半坪ビオトープの日記

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

近所の庭の数メートルの高さになるツバキに花が咲いていた。これがヤブツバキ(藪椿)と思われる。豪雪地帯に自生するユキツバキとともに、園芸用椿のもとになった日本特産のツバキの原種である。北限自生地は青森県の下北半島といわれる。 古来より野生のま…

これも東福寺の境内に咲いていた。桃色小輪、半開で猪口咲きの侘助椿。茶花としてよく用いられ、横から下向きに控えめに花を咲かせる。名の由来は、茶道のワビ(侘)とスキ(好)の複合語とも、利休の庭師侘助に因むともいわれる。京都大徳寺では日本最古の…

ツバキ(椿)は日本に自生するヤブツバキとユキツバキおよびその交雑種や園芸品種の総称である。古来より霊力が宿る神聖な木として神社やお寺の境内にもよく植えられてきた。椿という字は日本で作られた国字。ツバキという言葉の由来は、つやのある葉なので…

職場の近くでオトメツバキ(乙女椿)が咲いているのを見つけた。ユキツバキ系の代表的園芸品種としてよく知られている。中輪、完全千重咲きで淡桃色が普通、花期は長い。江戸時代から関東地方に多く、他の藩や他家に出すことを止めたため、「お止めの椿」が…

この冬は暖冬なので、ウメやタンポポなど軒並み早く咲き出しているという。このビオトープでもツバキ(椿)の花が一つだけ、例年より早く咲いた。花形は牡丹咲きで、花びらは紅色の地に白い絞りがあり、12cmの大輪である。 品種名はなかなか分からない。…

職場の近くに東福寺という真言宗豊山派の寺がある。八代将軍徳川吉宗が鷹狩の折、食事をした御膳所跡がある。その山門の脇にスイセン(水仙)が咲いている。 海岸沿いに野生化し、北限は日本海側で越前崎、太平洋側では房総半島となっている。地中海沿岸が原…

賀春。これから寒さが厳しくなるので、春はまだまだ先の話。もちろんビオトープの動きはほとんどない。 新年にあたり、今年の方針を述べてみよう。 カエルが産卵しなければ、ビオトープの動きは極めて少なくなる。去年一年間、足元ばかり見続けてきたので、…