半坪ビオトープの日記

秋田

無事下山

帰り道でもミヤマリンドウをよく見かけた。リンドウ科には世界に約70属1150種以上もあり、日本には12属38種がある。このうちリンドウ属には、比較的大型のリンドウ、エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウや小型のミヤマリンドウ、フデリンドウ、タテヤマリンド…

下山開始

男岳の下にある五百羅漢の岩場が修験者の修行の場所で、正面の南西に伸びる長い金十郎長根が左に曲がって輪を描いて横岳まで戻って囲んだところが、駒ヶ岳の南部カルデラ外輪山である。金十郎長根の左にある黒い固まりが、女岳が昭和45 年(1970)から翌年に…

男岳山頂

女岳手前のいわゆるムーミン谷の先には、小岳(1409m)がある。一番新しい噴火口の女岳の前に、約2000年前頃に小岳が噴火活動を盛んに行っていたと考えられている。小岳の左手前にある小さな池は、駒池(1350m)という。小岳の左上の大規模な砂礫地は、大…

男岳鞍部

男岳と横岳の鞍部から右に進めば男岳に続くガレ場となる。男岳の山頂はガレ場を越えた奥にあり、ここから20分ほど登れば着くはずだ。 鞍部に向かう道の右側の草原には、ヤマハハコの群生に混じってハクサンシャジンもたくさん咲いている。ヤマハハコ(Anapha…

阿弥陀池

ところどころに可憐なミヤマリンドウ(Gentiana nipponica)が咲いている。北海道と本州中部地方以北の高山帯の湿り気のある草地に生える多年草で、高さは5~10cmになる。厚みのある葉は茎に対生し、卵状長楕円形で長さは5~10mm。花期は7〜9月。茎の上…

男岳が見える

草の間から青紫色の花を咲かせているのは、キキョウ科のハクサンシャジン(Adenophora triphylla var. hakusanensis)である。北海道と本州中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の草地に生える多年草で、高さは20~60cmになる。葉は披針形で、3〜5枚が輪生する…

片倉岳展望台より田沢湖

登山道は急な箇所もほとんどなく緩やかに登っていくと、赤茶けた砂礫地にベンチが置いてある展望台に着く。視界が開けて北東から南西にかけて辺り一面が見渡せる。北東に見える乳頭山の右手前が笹森山で、その峰続きの一番右の山は、湯森山。その間の丸い山…

乳頭山を望む

草原というよりか低木林の登山道脇には、アジサイ属のノリウツギ(Hydrangea panuculata)が満開に咲いている。日本全国の山野でよく見かけるが、千島から樺太、中国にも分布する。生育地も選ばず日当りがよければいたる所に生える。7月から9月にかけて、…

硫黄鉱山跡

道端にはよく見かけるハナニガナ(Ixeris dentate var. albiflora f. amplifolia)が黄色の花を咲かせている。シロバナニガナの1品種で、日本全国の山野、丘陵に生える多年草。高さは40~70cmになる。 ほかにもいろいろと咲いている。左の賑やかな花は、バ…

秋田駒ヶ岳、八合目

大鰐温泉は岩木山にも八甲田山にも戻ることができるので予備日として泊まったが、急遽予定を変更して大鰐温泉を朝早く発ち、100km南の秋田駒ヶ岳に向かう。今回の東北旅行は始めと終わりが雨続きで、雨の降らない日は中3日しかなかった。そのためハードだ…

大湯環状列石

鹿角から十和田湖に向かう途中、大湯川左岸に大湯環状列石がある。国の特別遺跡に指定され、一帯は遺跡公園として整備されて、出土品の展示室などを備えたストーンサークル館も建てられている。 遺跡は昭和6年(1931)耕地整理の際に発見されたもので、縄文…

鹿角の猿賀神社

鹿角の大湯地区には、有名な環状列石があるのでそこに向かう途中、猿賀野あるいは申ヶ平と呼ばれる辺りで、猿賀神社を見かけた。近くには軍森(いくさもり)、斥候坂(ものみざか)、鉄砲平、首塚、蝦夷森、陣ヶ森など軍に関わる地名がたくさん残っている。 …

花輪ばやし

道の駅鹿角に鹿角観光ふるさと館があり、観光案内所・手作り体験館・売店・レストランのほか祭り展示館(有料)も併設している。 祭り展示館には、祇園ばやし、神田明神ばやしと並ぶ、日本三大ばやしの一つ「花輪ばやし」の豪華絢爛な屋台が一堂に展示されて…

吉祥院

大日霊貴神社の北約100m、77段の石段の先に曹洞宗の瀧沢山吉祥院の山門がある。 山門を潜ると両側に、六地蔵や古い石塔が並んでいる。門の先には見晴らしのよい風景が広がっている。 大きな本堂の左側には、吉祥院由来碑と観音像が立っている。 由来碑には…

大日霊貴神社

台風は北海道に抜けたが、台風一過の晴天とはならずにまだ雨が少し降っているので、秋田駒ヶ岳登山は諦めて、史跡を巡りながら明日の八甲田山登山のために先を急いだ。 鹿角市八幡平に、大日堂舞楽で有名な大日霊貴(おおひるめむち)神社がある。鳥居を潜っ…

