半坪ビオトープの日記

愛知

東栄町の花祭り

四つ舞は4名で舞うが、時間も長く洗練された技術が必要で、20〜26歳の熟練した青年が扇、やち、剣の3折の舞を担う。 舞は太鼓の調子、笛の旋律と歌ぐらの音曲が三位一体となって成り立つ。舞の場面ごとに歌い分ける60種類もの歌を覚えることも、想像を絶す…

東栄町花祭会館

鳳来峡のある新城市の東北にあたる愛知県北設楽郡は、奥三河の民俗芸能が残る地方として知られる。中でも有名な花祭りの中心地東栄町には、花祭りを保存伝承する花祭会館がある。 入口脇に置かれている鬼の作品は、アメリカのチェンソーアーティストのブライ…

湯谷温泉

鳳来寺山パークウェイを下って近くの湯谷(ゆや)温泉に泊まる。湯谷を中心に宇連川(うれがわ)の上流・下流約5kmの渓谷を鳳来峡と呼んでいる。その川沿いに広がる、湯谷温泉の歴史は古く、開湯は1300年前であるとされる。 開湯伝説によれば、鳳来寺の開…

鳳来寺

東照宮の石段を下ってさらに先の鳳来寺に向かうとすぐに、元三堂趾という石碑がある。江戸時代後期の三洲鳳来寺絵図や鳳来寺略縁起の景観では、薬師堂(本堂)や三重塔、弘法大師堂、元三大師堂などが描かれているという。 古めかしい狛犬が道端に祀られてい…

鳳来山東照宮

豊田市の香嵐渓から東に進み、静岡県との境に近い新城市の鳳来寺山に向かう。鳳来寺は表参道の石段が1425段あり、徳川家光により建てられた仁王門を見ながら登るのは時間が足りないので、東南から鳳来寺山パークウェイにて山頂駐車場まで車で上る。標高約360…

足助八幡宮

巴川から土産物通りを進み、大駐車場の手前で右に折れると、国道の向こうに木立に囲まれた足助八幡宮が建っている。 木製の大鳥居は寛政12年(1800)に改築されたもので、道路工事のため平成14年に正面から現在地に移動した。 室町時代に書かれた「足助八幡…

三洲足助屋敷、巴川

香積寺の参道を下って行くと、巴川沿いに三洲足助屋敷の家並みが見える。消えゆく昔の山村での生活の様子を再現したもので、わら細工や籠屋・傘屋・桶屋・鍛冶屋・炭焼き・木地屋などで実演が行われる民族資料館的な施設である。 屋敷前の大きなイチョウが見…

香嵐渓、香積寺

巴川沿いの三洲足助屋敷から上がってくる参道に合流してさらに進むと、石段・石垣の上に香積寺が見えてくる。 曹洞宗飯盛山香積寺の開基は、関白二条良基、足助重範の娘・滝野と、孫である成瀬三吉丸基久・基直(成瀬氏の先祖)などで、滅亡した足助氏の菩提…

香嵐渓、待月橋

頭が切れて残念だが、道端に依田秋圃の歌碑があった。東京出身の秋圃は名古屋に住み、木材関係の仕事でこの山野を愛したという。 ほろほろと時雨すくらし一しきり 小夜やましくれ谷わたるらし 秋圃 もみじのトンネルは巴川沿いをゆるやかに上っていき、右に…

香嵐渓、太子堂

松平郷から同じ豊田市の足助町にある香嵐渓に向かった。江戸時代、足助は尾張・三河と信州伊那谷を結ぶ伊那街道(中馬街道)の宿場町として大きく発展したが、明治以降には過疎化の道をたどった。だが、国道が宿場町をはずれたため、伊那街道沿いの街並みが…

高月院本堂、松平家墓所

山門を潜ってすぐ右手に枝垂れ桜が植えられている。樹高8m、胸回り1.7m、根回り4mで、元信君(家康)御手植えという。 高月院本堂は名月でも名高く、中秋の名月を眺めながら月見の会が催される。 高月院の収蔵展示室には、市指定文化財の高月院文書、室…

高月院、山門

松平東照宮から松平氏の菩提寺である高月院にかけての2haが、歴史と自然の郷「松平郷園地」として整備されている。高月院に至る道の右側には園地の入り口があり、園地に入ると、松平八代を象徴する七対の石柱と初代親氏の銅像が設けられている。 高月院に至…

松平郷館

松平東照宮の手前右側に、松平郷館が建っている。館内には松平家と徳川家にまつわる歴史的な資料が数多く収められている。 館内に入るとすぐ左手に、松平氏の発祥コーナーがあり、初代の松平太郎左衛門親氏から東照宮を建立した9代尚英まで、3代信光を初代…

松平東照宮、産湯の井戸

11月中旬に東海随一の紅葉の名所といわれる香嵐渓を訪れた。愛知県豊田市足助町の香嵐渓に向かう途中、松平町にある松平郷に立ち寄った。松平郷は三河国の戦国大名から江戸幕府の将軍家へと発展する松平氏・徳川氏の発祥地である。一帯に残る館跡、城跡等は…