半坪ビオトープの日記

福井

気比神宮

若狭湾国定公園の東端、敦賀半島に囲まれた敦賀湾に面する敦賀市に、古来より北陸道総鎮守と仰がれる気比神宮が鎮座している。社殿はほとんど第二次世界大戦の空襲で焼失したが、唯一空襲を免れた大鳥居は、正保2年(1645)造営で高さ36尺(10.93m)を誇り…

三方五湖、若狭三方縄文博物館

京都府北端の丹後半島経ヶ岬から福井県北部西端の越前岬を結ぶ直線とリアス式海岸によって囲まれた海域が、若狭湾と呼ばれる。湾内には敦賀湾や小浜湾、舞鶴湾、宮津湾などの支湾があり、風光明媚な景勝地が多く存在する。そのうち若狭湾国定公園に属する福…

東尋坊

山中温泉から再び福井県に戻り、北陸随一の景勝地、東尋坊を訪れる。東尋坊タワーの脇の商店街を抜けると、階段の先に断崖絶壁の東尋坊が見渡せる。振り返ると東尋坊タワーがわずかに見える。 大きな岩場の上には、荒れ狂う海や波の砕ける断崖をより近くで見…

永平寺、山門

庫院を見終わると、浴室の前で曲がって山門に入る。寛延2年(1749)に永平寺42世円月江寂禅師により再建された、永平寺伽藍の最古の建物である。間口9間、奥行5間の二重層からなる唐風の楼閣門で、下層には四天王を祀り、上層には五百羅漢を安置する。東…

仏殿、大庫院

大庫院に向かって下る回廊から右手を見ると、大きな仏殿が目に入る。明治35年に改築された建物で、間口9間、奥行5間半の二重屋根である。 回廊を下りてくると左側には、昭和5年に改築された大庫院(だいくいん)があり、2階には瑞雲閣という賓客の接待所…

永平寺、法堂

永平寺は、山号を吉祥山と称し、寺紋は久我山竜胆紋である。本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏である。宗祖道元は、正治2年(1200)に生まれ14歳のとき比叡山延暦寺で仏門に入った。道元には「天台の教えでは、人は生まれながらにして本来悟って…

永平寺、傘松閣

一日中雨の中、全線無料化になった「のと里山海道」を金沢まで戻り、昼食後に福井県の永平寺まで足をのばした。永平寺は総持寺と並ぶ日本曹洞宗の大本山であり、境内は三方を山に囲まれて樹齢700年に及ぶ老杉が聳える深山幽谷にある。永平寺の大きな寺号標の…