…

稚内、樺太ノスタルジー

稚内、日本最北端の線路のモニュメント 翌日、礼文島から利尻島へ向かう船が天候不順で欠航となったため、稚内へ渡って次の日の朝、利尻へ向かうことにした。利尻島のホテルは一日順延してもらった。稚内も雨天だったが、少しは観光できた。ここは稚内駅をく…

高山植物園、レブンアツモリソウ原生地

高山植物園のレブンアツモリソウ 高山植物を探しながら礼文島の岬や草原をあちこち歩いたが、高山植物園にも寄ったので、そこの花も紹介する。礼文島北部の久種湖近くにある高山植物園には、約50種、約2万株の高山植物が育てられている。まずは礼文島の花を…

元地、地蔵岩、桃台・猫台

元地海岸のメノウ浜と地蔵岩 礼文島の玄関口・香深から新桃岩トンネルを越えたところにある元地漁港があり、その北に元地海岸がある。ここにはメノウ浜と地蔵岩があり、日本海に沈む夕陽が美しい場所として知られる。元地という地名は、アイヌ語のチェプ・モ…

知床、北のカナリアパーク

ネムロシオガマ 知床集落への下り道は笹原の中のまっすぐな一本道だが、まだところどころに花が咲いている。この白い花は、ネムロシオガマ(Pedicularis schistostegia)という多年草。北海道の根室周辺と礼文島の海岸近くの草原や山の斜面に咲く。茎や葉柄…

元地灯台へ

元地港と桃岩 ツバメ山の山頂に近づくと右下には元地港と桃岩が見え、桃岩の下の桃台・猫台展望台も認められた。 ハクサンチドリとミヤマナナカマド 道端の笹原には、赤紫色のハクサンチドリの近くに小さな白い花が咲いていた。よく見ると、かなり矮性のナナ…

キンバイの谷

サクラソウモドキ またもやサクラソウモドキの花が現れた。茎先に下向きの花を3〜8個つけるが、いつも下向きなので、黄白色という花冠の内側は確認できなかった。それでも漏斗状で先が五つに裂ける花冠は、赤紫色が鮮やかだ。珍しい花なので形と色を目に焼…

キンバイの谷へ

高山植物と利尻山 桃岩展望台トレッキングコースは、6・7月にピークを迎えるシーズン中に礼文島内に咲くほとんどの花が見られることから「礼文フラワーロード」とも呼ばれる。キンバイの谷への道はゆっくりとジグザグに南西に向かうが、東に振れた時に左手…

桃岩展望台へ

桃岩登山口の上にあるレンジャーハウス 三日目、天気は芳しくないが、いよいよ礼文島最大の見どころ、桃岩展望台コースを歩く。まずは桃岩登山口の上、レンジャーハウスまでタクシーで向かう。 利尻山(1,721m) 利尻山(1,721m)が見えるけれど残念ながら…

澄海岬、金田ノ岬、船泊の夕陽

澄海岬 礼文島北部の飲食店がほぼ休業中のため、船泊でようやく見つけた食堂で岩海苔ラーメンを食べた後、ゴロタ岬の南にある澄海(すかい)岬に向かった。礼文きっての絶景スポットとして知られる澄海岬は、その名の通り、澄み渡ったコバルトブルーの海水が…

礼文島、ゴロタ岬、スコトン岬

利尻山 6月上旬前後に咲くレブンアツモリソウを見るために、先月上旬、礼文島に出かけた。稚内から礼文島の香深港へ向かうフェリーから左手に利尻山が眺められた。利尻富士とも呼ばれる名峰・利尻山(1721m)は、日本最北の百名山であり、登山家の憧れの山…

春の花巡り

湯河原梅林 今年もすでに夏になり梅雨入りしているが、この春の花巡りで出会った花をいくつか紹介する。湯河原郊外の幕山の南麓に1980年に造成された幕山公園に、1996年に設けられた湯河原梅林がある。2月中下旬、約4,000本の紅梅・白梅がさながら「梅の絨…

根曽古墳群、雞知の住吉神社、梅林寺

雞知浦に根曽古墳群 対馬東海岸の雞知浦に張り出す岬に国指定の史跡、根曽古墳群がある。この左手前の先にある。 根曽古墳群 根曽古墳群は、5世紀から6世紀に営まれた古墳群で、三基の前方後円墳と二基の円墳とからなっている。弥生時代から古墳時代にかけ…

白嶽神社、上見坂公園

洲藻から見る白嶽 翌朝、今度は白嶽の東麓、白嶽神社のある洲藻の集落に行く。白嶽登山口の駐車場の先に白嶽がよく見える。青空に向かって聳える双耳峰の勇壮な姿は、昔から対馬の山岳信仰の総社として崇められた歴史を十分に納得させる存在感をもってどっし…