半坪ビオトープの日記

昆虫

折紙展望台、牢屋之窄、浜脇教会

折紙展望台より 久賀島は馬の蹄のような独特な形をし、島の中心には山々に囲まれるように久賀湾が広がる。島の北東部にある折紙展望台は、島民がコツコツと手作りした展望台で、その功績が称えられ、2006年に国土交通大臣表彰の「手づくり郷土賞」を受賞した…

赤壁展望台

赤壁展望台より神島 赤禿山展望台から南に下って、知夫里島の西端にある赤壁という名勝を見に行く。駐車場から展望台へと遊歩道を北西方向に向かうのだが、振り返ると南東方向の海の向こうに小さな島が見える。神島という島で、知夫里島の一宮神社の神が最初…

雄国沼遊歩道

タテヤマリンドウ 雄国沼にはニッコウキスゲやレンゲツツジの他にも多くの花が咲いている。ワタスゲやタテヤマリンドウは6月初旬が見頃のようだが、まだあちこちで咲いている。タテヤマリンドウ(Gentiana thunbergia var. minor)は、ハルリンドウの高山型…

元地灯台へ

元地港と桃岩 ツバメ山の山頂に近づくと右下には元地港と桃岩が見え、桃岩の下の桃台・猫台展望台も認められた。 ハクサンチドリとミヤマナナカマド 道端の笹原には、赤紫色のハクサンチドリの近くに小さな白い花が咲いていた。よく見ると、かなり矮性のナナ…

椎根の石屋根、銀山神社

椎根の石屋根 久根田舎から西海岸を北上して椎根の集落に入ると、ここにも対馬特有の石屋根が見られる。石屋根を葺いている板石は、頁岩と呼ばれる石材で、美津島町の浅茅湾の奥にある島山から船や牛で運ばれたものである。この石屋根の習俗が何時頃から始ま…

金石城跡、清水山城跡

濱殿神社 対馬下島の北部は美津島町が占め、東部、南部、西部を厳原町が占める。最大市街地の厳原地区以外は、西部の佐須川流域を除き、平地がほとんどない。市役所付近は7世紀には対馬国の国府が置かれた地と考えられているが、いまだその遺構は見つかって…

島豆腐、大島紬村

島豆腐定食 鶏飯が最も有名な奄美の郷土料理だが、島豆腐も美味しい郷土料理だ。龍郷町の老舗豆腐料理専門店「島とうふ屋」では、美しい奄美の海から取れる「にがり」を使用した島豆腐のほか、豆腐ハンバーグ・豆乳・湯葉などの豆腐料理が食べられる。この日…

大和村、マテリヤの滝

湯湾岳展望台公園 宇検村とその北隣の大和村の境に、奄美大島最高峰、標高694mの湯湾岳がある。登山ルートは両村側からあるが、宇検村側の登山口入口には湯湾岳展望台公園の駐車場がある。 湯湾岳展望台 そこから森の中に設けられた苔むした遊歩道を上ると…

呑之浦震洋隊基地跡、安脚場、諸鈍

呑之浦 奄美大島と加計呂麻島の間に横たわる大島海峡はリアス式の海岸線を持ち、天然の良港として明治中頃から日本軍に注目されていた。加計呂麻島北側の薩川湾は、第二次世界大戦中、軍港として栄え、大和や武蔵など戦艦が停泊したこともある。ここ呑之浦は…

能取岬、網走ビール館

野付半島の後、知床半島の付け根にある根北峠を超えて、網走市郊外の能取湖に向かう。斜里町の先の小清水原生花園は初日に立ち寄ったところだ。今度も時間は割けず、道路脇のエゾキスゲの群落を見るにとどめた。お花畑まで歩けば、エゾキスゲやエゾスカシユ…

羅臼、相泊温泉、国後島

ウトロから知床横断道路で羅臼に向かう途中、知床峠を越えるが雨が降っていたのでそのまま通過した。峠からは天気が良ければ羅臼岳や国後島を望むことができるのだが。羅臼の街外れ、海抜167mの高台にある望郷の森の一角に、国後展望塔がある。 眼下に羅臼漁…

フレペの滝

今年も知人の退職記念旅行を企画し、7月中旬に北海道知床半島の旅を満喫した。女満別空港から一路、知床半島の西海岸、ラウスに向かう。途中、小清水原生花園前を通ったので、中には入らなかったが道路沿いから眺めた。北海道の夏の海岸でよく見かけるハマ…

高千穂峡、阿蘇神社、湯布院

翌朝は早く出かけて高千穂峡のボート遊覧を楽しむ。五ヶ瀬川にかかる高千穂峡は、国の名勝、天然記念物に指定されていて、五箇瀬川峡谷とも呼ばれる。阿蘇カルデラをつくった約12万年前と約9万年前の火山活動による火砕流堆積物が五ヶ瀬川の峡谷にも流れ下…

首里城、守礼の門

最終日の午前中は、首里城を見て回った。琉球王国の象徴だった首里城は今では沖縄を代表する一大観光地であり、世界遺産にも登録されている。入り口の守礼門には、「守礼之邦」という扁額が掲げられている。中国風の牌楼(ぱいろう)という形式の門で、古く…

