半坪ビオトープの日記

2016-01-01から1年間の記事一覧

首里城、南殿・北殿

正殿に向かって広い御庭(うなー)の右手には「南殿・番所」が並び立っている。「南風御殿(はえのうどぅん)」とも呼ばれた南殿は、日本風の儀式が行われた場所であるが、現在は資料展示に使われている。南殿の2階が裏側にある「書院・鎖之間」に渡り廊下…

首里城、正殿

奉神門をくぐって中に入ると、そこには首里城の中心部が広がる。正面が「正殿」、向かって右が「南殿・番所」、左が「北殿」で、奉神門とともに広い「御庭(うなー)」を囲んでいる。御庭には磚(せん)というタイル状の敷き瓦が並んでいる。この色違いの列…

首里城、守礼の門

最終日の午前中は、首里城を見て回った。琉球王国の象徴だった首里城は今では沖縄を代表する一大観光地であり、世界遺産にも登録されている。入り口の守礼門には、「守礼之邦」という扁額が掲げられている。中国風の牌楼(ぱいろう)という形式の門で、古く…

沖縄料理「ちぬまん」

ブセナ半島の少し南、かりゆしビーチの近くにある「恩納サンセットモール」は、「食べる・体験する・買う・見る」をテーマとする複合施設だが、メインは沖縄料理店「ちぬまん」である。「ちぬまん」とは、テングハギの沖縄方言で、刺身などが美味しい魚の名…

古宇利島・ティーヌ浜、ブセナ海中公園

本部半島の東部にある名護市に属する屋我地島の北にある、今帰仁村に属する古宇利島には、約2kmの古宇利大橋を渡って行く。面積約3㎢、周囲約8kmのほぼ円形の隆起サンゴ礁の島で、3段ほどの海岸段丘で囲まれている。その古宇利島の最北にティーヌ浜があ…

今帰仁城跡

本部半島の西北端にある備瀬から東に進むと、今帰仁城跡がある。城域は南北350m、東西800m、面積37,000平方メートルあり、県内最大級の城(グスク)として名高い。駐車場から見る城跡の右奥に控える二つの峰からなる山は、「クバの御嶽(クボウうたき)」と…

備瀬のフクギ並木

沖縄海洋博公園のすぐ北側に位置する備瀬地区は、碁盤の目のように区画された村落で、約250戸ある住宅のほとんどは、繁茂したフクギの屋敷林に囲まれている。 ナカミチと呼ばれるメインストリートの両脇には、無数に小道が張り巡らされ、沖縄の伝統的景観を…

美ら海水族館、ジンベエ・マンタ

3階から2階におりてくると、美ら海水族館のメインスポット・「黒潮の海」の大水槽が見えてくる。脇から見るときには柱が邪魔になるが、大きなジンベエザメやマンタ、キハダ、カツオや数種のサメなどが悠々と泳ぐ姿に驚く。 ぐるっと回り込んで行くと、奥の…

美ら海水族館、チンアナゴ

「熱帯魚の海」には他にも色々な魚が泳いでいる。大きな青い魚はベラかブダイの仲間と思われる。尾びれが黄色いのが特徴だが、残念ながら名前はわからない。 この大きなエビは、ニシキエビという。相模湾以南に生息し、沖縄では水深50mほどの岩礁やサンゴ礁…

美ら海水族館、熱帯魚

美ら海水族館には9時丁度に到着し、なんとか並ばずに入場できた。美ら海水族館は、本部半島備瀬崎近くにある国営沖縄記念公園・海洋博公園内の水族館で、沖縄本島随一の観光地として人気がある。 海洋博公園内には美ら海水族館の他にも、海洋文化館、沖縄郷…

喜瀬ビーチ、塩川

沖縄中部西海岸には、南から残波岬、真栄田岬、万座毛などの景勝地と、ムーンビーチ、タイガービーチ、万座ビーチ、ミッションビーチなど有名なビーチが点在するが、一番北の喜瀬ビーチには大きなホテルがなくのんびり過ごせる。目の前右寄りには大きな本部…

万座毛

今回の沖縄旅行は2泊と短く、初めての人も半数ほどいるので、南部と中北部の本部半島に絞った。宿泊地である中部の黄瀬ビーチに向かう途中、中部きっての景勝地・万座毛に立ち寄った。万座毛は西海岸の恩納村にあり、隆起した珊瑚岩からなる高さ約20mの崖…

おきなわワールド 

玉泉洞の出口はおきなわワールドの一番奥にあり、すぐに熱帯フルーツ園となっている。マンゴーやパパイヤ、パイナップルなど約100種類450本の熱帯果樹が栽培されている。 この実はレンブ(Syzygium Samarangense)というマライ半島原産種で、リンゴと梨を合…

玉泉洞の鍾乳石

玉泉洞は、南城市の西南端、玉城字前川にある。西隣りの八重瀬町との境を流れる雄樋川の河口近くの港川は、約2万年前に住んでいたとされる「港川人」の人骨の発見場所として有名である。その人骨は全身骨格の形で残っている日本の人骨の中で最も古いとされ…

沖縄、玉泉洞

7月中旬の連休に、知人の退職記念旅行を企画・引率し、大人数で沖縄を訪ねた。レンタカーの受付に手間取り、昼食は予約した「糸満漁民食堂」に間に合わず、近くの「道の駅いとまん」にて、最初の沖縄料理を口にした。簡素な「南の駅食道」の名物「骨汁定食…

