半坪ビオトープの日記

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

香嵐渓、待月橋

頭が切れて残念だが、道端に依田秋圃の歌碑があった。東京出身の秋圃は名古屋に住み、木材関係の仕事でこの山野を愛したという。 ほろほろと時雨すくらし一しきり 小夜やましくれ谷わたるらし 秋圃 もみじのトンネルは巴川沿いをゆるやかに上っていき、右に…

香嵐渓、太子堂

松平郷から同じ豊田市の足助町にある香嵐渓に向かった。江戸時代、足助は尾張・三河と信州伊那谷を結ぶ伊那街道(中馬街道)の宿場町として大きく発展したが、明治以降には過疎化の道をたどった。だが、国道が宿場町をはずれたため、伊那街道沿いの街並みが…

高月院本堂、松平家墓所

山門を潜ってすぐ右手に枝垂れ桜が植えられている。樹高8m、胸回り1.7m、根回り4mで、元信君(家康)御手植えという。 高月院本堂は名月でも名高く、中秋の名月を眺めながら月見の会が催される。 高月院の収蔵展示室には、市指定文化財の高月院文書、室…

高月院、山門

松平東照宮から松平氏の菩提寺である高月院にかけての2haが、歴史と自然の郷「松平郷園地」として整備されている。高月院に至る道の右側には園地の入り口があり、園地に入ると、松平八代を象徴する七対の石柱と初代親氏の銅像が設けられている。 高月院に至…

松平郷館

松平東照宮の手前右側に、松平郷館が建っている。館内には松平家と徳川家にまつわる歴史的な資料が数多く収められている。 館内に入るとすぐ左手に、松平氏の発祥コーナーがあり、初代の松平太郎左衛門親氏から東照宮を建立した9代尚英まで、3代信光を初代…

松平東照宮、産湯の井戸

11月中旬に東海随一の紅葉の名所といわれる香嵐渓を訪れた。愛知県豊田市足助町の香嵐渓に向かう途中、松平町にある松平郷に立ち寄った。松平郷は三河国の戦国大名から江戸幕府の将軍家へと発展する松平氏・徳川氏の発祥地である。一帯に残る館跡、城跡等は…

アサリの入った豆腐チゲ

アサリを加えた豆腐チゲのレシピを探した(4人前)。 ① 生姜1片、ニンニク2片をみじん切りにし、ニラ1束を4cmに切り、ネギ1本を斜め切りにする。 ② 鍋にごま油大1をひき、生姜、ニンニクを熱し、香りが出てきたら、豚肉200gを炒める。 ③ アサリ200gは…

甘くないスペアリブ

スペアリブは甘く料理することが多いので、ハーブの効いた甘くないスペアリブのレシピを探した(3人前) ① クミンシード小1、クレージーソルト小1、ニンニク1片、胡椒少々をすり鉢(またはミキサー)ですり潰し、オリーブオイル大3を混ぜ合わせペースト…

吹割渓谷

吹割の滝の上流にも遊歩道が続き、中洲の千畳敷にはススキが生えている。その先には浮島があって川は二分され、浮島橋と吹割橋の二つの橋が架かっている。 浮島橋の上から下流を眺めると、浅瀬が広がる千畳敷の左側に遊歩道が認められ、彼方の吹割の滝に川は…

老神温泉、吹割の滝

昨秋は例年に比べて数多く紅葉狩りに出かけた。まず初めはいつもの遊び友達と11月初旬に群馬県沼田市の老神温泉を訪れた。赤城山の北麓、片品川沿いに温泉街が広がる老神温泉には、開湯伝説がいくつもある。その昔、赤城山の神である大蛇と、日光の二荒山(…

魚のアラとアサリとキャベツの蒸し煮

スズキの切り身を買ったら、アラがついていたので蒸し煮にした(4人前)。 ① 魚のアラは分量外の塩をきつめに振り、30分後に熱湯を掛け、塩コショウする。 ② 鍋にオリーブオイル50ccを入れ、ニンニク2片のみじん切りを加え、弱火で炒める。香りが出たらア…

横浜中華街、関帝廟

川崎大師参拝の後、昼食のため横浜中華街に向かった。横浜中華街は、約0.2平方キロのエリア内に500店以上の店舗があり、日本最大かつ東アジア最大の中華街となっている。みなとみらい線の元町・中華街駅から中華街入口に出ると、鮮やかな青色の朝陽門が建っ…

薬師殿、経蔵

鐘楼堂から八角五重塔の裏手に回ると、大本坊が建っている。戦災で焼失し、同時に大本堂も失ったため、一部改造・荘厳を施して大本堂再建まで仮本堂として使用された。 大本坊には、主に職員や僧侶が所属する事務所が存在する。廊下の途中には稚児大師が祀ら…