土呂部水芭蕉園、川俣平家塚、間欠泉

奥鬼怒最北の湯西川温泉に泊まった翌朝、南に山越えして川俣湖方面に向かった。峠を越えた土呂部地区にミズバショウの自生地がある。 雪解け後の白いミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)の花は、4月中旬から5月初めにかけて咲くので、6月下旬には…

田代池

田代橋を渡って、疲れた者は真っ直ぐ帝国ホテルへ休憩に向かい、残りは梓川左岸を田代池に向かう。水量も増え、川幅が狭くなって、梓川の流れを手に取るように近くで見ることになる。 雨も上がり、川岸に下りることができるところでは、川の流れる様を写真に…

乗鞍高原、牛留池

ようやく牛留池が見え隠れしてくる頃、遊歩道の脇に面白い格好をした根曲がり松が姿を見せた。一回転して輪を描いている。 牛留池は、乗鞍高原を代表する池で、標高1580mにある。乗鞍岳が噴火してできた溶岩台地の窪地にあり、晴れていれば乗鞍岳が水面に美…

大雪高原の蝶

第一花畑を過ぎると、後は林の中を下って行くので、最後にもう一度緑岳を眺めておく。登頂できなかったのは残念だけど、上ホロカメットク山をはじめ、都合4回も大雪山の山にアタックできたのは上出来だった。黒岳で霧に遭ったが、雨は一度も降らなかった。…

下山の道

戻りかけたところで、コマクサ(Dicentra peregrina)を1株だけ見つけた。いつも砂礫地の中にぽつんと咲くので、人嫌いの目立ちたがりやなのかと思う。子葉の発達が悪く、双子葉植物なのに子葉は1個しかでない。 エイコの沢上流部のチシマアザミにエゾシロ…

大雪渓

第二花畑が終わるところにもコエゾツガザクラの大群落があった。コエゾツガザクラは雑種第一代であり、多くの花を咲かせ種子も作るのだが、その種子から子孫を残すことはほとんどなく、まれに戻し交雑が起こるとニシキツガザクラになるという。このようにコ…

下山開始

黒岳下山開始とともにエゾウサギギクを見つけた。左後ろの白い花は、ハクサンボウフウである。 チシマノキンバイソウもまとまって咲いていて色鮮やかである。 午後には雷雨があるというので早めに下山を始めたが、またもや日が射してきたり天候不順である。…

高山植物の道

葉陰に隠れて目立たないこの花は、アブラナ科のハクセンナズナ(Macropodium pterospermum)という。北海道と本州の中部地方以北の高山帯のやや湿った草地に生える多年草で、茎は枝分かれせず、高さは30~100cmになる。花は径6mmほどで総状に多数つき、下の…

層雲峡、銀河・流星の滝

旭川から層雲峡までは1時間半もかからない。温泉街のどん詰まりに黒岳ロープウェイがあるが、残念ながらどんより曇っていて黒岳など高い山は見えない。 黒岳ロープウェイは、標高1300mの黒岳五合目まで約7分で上り、その先のペアリフトを使うと標高1520mの…

第一展望台

チングルマのお花畑の間で、ピンク色に咲き乱れているのはエゾコザクラ(Primula cuneifolia)である。北海道の高山帯の雪田の融雪地や湿った草地に生える多年草で、高さは10~15cmになる。 こちらではチングルマがすでに羽毛状になっている。白い花がたくさ…

裾合平へ向う

夫婦池の間を突っ切るとT字路にぶつかる。左に行けば散策路で、第三展望台から姿見駅に戻る。右に行くと「裾合平への道は登山道だから気をつけて」という注意書きがある。姿見散策コースだけでは物足りないので、裾合平まで往復3時間半のトレッキングを楽…

無事下山

コケモモの赤い実はあちこちで見かけたが、ようやく咲き残っていた花を見つけた。本州の花は白っぽいが、北海道の花はかなり赤みを帯びていて、3~8個が下向きに咲く。花冠は長さ約6mmの鐘形で浅く4裂し、雌しべの花柱が花冠より突き出る。 帰りがけにもミヤ…

上ホロカメットク山頂

上ホロカメットク山の頂上間近も急坂になっているが、あと一息なのでがんばるしかない。 ホロカメットクとはアイヌ語に由来するが、語源は諸説あって決定的なものはないといわれる。 ようやく上ホロカメットク山(1,920m)の山頂に着いた。次々と涌き上がる…

上ホロカメットク山へ

上富良野岳から緩い降りを下りきると今度は緩い上りとなる。上ホロカメットク山への道は展望が開けていて、しばしの間だけだが縦走路の爽快さを感じ取れる。 周りに広がるハイマツの間にはミヤマアキノキリンソウの黄色の花やチングルマの羽毛が見られ、遥か…

八ツ手岩

化物岩より高いところに着くと、その右の三段山が大きく見えてくる。低木林のハイマツもかなり低くなってきた。 ハイマツの蔭にスノキ属のコケモモ(Vaccinium vitis-idaea var. minus)の実がたくさんなっていた。コケモモは、北海道と本州中部地方以北、四…

弥陀ヶ原ホテルへ

白い花に中型のヒョウモンチョウが吸蜜している。白い小花は、ヤマブキショウマ(Aruncus dioicus var. kamtschaticus)である。日本各地の山地に生える多年草で、高さは30~80cmになる。葉は2回3出複葉で9枚の小葉からなる。和名は葉がヤマブキに似ること…