半坪ビオトープの日記

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

酸ヶ湯

小坂ICから黒石ICを経て八甲田山麓の酸ヶ湯に向かう。青森市と十和田湖間を結ぶ八甲田・十和田ゴールドラインに合流する直前に、城ヶ倉大橋が架かっている。全長360mあり、上路式アーチ橋としては日本一の長さを誇る。橋の上から谷底までは高さ122mで、下…

大湯環状列石

鹿角から十和田湖に向かう途中、大湯川左岸に大湯環状列石がある。国の特別遺跡に指定され、一帯は遺跡公園として整備されて、出土品の展示室などを備えたストーンサークル館も建てられている。 遺跡は昭和6年(1931)耕地整理の際に発見されたもので、縄文…

鹿角の猿賀神社

鹿角の大湯地区には、有名な環状列石があるのでそこに向かう途中、猿賀野あるいは申ヶ平と呼ばれる辺りで、猿賀神社を見かけた。近くには軍森(いくさもり)、斥候坂(ものみざか)、鉄砲平、首塚、蝦夷森、陣ヶ森など軍に関わる地名がたくさん残っている。 …

花輪ばやし

道の駅鹿角に鹿角観光ふるさと館があり、観光案内所・手作り体験館・売店・レストランのほか祭り展示館(有料)も併設している。 祭り展示館には、祇園ばやし、神田明神ばやしと並ぶ、日本三大ばやしの一つ「花輪ばやし」の豪華絢爛な屋台が一堂に展示されて…

吉祥院

大日霊貴神社の北約100m、77段の石段の先に曹洞宗の瀧沢山吉祥院の山門がある。 山門を潜ると両側に、六地蔵や古い石塔が並んでいる。門の先には見晴らしのよい風景が広がっている。 大きな本堂の左側には、吉祥院由来碑と観音像が立っている。 由来碑には…

大日霊貴神社

台風は北海道に抜けたが、台風一過の晴天とはならずにまだ雨が少し降っているので、秋田駒ヶ岳登山は諦めて、史跡を巡りながら明日の八甲田山登山のために先を急いだ。 鹿角市八幡平に、大日堂舞楽で有名な大日霊貴(おおひるめむち)神社がある。鳥居を潜っ…

乳頭温泉郷、黒湯

秋田駒ヶ岳のすぐ北にある乳頭山麓に情緒あふれる7軒の秘湯が点在する乳頭温泉郷がある。大小様々な風呂を持つ最古の鶴の湯をはじめ、ほとんどの湯宿が乳白色の混浴露天風呂を設けている。 その中で最も東の奥にある、秘湯の風情たっぷりの黒湯を選んだ。 …

大仙市の水神社

角館駅の南約5km、豊かな伏流水に恵まれた宏大な田園地帯が大仙市豊川である。斉内川右岸の杉並木の先に水神社がある。秋田県唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」を御神体とする神社で知られる。 豊川の水の豊かさをそのまま社号にした水神社は、すい…

小田野家、河原田家、岩橋家

秋田蘭画で有名な小田野直武がでた小田野家は、今宮氏配下から佐竹北家の家臣となった家柄で、その分家がこの小田野家である。明治33年の大火で類焼し、現在の家屋は火災後に建てられたもので、間取りは近世武家住宅そのものだが、門構えはじめ全体的に簡略…

西宮家、安藤醸造

たてつ家から角館駅に向かってすぐ右側の田町に西宮家がある。西宮家の先祖は佐竹氏の家臣で、角館に芦名氏が元和6年(1620)に城下町を作った際、芦名氏や佐竹北家とは一線を画す秋田佐竹本家の直臣たちは、芦名氏や佐竹北家の武家屋敷の南東にあたる田町…

たてつ家、比内地鶏

角館の伝統工芸品である樺細工は、ヤマザクラ類の樹皮を用いて作られ、主な製品として茶筒等の茶道具、文箱、茶箪笥、ブローチ、タイピンなどがある。桜皮細工とも呼ぶ。青柳家のすぐ南には樺細工伝承館があり、製作実演も見学できる。 さらに武家屋敷通りを…

青柳家と小田野直武

青柳家の庭に小田野直武像がある。青柳家と姻戚関係にある小田野直武は、鉱山開発のため秋田藩に招かれていた平賀源内に師事し西洋画法の手ほどきを受け、源内専属の取次役として江戸に出向き、杉田玄白等による「解体新書」の挿絵を描いて、その名を高めた…

