半坪ビオトープの日記

兵庫

伊奘諾神宮、明石のタコ

淡路市多賀に伊弉諾(いざなぎ)神宮がある。式内社の名神大社で淡路国の一宮であり、日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神とも別称され、通称「一宮(いっく)さん」とも「伊奘諾さん」とも呼ばれる。花崗岩製の一の鳥居は、平成7年(1995…

先山千光寺

淡路島中部にある千山山地の最高峰、先山(せんざん、448m)の山頂には、淡路島第一の名刹である先山千光寺が建っている。先山は麓から眺める姿が富士に似ていて、淡路富士の別名も持つ。山頂近くまで急傾斜の細道があるが、広い行き止まりに駐車して茶屋の…

鳴門のうず潮、淡路島

四国と淡路島を隔てる鳴門海峡は、豪快な「鳴門のうず潮」で知られる。鳴門海峡を跨ぐ大鳴門橋の鳴門側は、鳴門山展望台や孫崎展望台のある大毛島の先端にある鳴門公園となっている。公園の西側にある亀浦漁港から鳴門のうず潮を間近に眺める観潮船が出てい…

玄武洞、城崎温泉

豊岡市内を北に流れる円山川の東岸に柱状節理で有名な玄武洞があり、一帯は玄武洞公園として整備されている。玄武洞へ向かう遊歩道には石が敷き詰められているが、ほぼ5角形や6角形のこの石は柱状節理が横に割れてできたもので「六角石」あるいは「灘石」…

久々比神社

コウノトリの郷公園の近く、豊岡駅の北東3kmほどの下宮に、日本で唯一コウノトリに縁のあるという久々比神社がある。境内前の下ノ宮川に架かる朱色の欄干の橋を渡ると、石造鳥居が二つ並んでいる。 鳥居の先に見える風変わりな建物は、切妻、桟瓦葺、三間一…

酒垂神社、コウノトリの郷

同じく豊岡駅の東6kmほどの所、円山川の支流・鎌谷川沿い、東隣の京都府京丹後市久美浜町へ通じる峠の入り口に酒垂神社がある。境内は京都市高雄から紅葉を移植し、今では紅葉の名所として知られる。境内入口の鳥居の両脇に石柵で囲まれた甕石があり、これ…

中嶋神社

豊岡市の市街地の東端、豊岡駅の南東6kmほどの三宅に中嶋神社がある。広い境内の手前に朱色の大鳥居が南に向いて建っている。 石畳が長く続く参道の先には広場があり、その先に石造の二の鳥居と社殿が見える。 広場の左手には籠堂が建つ。昔は拝殿としても…

東楽寺、出石神社

大乗寺から東南に向かい、豊岡盆地の中央付近、円山川と出石川の合流点近くに高野山真言宗の東楽寺がある。鐘楼を兼ねた大きな山門が珍しく、その向こうに本堂が見える。 東楽寺は約1180年前に弘法大師によって開かれたと伝えられ、一山の本尊は弘法大師が中…

余部、大乗寺 

鳥取県の岩美町から山陰海岸を東に向かうと兵庫県に入る。まもなくして山陰本線の余部橋梁に出会った。下から見上げるとスッキリした姿の美しいコンクリート橋は、平成22年(2010)に架け替えられたものだが、初代の旧橋梁は明治45 年(1912)に開通している…

大避神社、生島

兵庫県の西南端にある赤穂温泉に泊まった翌朝早く、瀬戸内海三大祭りの一つ「坂越の船祭り」で知られる坂越の大避神社に向かった。今の坂越は「さこし」と呼ばれるが、元の呼称は「シャクシ(シャクジ)」で、尺師・釈師と記す。天然の良港をもつ坂越は、赤…

鶴林寺

姫路の東、加古川周辺には、浄土寺、一乗寺、鶴林寺などの名刹が多くあるが、時間の都合で播磨路の古刹、鶴林寺のみ訪れた。仁王門は三間一戸の楼門形式で、階上に坐禅堂をもつ。屋根は入母屋造本瓦葺で、大棟に鬼瓦が構える。室町時代に本堂の細部に倣って…

姫路城、大天守から

大天守からの展望を楽しんだ後は、ひたすら下っていく。これは3階の東大柱である。東大柱は上下で継がれることなくそのまま伸びている。根元は腐ったために補修を受けたが、元々は長さ24.8mの樅の一本柱である。西柱と同様、所々、金属のバンドで補強がされ…

姫路城、大天守

「水ノ一門」から渋滞となったが、ようやく天守入口に着いた。朝早く並んで入手した登閣整理券が、本日は発行数が少ないからと無効とされ、昼過ぎにもう一度並び直して一時間もかかったことになる。全く不可解な措置だ。 姫路城は、江戸時代以前に建設された…

姫路城、大天守入口へ

好古園から東に姫路城の内堀に沿って進むと、武者溜りに姫路藩和船の乗船場がある。2013年に復元されてから、内堀をめぐる観光和船が人気を集めている。 姫路城の正面玄関である大手門には、江戸時代、内堀を渡るために木橋が架けられていた。現在の桜門橋は…

好古園

姫路駅で東京から新幹線で来る友人と合流し姫路城に向かい、城の左手にある好古園で昼食後、好古園を見て回る。正式名は、姫路城西御屋敷跡庭園好古園という。好古園とは、江戸時代に現在のこの庭園入口付近に存在した藩校「好古堂」に因む。 姫路城の南西に…

書写山円教寺、奥の院

「三之堂」からさらに奥へ進むと、「奥の院」に出る。左から護法堂拝殿、開山堂、護法堂、不動堂と並んでいる。一番左手前の護法堂拝殿は、珍しく右手の護法堂と広場を挟んで離れて向かい合っている。神社形式を取り入れた仏殿様の風変わりな建物で、天正17…

円教寺常行堂、大講堂、食堂

書写山の山上にある円教寺は、康保3年(966)性空の創建と伝わる。もとは素盞嗚命が山頂に降り立ち、一宿したという故事により、「素盞ノ杣」といわれ、性空入山以前にその地に祠が祀られていたという。山号の由来はこの「素盞」といわれ、姫路市と合併する…

書写山円教寺、摩尼殿

2016年8月に法然の故郷、岡山県の誕生寺と菩提寺を訪ねる旅に出た。ついでに姫路城や大原美術館、吉備津神社や後楽園にも立ち寄り、日本海側に出て玄武洞や天橋立、気比神宮や琵琶湖の竹生島まで見て回った。朝5時に東京から車で出かけたが渋滞に逢い、姫…