ヌマガエル、ツチガエル、イモリ

恒例の房総岩井の夏合宿で、ヌマガエルとツチガエルを連れ帰ったが、これで3年目になる。 早速、カエル池に放した。泥まみれのように見栄えのしないカエルでよく似ているが、背中に白い線がある方がヌマガエルである。 こちらがツチガエルであり、どちらも…

鶏モモ肉のハニーマスタードソース

バターチキンカレーやタンドリーチキンなど、よく食べる鶏モモ肉だが、趣向を変えてハニーマスタードソースのレシピを見つけた(3人分)。 ① 鶏モモ肉2枚は、食べやすい大きさに切り分けて塩胡椒しておく。 ② ボールに粒マスタード大1、ハチミツ小2、醤…

霧降高原キスゲ平

まだ雲が多く残っているが、ようやく霧降高原キスゲ平を散策できる天気になった。すでに混雑している駐車場に順番待ちして入った後、出発点のレストハウスに向かう。 霧降高原キスゲ平は、日光連山の赤薙山の中腹、標高1300〜1600mにかけて広がり、古くから…

瀬戸合峡

川俣ダムの直下流に位置する瀬戸合峡は、約100mにも及ぶ岩壁が2kmにわたって連続する峡谷で、ダムから吊橋まで往復約1時間の瀬戸合峡遊歩道が整備されている。その両方を同時に上から見下ろすことができるのは、県道23号の瀬戸合トンネル手前の旧道を上…

土呂部水芭蕉園、川俣平家塚、間欠泉

奥鬼怒最北の湯西川温泉に泊まった翌朝、南に山越えして川俣湖方面に向かった。峠を越えた土呂部地区にミズバショウの自生地がある。 雪解け後の白いミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)の花は、4月中旬から5月初めにかけて咲くので、6月下旬には…

龍王峡

鬼怒川温泉と川治温泉の中間に、鬼怒川に沿って散策できる龍王峡という美しい渓谷がある。龍王峡駅の下の五龍王神社から川治温泉薬師の湯まで、約7kmの遊歩道が整備されていたが、昨年の台風による豪雨で被害を受けて、五龍王神社から約1.5kmの大観の先で…

小来川そば「山帰来」

大谷資料館から今市を抜けて鬼怒川の龍王峡に向かう途中、遠回りして山間の日光市小来川(おころがわ)にある「山帰来(さんきらい)」という手打ち蕎麦屋に立ち寄った。店舗のログハウスにもこだわっている。現代ログハウスの神様と呼ばれるアラン・マッキ…

多気山不動尊

大谷資料館の西2kmほどの多気山の中腹に、真言宗智山派の多気山持宝院不動寺がある。高尾山薬王院や成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び、古くから北関東を代表する不動尊として広く民衆に信仰されてきた古刹であり、「多気山不動尊」と呼ばれて親しまれて…

大谷観音、大谷資料館

6月下旬に霧降高原のニッコウキスゲを見に出かけた。ところが雲行きが怪しかったので、初日は大谷観音や龍王峡の散策となった。宇都宮市大谷町にある天台宗の大谷寺は、山号が天開山、院号は千手院となっている。大谷寺の上に聳え立つ御止山(おとめやま)…

サバとホウレンソウの生姜焼き

美味しそうなサバを買い求めたので、ホウレンソウと組み合わせた(4人分)。 ① 三枚におろしたサバ2尾分の骨を丁寧に抜いて、半身をそれぞれ5切れにする。 ② 切り分けたサバをボールに入れて軽く塩胡椒し、片栗粉大2をまぶしておく。 ③ ホウレンソウ1束…

沙流川歴史館

平取町二風谷は沙流川流域の文化的景観の中心区域だが、二風谷アイヌ文化博物館のすぐ裏手、二風谷ダムによってできた二風谷湖に面して、沙流川歴史館が建っている。 アイヌ文化博物館内にあった沙流川流域のアイヌ伝承地マップによると、平取町内の地名はほ…

二風谷アイヌ文化博物館

萱野茂二風谷アイヌ資料館から国道を挟んで西側、沙流川二風谷湖を背にして、平取町立二風谷アイヌ文化博物館が建っている。萱野茂が半世紀にわたって収集した民具や自ら復元製作した民具などの資料の内1,121点が「北海道二風谷及び周辺地域のアイヌ生活用具…

野茂二風谷アイヌ資料館

日高山脈を源とし、日高管内第一の長さを誇る沙流川の中・下流域に広がる沙流郡平取町の二風谷は、アイヌ文化の伝統が色濃く残る地域として古くから知られている。二風谷ファミリーランドの中には、キャンプ場やパークゴルフ場、テニスコートや野鳥の森など…

ウトナイ湖

道南の旅の最後は平取町二風谷のアイヌ関連施設を見学する予定だが、途中、苫小牧市郊外のウトナイ湖に立ち寄った。ウトナイ交流センターを兼ねる「道の駅ウトナイ湖」では、日本一の水揚げ量を誇り、苫小牧市の貝となっている「ホッキ貝」や「ハスカップ」…

アイヌ文化交流センター

北海道では、GWの時期となってもまだ山間では雪がたくさん残っている。小樽から札幌郊外の定山渓へ抜ける定山渓レイクラインを走ると、小樽内川に沿った道路脇にはおよそ50cmほどの残雪があった。雪だらけの道を抜けると定山渓ダムによってできたさっぽろ…