半坪ビオトープの日記

2024-01-01から1年間の記事一覧

纏向古墳群、箸墓古墳

纏向古墳群、三輪山 二日目は午前中に箸墓古墳のある纏向古墳群を、午後は橿原考古学研究所附属博物館と新沢千塚古墳群を巡るハードな日程である。まず奈良駅近くの宿から箸墓古墳のある桜井市箸中に向かう。あと1.5kmほどで箸中に着く。ここから箸墓古墳ま…

馬見丘陵公園:公園館、池上古墳

馬見丘陵公園:公園館 乙女山古墳は馬見丘陵公園の中央駐車場の北東に位置するが、公園館はその駐車場のすぐ隣に建っている。巣山古墳や乙女山古墳の他にも公園内には、ナガレヤマ古墳や池上古墳など古墳がたくさん認められるが、それらの古墳の紹介も行って…

馬見古墳群、巣山古墳、乙女山古墳

馬見丘陵公園、古墳状高まり 次に向かったのは、奈良盆地の南西部の馬見古墳群エリアにある馬見丘陵公園。馬見古墳群は、奈良盆地における佐紀盾列古墳群、箸墓古墳を含む大和柳本古墳群と並ぶ大和三大古墳群の一つで、4〜5世紀に築造されたといわれる古墳…

佐紀盾列古墳群の西群、宝来山古墳

佐紀高塚古墳 ヒシアゲ古墳から西へ向かう道は狭く、一度平城宮跡まで戻って、佐紀盾列古墳群の西群に向かう。佐紀石塚山古墳(成務天皇陵)、佐紀陵山古墳(日葉酢媛陵墓)、五社神古墳(神功皇后陵)と共に西群を構成し、その最も南に位置するのが佐紀高塚…

奈良古墳巡り、平城京跡、佐紀盾列古墳群の東群

平城京跡、第一次大極殿 この夏に奈良古墳巡りに出かけた。飛鳥や斑鳩、室生、吉野など奈良には大和政権初期の遺跡や奈良時代の寺院など見どころが多いが、この半世紀で何回か訪れて大方見て回ったので、今回はほとんど奈良盆地の古墳に絞って巡った。初日は…

11月に見かけた花

キバナコスモス こちらのオレンジ色の花は、キバナコスモス(Cosmos sulphureus)という園芸品種。原産地はメキシコで、標高1600m以下の地域に自生する。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡来した。日本には大正時代の初めに…

10月に見かけた花

シオン この薄紫色の花は、シオン属のシオン(紫菀、Aster tataricus)という多年草。別名はオニノシコグサ(鬼の醜草)、十五夜草、思い草。原産地は中国北部、朝鮮半島、シベリアで、古くは薬用として中国・朝鮮から日本に伝えられ、平安時代には観賞用と…

初秋(9月から10月)に見かけた花

ハツユキソウ 9月から10月にかけて見かけた花を取り上げてみる。この白い花は秩父の民宿の近くで夕方に見かけた花。トウダイグサ科のハツユキソウ(Euphorbia marginata)という一年草。和名の初雪草は、夏になると頂部の葉が白く縁取られてよく目立ち、そ…

8月に近所で見かけた花

シロシキブの花 8月に近所で見かけた花をいくつか取り上げてみる。この小さな花は、ムラサキシキブの白実の園芸品種の花で、シロシキブ(Callicarpa japonica f.albibacca)と呼ばれる。ムラサキシキブ(Callicarpa jaonica)は、北海道南部から沖縄まで広…

当部、クロウサギ観察小屋、西郷公園

当部、アマミノクロウサギの糞 東又泉(アガリマタイジュン)からビンジルガナシへ向かう遊歩道は、駐車場のトイレの上を通るが、その道端にアマミノクロウサギの糞がたくさん転がっている。当部集落では庭先にも遊びに来るというアマミノクロウサギだが、一…

金見崎、畦プリンスビーチ、東又泉

ベニモンアゲハ こちらの色鮮やかな蝶は、ベニモンアゲハ(Pachliopta aristolochiae)という熱帯アジアに広く分布する蝶である。後翅の中央に白い斑点があり、その周囲に赤い斑点が並ぶ。斑点は裏側の方が大きく鮮やかであり、雌の方がややくすんでいるので…

金見崎ソテツトンネル、展望台

金見崎ソテツトンネル 徳之島東部を南北に占める徳之島町の北部、徳之島の最東北端に景勝地、金見崎ソテツトンネルと金見崎展望所がある。約250mにわたり鬱蒼としたソテツの林が海岸線に向かってのびている。 ハイビスカス ソテツトンネルの入り口にはハイビ…

与名間、ムシロ瀬

与名間ビーチ 二日目の宿泊地は与名間ビーチの近くだった。与名間ビーチは全体が海浜公園として整備されていて、徳之島で一番きれいなビーチといわれる。ここが徳之島で行われるトライアスロン大会のスタート地点である。 ムシロ瀬周辺の低木地 徳之島北西端…

犬田布岬、小原海岸、秋利神大橋、戸森の線刻画

犬田布岬の展望台 犬田布岬は、徳之島の最西端、島の南西部の東シナ海に三角形に突き出した岬である。展望台からは、雄大に広がる海を眺めることができ、東シナ海に沈む夕日の眺望は絶景である。 犬田布岬からの眺望 展望台から右手(北方)を眺めると、鋭く…

瀬田海海浜公園、阿権のガジュマル、犬田布海岸

瀬田海海浜公園 伊仙町役場の西にある瀬田海海浜公園は、自然を生かした海水プール、イベントやキャンプができる芝生広場、シャワー・トイレ、休憩所を備えたレジャー公園である。 瀬田海海浜公園の海水プール 瀬田海海浜公園の海水プールは、小さな子供でも…