角館、青柳家

角館の城下町が造られた当時の元和6年(1620)には、武家屋敷80戸、商家350戸と数えられ、秋田藩の支藩としては最も大きな城下町を形成していた。格式高い薬医門で知られる青柳家は、角館を代表する武家屋敷である。藩への功績が認められ特別に許された青柳…

角館武家屋敷、石黒家

台風が四国・中国地方を縦断し日本海に抜ける状況では、一日中雨模様である。秋田駒ヶ岳は諦めて、みちのくの小京都とも呼ばれる、角館の武家屋敷巡りに切り替えた。 その武家屋敷は南北に伸びているが、北端近くに平福記念美術館がある。日本画家平福穂庵、…

田沢湖高原温泉

田沢湖を周遊した後、明日の秋田駒ヶ岳登山の基地となる田沢湖高原温泉郷に向かう。台風11号が四国に上陸しようとしている影響で、東北地方も雲が多い。 ブナ林に囲まれた宿は、マイナスイオンたっぷりで寛げる。 ロビーやレストランから田沢湖の様子が手に…

浮木神社、たつこ像

御座石神社から浮木神社へ向かうとほどなく、田沢湖西岸に明神堂という小さな祠が見えた。古称・浮木の宮という。江戸時代の久保田藩士だった益戸滄州の「問槎紀行(仙北市立角館図書館発刊)」によれば、波のまにまに揺れ、水中に大蛇が動くように見えたと…

御座石神社

田沢湖には古来より「辰子姫」伝説がある。湖の南、金成沢に生まれた絶世の美女「たっこ」がその美貌の永遠なることを願い、大蔵観世音に百夜参りの願をかけ、満願の夜の観世音菩薩のお告げに従い永久不変の龍体となって田沢湖の主になったという伝説である…

田沢湖畔、秋田三鶏

盛岡から車で1時間ほどの田沢湖は、秋田県仙北市にある淡水湖で、最大深度423.4mと日本で最も深い湖である。湖面の標高は250mなので、湖底は海面下となる。 田沢湖遊覧船乗場に近い田沢湖共栄パレスでは、秋田三鶏や秋田犬などが見学できる。 秋田三鶏と…

炭火焼肉、盛岡冷麺

盛岡三大麺は、わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺という。今回は盛岡冷麺を選び、チェーン店でもよいと探した結果、手頃な「元氣のでる炭火焼肉やまなか家」雫石店に寄った。 盛岡冷麺とは、昭和29年(1954)に朝鮮半島から盛岡に移住した食堂園初代店主の青…

志波城、政庁跡

政庁は150m四方の築地塀で囲まれ、内側には儀式を行う多くの建物が整然と並んでいた。 政庁南門を潜って目隠塀の左奥を見ると、彼方に政庁西門が建っている。 外郭と政庁の規模は、鎮守府胆沢城を上回り、国府多賀城に匹敵する大きなもので、陸奥国最北端の…

志波城古代公園

8月中旬に、秋田駒ヶ岳・八甲田山・岩木山をトレッキングするため、岩手・秋田・青森県を巡った。まず、秋田駒ヶ岳の麓、田沢湖高原を目指し、盛岡駅から田沢湖へ向かった。 途中、盛岡市郊外にある志波城古代公園に立ち寄った。 志波城古代公園は、今から…

久々のヤマアカガエル

8月末にカエル池に放したツチガエル、ヌマガエル、ニホンアマガエル7匹のうち、アマガエルは9月末に庭の片隅で干涸びているのを見つけた。水にこだわらずにどこでもよじ上ることができるので、翌日にはカエル池から脱出していた。自力で池に戻るのは難し…

ガパオ

バジルをたくさん購入したので、タイ料理の定番・ガパオを作った(4人前)。 ① ピーマン1個、パプリカ1/4個を5mm角に切り、にんにく1片をみじん切り、赤唐辛子1本を小口切りにする。 ② タマネギ1個を5mm角に切る。 ③ ごま油大2をフライパンに熱し、…

ムール貝の香草ワイン蒸し

ムール貝が安かったのでワイン蒸しを作った(3人前)。 ① ムール貝9個は塩水につけ、殻をこすり合いながらよく洗う。ヒゲがあったら引っ張ってはずす。 ② ニンニク1片、タマネギ1/2個をみじん切りにする。 ③ フライパンにバター大2を溶かし、ニンニクを…

松本へ

前日割安にしてくれたタクシーをチャーターして、畳平から松本市内まで直行する。するとすぐ道路脇に、コマクサ(Dicentra peregrina)が咲いていた。北海道と本州中部地方以北の高山の砂礫地に生える多年草で、高さは5~15cmになる。葉は細かくパセリのよう…