大本堂、八角五重塔

大山門を潜ってすぐ右手奥に聖徳太子堂が建っている。昭和41年に奉納された聖徳太子像が安置されている。 大山門の正面には、これまた大きな大本堂が建っている。平安期の建築様式に近代的感覚を盛り込んだ大伽藍の鉄筋コンクリート造で、昭和39年に落成した…

川崎大師、大山門

今年の初詣は、川崎大師にでかけた。京急大師線で川崎大師駅北口に降り立つと、駅前左側に表参道が見える。川崎大師への参詣客を輸送する目的で1899年に開業した大師電気鉄道は、現在の京浜急行電鉄の基となったという。 駅から歩いて900mというが、表参道の…

鶏モモ肉のオニオントマト煮

鶏肉のオニオントマト煮が美味しそうなので作ってみた(4人前)。 ① タマネギ2個を縦に2つに切り、筋に直角に薄切りにしておく。 ② 鶏モモ肉大3枚を4つ切りし、塩コショウする。フライパンにサラダ油小1を熱し、鶏肉を皮から強火で焼き、両面焼いたら…

慈照寺

三社神社の東約1kmに曹洞宗の慈照寺がある。東南には富士山がよく見えることから、山号は有富山という。創建年代は不明だが、「甲斐国社記・寺記」によれば当初は真言宗寺院で、延徳元年(1489)に真翁宗見が当地に再興し、曹洞宗寺院に改宗したという。中…

信玄堤、三社神社

戦国時代、御勅使川は信玄橋から芦安へ向かう県道甲斐芦安線上を流れていて、地元では前御勅使川と呼ぶ。古くから暴れ川として有名で、大雨が降ると洪水を起こし、釜無川を押し出して甲府盆地中央部に大きな水害をもたらした。天保10年(1541)に国主となっ…

長谷寺

芦安から南アルプス街道を南下し、甲府盆地に出て信玄堤の手前南に、真言宗智山派の長谷寺がある。 旧八田村から旧白根村にかけての一帯には、平安時代後期以降、八田牧といわれる広大な牧が展開していた。当初は大和国の長谷寺に倣って豊山長谷寺と名付けら…

芦安温泉

急な上り一方の岩殿山では汗だくになったので、早めにひと風呂浴びたく甲府盆地の西、南アルプス市の芦安温泉に向かった。 南アルプス白鳳渓谷の入口、夜叉神峠の麓に位置する芦安温泉は、釜無川の支流、御勅使川(みだいがわ)に架かる真っ赤な瀬戸大橋の向…

岩殿山城跡

ふれあいの館が建っているのは丸山山頂で、標高が444.4mある。そこから南を眺めると菊花山があり、その右裾の彼方に富士山が見える。富士山の右には高川山が同じ高さに見え、その右に大久保山、さらに右手に三ツ峠山と続く。 ふれあいの館脇から階段状の登…

大月、岩殿山

8月下旬、朝から快晴だったので簡単な山歩きをしたくなり、大月の岩殿山に向かった。甲信地方に出かける際、中央高速で大月を通過する時、高速沿いの大岩壁が目立つ岩殿山は、かなり昔から気になる存在だった。長い間、いつか登ってみようと思っていたがな…

牛肉のしぐれ味の肉豆腐

牛肉の肉豆腐が食べたくなり、レシピを見つけた(4人前)。 ① ニンニク3片、タマネギ大1個を輪切りにする。 ② 豆腐1+1/2丁を食べやすい大きさに切っておく。 ③ 鍋に料理酒大4.5、みりん大3、砂糖大4、醤油大4.5、ニンニクを入れて少し煮たら、牛肉切落…

ソーキ汁

沖縄料理のソーキ汁を、干し椎茸も加えて作ってみた(4人前)。 ① 鍋に水6カップを入れ、砂を払った昆布20cm4枚をつけて柔らかくして取り出す。干し椎茸4枚も水で戻す。 ② 干し椎茸を切り分け、昆布も切り裂いて結び昆布を作る。 ③ スペアリブ600gは、…

幽玄洞

猊鼻渓舟下りで今回の旅は終わる予定だったが、時間が少し余ったので近くの幽玄洞を見学した。 幽玄洞入口近くの土手に、キツネノカミソリ(Lycoris sanguinea)の群落を見かけた。本州、四国、九州の明るい林床や林縁に生える多年草である。葉は夏には枯れ…

猊鼻渓舟下り

日本百景の一つにも数えられる猊鼻渓は、高さ50mを超える石灰岩の岩壁がおよそ2kmにわたって続く渓谷で、明治以前は絶対の秘境として隠され、所在する長坂村でもその存在を知らぬ人が多かったと伝えられる。旧藩時代に、たまたま藩吏などが探勝に来る度に…