乳頭温泉郷、黒湯

秋田駒ヶ岳のすぐ北にある乳頭山麓に情緒あふれる7軒の秘湯が点在する乳頭温泉郷がある。大小様々な風呂を持つ最古の鶴の湯をはじめ、ほとんどの湯宿が乳白色の混浴露天風呂を設けている。 その中で最も東の奥にある、秘湯の風情たっぷりの黒湯を選んだ。 …

大仙市の水神社

角館駅の南約5km、豊かな伏流水に恵まれた宏大な田園地帯が大仙市豊川である。斉内川右岸の杉並木の先に水神社がある。秋田県唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」を御神体とする神社で知られる。 豊川の水の豊かさをそのまま社号にした水神社は、すい…

小田野家、河原田家、岩橋家

秋田蘭画で有名な小田野直武がでた小田野家は、今宮氏配下から佐竹北家の家臣となった家柄で、その分家がこの小田野家である。明治33年の大火で類焼し、現在の家屋は火災後に建てられたもので、間取りは近世武家住宅そのものだが、門構えはじめ全体的に簡略…

西宮家、安藤醸造

たてつ家から角館駅に向かってすぐ右側の田町に西宮家がある。西宮家の先祖は佐竹氏の家臣で、角館に芦名氏が元和6年(1620)に城下町を作った際、芦名氏や佐竹北家とは一線を画す秋田佐竹本家の直臣たちは、芦名氏や佐竹北家の武家屋敷の南東にあたる田町…

たてつ家、比内地鶏

角館の伝統工芸品である樺細工は、ヤマザクラ類の樹皮を用いて作られ、主な製品として茶筒等の茶道具、文箱、茶箪笥、ブローチ、タイピンなどがある。桜皮細工とも呼ぶ。青柳家のすぐ南には樺細工伝承館があり、製作実演も見学できる。 さらに武家屋敷通りを…

青柳家と小田野直武

青柳家の庭に小田野直武像がある。青柳家と姻戚関係にある小田野直武は、鉱山開発のため秋田藩に招かれていた平賀源内に師事し西洋画法の手ほどきを受け、源内専属の取次役として江戸に出向き、杉田玄白等による「解体新書」の挿絵を描いて、その名を高めた…

角館、青柳家

角館の城下町が造られた当時の元和6年(1620)には、武家屋敷80戸、商家350戸と数えられ、秋田藩の支藩としては最も大きな城下町を形成していた。格式高い薬医門で知られる青柳家は、角館を代表する武家屋敷である。藩への功績が認められ特別に許された青柳…

角館武家屋敷、石黒家

台風が四国・中国地方を縦断し日本海に抜ける状況では、一日中雨模様である。秋田駒ヶ岳は諦めて、みちのくの小京都とも呼ばれる、角館の武家屋敷巡りに切り替えた。 その武家屋敷は南北に伸びているが、北端近くに平福記念美術館がある。日本画家平福穂庵、…

田沢湖高原温泉

田沢湖を周遊した後、明日の秋田駒ヶ岳登山の基地となる田沢湖高原温泉郷に向かう。台風11号が四国に上陸しようとしている影響で、東北地方も雲が多い。 ブナ林に囲まれた宿は、マイナスイオンたっぷりで寛げる。 ロビーやレストランから田沢湖の様子が手に…

浮木神社、たつこ像

御座石神社から浮木神社へ向かうとほどなく、田沢湖西岸に明神堂という小さな祠が見えた。古称・浮木の宮という。江戸時代の久保田藩士だった益戸滄州の「問槎紀行(仙北市立角館図書館発刊)」によれば、波のまにまに揺れ、水中に大蛇が動くように見えたと…

御座石神社

田沢湖には古来より「辰子姫」伝説がある。湖の南、金成沢に生まれた絶世の美女「たっこ」がその美貌の永遠なることを願い、大蔵観世音に百夜参りの願をかけ、満願の夜の観世音菩薩のお告げに従い永久不変の龍体となって田沢湖の主になったという伝説である…

田沢湖畔、秋田三鶏

盛岡から車で1時間ほどの田沢湖は、秋田県仙北市にある淡水湖で、最大深度423.4mと日本で最も深い湖である。湖面の標高は250mなので、湖底は海面下となる。 田沢湖遊覧船乗場に近い田沢湖共栄パレスでは、秋田三鶏や秋田犬などが見学できる。 秋田三鶏と…

大沼湿原ではミズギク(水菊、Inula ciliaris) も見られる。中部地方以北の本州と宮崎県の山地の湿地に自生するオグルマ属の多年草。茎はふつう分枝せず、径3〜4cmの頭花を一つつける。 山の迫る斜面には、ホツツジ(Tripetaleia paniculata) が見られる…

後生掛温泉のすぐ下に大沼湿原があり、遊歩道で大沼を約20分で一周できる。湿原にはタチギボウシが群生し、遊歩道わきにも多くの花が咲いている。 この紫色の花は、日本全国の山地の湿地帯に自生する、ミゾカクシ属のサワギキョウ(Lobelia sessilifolia) …