伊仙町歴史民俗資料館

伊仙町歴史民俗資料館、イッサンサン 徳之島南部に位置する伊仙町には古代遺跡が町中にあり、歴史民俗資料館も遺跡の説明が中心となる。まずは伊仙町の芸能、イッサンサンという豊年祈願行事から。400年ほど前に凶作が続き大飢饉となり、申年に大豊作になっ…

ゴリラ岩、喜念浜海岸、闘牛場なくさみ館

ゴリラ岩 二日目は、徳之島町の亀津から南の伊仙町を巡り、西部を北上して天城町北部まで進む。まずは、海岸沿いにあるゴリラ岩を眺める。ゴリラの横顔に似ているから名付けられたというが、向かって右手から見ないとゴリラに似ている姿は認識しにくいようだ…

徳之島町立郷土資料館

子ヤギ 里久浜海岸から徳之島町の中心地、亀津へ向かって南下する。途中、徳之島の英雄、第46 代横綱・朝潮太郎記念像の前を通り過ぎ、クジラ岬に向かうが、リゾートホテルの庭になっているようなので諦めた。県道へ戻る途中、子ヤギが2頭、空き地で無邪気…

ウンブキ、里久浜海岸

ウンブキ 徳之島空港のすぐ南、海岸から400mほど離れた洞窟は、ウンブキという海中鍾乳洞の入口になっている。 ウンブキの入口 道路脇からソテツなどが茂る入口の階段を下ると、干満の影響で水位が変化し海水と地下水が混じり合うアンキアライン(汽水域)…

ハブの館、ユイの館

ハブの館 徳之島空港や犬の門蓋があるのは徳之島の北西部の天城町であるが、その役場の敷地内に「ハブの館」という小屋がある。 ハブの館 ハブが描かれたシャッターを開けてみると、そこにハブが飼育・展示されている。直射日光によりハブが弱るため、ハブを…

徳之島、犬の門蓋、めがね岩

徳之島、犬の門蓋、展望台 5月上旬に奄美群島の徳之島を訪れた。長寿の島、子宝の島として知られる徳之島。豊かな生態系と闘牛文化の残る島。2021年には島の一部が世界自然遺産に登録された。空港に降り立つとまずは空港のすぐ南にある景勝地、犬の門蓋(い…

初夏の花

ヒメウツギ 近所で見かけた5月から6月の初夏の花を取り上げてみる。これはドクダミの間から顔を覗かせたヒメウツギ(Deutzia gracilis)。日本固有種で、関東以西、四国、九州の河岸の岩上などに生育する。樹高は1mほどになるが、比較的低いので、庭木や…

板敷鼻、喜志鹿崎灯台、奥神社、大崎塩屋神社

板敷鼻 大崎漁港の先にある板敷鼻は、ゴツゴツした岩場の中に切り立って横たわる巨岩で、上は10畳ほどの平らになっている。佐多岬のある大隅半島も先ほどよりはよく見えるようになった。 板敷鼻 板敷鼻は、東シナ海に沈む夕陽を望む人気スポットになっている…

月窓亭、大崎

西之表市、月窓亭 西之表市の中心地から少し坂を上ったところにある月窓亭は、江戸時代中期の延享2年(1745)、当時種子島家の家臣だった羽生能貴が建てた屋敷である。 月窓亭 1886年に種子島家27代島主守時を迎えてからは、種子島家のお屋敷として親しまれ…

種子島開発総合センター鉄砲館

種子島開発総合センター鉄砲館、旧石器時代 西之表市にある種子島開発総合センター鉄砲館では、戦国時代にポルトガルから伝わった火縄銃をはじめ、古式銃を多数展示し、日本の鉄砲の歴史を紹介している。その他、種子島の自然、歴史等の資料も多数展示してい…

中種子町歴史民俗資料館、南種子町郷土館、雄龍雌龍の岩

中種子町立歴史民俗資料館、種子島最後の丸木舟 中種子町立歴史民俗資料館は、写真撮影禁止だったので、パンフの写真切抜で振り返る。種子島最後の丸木舟は、ヤクタネゴヨウ松を素材に、昔ながらの技法を用いて、山カタ(山師)と船大工によって造られた。ヤ…

浜田海水浴場、千座の岩屋、古市家住宅、大ソテツ

浜田海水浴場 このだだっ広い浜田海水浴場は、遠浅できめ細かな白砂が美しいビーチで、夏場は海水浴客で賑わう。右手に見える島は、竹島と高島が重なり、その左に浜島がある。 千座の岩屋 象の水飲みのあった竹崎海岸も美しい景観に恵まれた砂浜で、風向きに…

広田遺跡ミュージアム

広田遺跡ミュージアム 昭和30年(1955)9月、台風22号の襲来により崩れた砂丘の中から、地元の長田茂氏などが人骨や貝製品を見つけ、考古学者・盛園尚孝氏に届けたことで広田遺跡は発見された。最初の発掘は国分直一・盛園尚孝・金関丈夫氏らにより1957〜19…

種子島宇宙センター、象の水飲み

種子島宇宙センター、宇宙科学技術館 種子島の東南端の海岸線に種子島宇宙センターがある。ロケットや人工衛星の組み立てから、整備、点検、打ち上げまで一連の作業を行う、日本の宇宙開発の中核的存在だ。総面積は970万m2(東京ディズニーランド20個分)に…

種子島、八幡神社、門倉岬

種子島、八幡神社 宝満神社から西に、種子島の最南端にある門倉岬に向かうとまもなく、インギー鶏を飼育している花峰小学校があり、その先に下中八幡神社(真所八幡宮)がある。種子島では下中八幡神社と茎永宝満神社だけに、今もお田植え祭りが伝承されてい…