半坪ビオトープの日記

熊本

高千穂峡、阿蘇神社、湯布院

翌朝は早く出かけて高千穂峡のボート遊覧を楽しむ。五ヶ瀬川にかかる高千穂峡は、国の名勝、天然記念物に指定されていて、五箇瀬川峡谷とも呼ばれる。阿蘇カルデラをつくった約12万年前と約9万年前の火山活動による火砕流堆積物が五ヶ瀬川の峡谷にも流れ下…

天岩戸神社、高千穂神楽

去年の7月中旬の連休に、知人の退職記念旅行を企画・引率し、大人数で高千穂峡と国東半島を訪ねた。熊本空港から高千穂へ向かう途中、阿蘇の外輪山の山麓で昼食となった。1年前の熊本地震の影響でまだ復旧の遅れているところが何箇所か残っていたが、その…

国造神社

阿蘇神社の北約5kmの一宮町手野の宮川の上流に、国造神社がある。阿蘇神社の北方に鎮座するため、北宮と称される。宮川に架けられた宮の橋を渡ると石段があり、その上に社殿が見える。 宮の橋の右手には、小さな水神社がある。国造神社の祭神・速瓶玉命、妃…

阿蘇神社

阿蘇山の北側に広がる阿蘇市の一宮町宮地に、阿蘇開拓の祖神と崇められる阿蘇神社がある。全国的にも珍しい横参道で、参道の南には阿蘇火口、北には国造神社が位置し、楼門や社殿は東を向いている。参道中央にある高さ18mの楼門は、日本三大楼門(他は鹿島神…

西厳殿寺

阿蘇パノラマラインを北に下ると、阿蘇駅の手前の黒川に天台宗の阿蘇山西厳殿寺(さいがんでんじ)がある。先ほどの阿蘇山上広場に建つ、西厳殿寺奥之院に対する麓の黒川の坊で、「麓坊中」と呼ばれた。対して山上の坊舎跡は「古坊中」と改称された。徳川時…

阿蘇山、草千里

杵島岳と烏帽子岳の間が草千里ヶ浜と呼ばれる窪地となっており、草千里ヶ浜に面して阿蘇火山博物館が建っている。約30万年前の火山活動開始から現在の姿に至る阿蘇火山の歴史をはじめ、日本や世界の火山の資料を展示している。中岳火口壁に設置した2台のカ…

阿蘇山、中岳

熊本県の高森町に入り、熊本市から始めた南九州一周の旅もようやく終わりに近づいてきた。阿蘇は東西約18km、南北約24kmに及ぶ、世界最大級の面積380k㎡の阿蘇カルデラを中心としたエリアで、カルデラの中央には阿蘇五岳を筆頭に雄大な景勝地が展開している…

天草から長島へ

天草諸島は、上島と下島を主島とし、多くの小島も含んで海岸線は変化に富み、景勝地がたくさんある。時間も少ないので、絶景との評判が高い妙見浦だけ訪れた。大江の集落からすぐ北にある妙見浦は、天草灘の波と風が作り上げた奇岩が連続する天草西海岸の風…

ロザリオ館、コレジョ館

大江教会の丘の下に天草市立キリシタン資料館、天草ロザリオ館がある。この大江の地は、かつて崎津や今富などとともに、天草島原の乱で全滅していたと思われていたキリシタンが160年余を経て多数発見された隠れキリシタンの里である。このロザリオ館は、そう…

大江教会

天草下島の南西部にある大江教会は、天草市天草町大江の小高い丘の上に建ち、信者はもちろん、それ以外の住民にも大江のシンボルとして親しまれている。丘の右下には、後ほど立ち寄るロザリオ館の丸い屋根が垣間見られる。 現在の大江カトリック教会は、フラ…

天草下島、崎津教会

天草市天草下島に所在する崎津集落は、日本在来の宗教である仏教や神道とキリスト教信仰の交流と共存の姿を表す漁村集落であり、キリスト教の布教から弾圧・潜伏・復活に至る痕跡を見ることができる。崎津天主堂は、波静かな羊角湾の中の海辺に建っている故…

天草上島、千巌山

水前寺成趣園から一路南下し、天草に向かう。宇土半島先端の三角(みすみ)から、天草諸島の大矢野島、永浦島、池島、前島を経て天草上島までを結ぶ上天草市内の5つの橋を総称して、天草五橋と呼ばれるが、昭和41年(1966)に開通した。この間は天草パール…

水前寺成趣園

熊本城の南東、3kmのところにある水前寺成趣園(じょうじゅえん)は、通称、水前寺公園と呼ばれる大名庭園である。豊富な阿蘇伏流水が湧出して作った池を中心にした桃山式回遊庭園で、築山や浮石、芝生、松などの植木で東海道五十三次の景勝を模したといわ…

熊本城、本丸御殿

もう一度、熊本城天守閣の破風を南東から見てみよう。大天守の最上階は東西方向の入母屋破風であり、その下に南北に小さな唐破風があり、その下には東西南北に千鳥破風があり、その下の千鳥破風は東西南の3方向を向いている。千鳥破風は、宇土櫓の直線的な…

熊本城、宇土櫓

宇土櫓は、本丸の西北隅、20mの高石垣の上に建つ3層5階地下1階、地上約19mの櫓で、天守並みの構造と大きさを誇る。現存する他の天守と比べても、姫路城、松本城、松江城の天守に次いで4番目の高さである。熊本城には天守とは別に、この規模の五階櫓が明…

熊本城、天守閣から

天守閣の西側面を見る平左衛門丸から、天守閣の南にある本丸御殿への正式な入り口である地下の闇り(くらがり)通路を潜り抜けて本丸広場に躍り出ると、大小天守閣の東側面が目前に聳える。 熊本城の天守は、東側から見てもわかるように連結式望楼型で、大天…

熊本城、天守閣へ

腹拵えが済んだら、熊本城に向かう。南大手門の先に広い西出丸がある。その右手(東)には天守閣と見まがうような堂々とした宇土(うと)櫓が聳える。20mの高石垣の上に建つ宇土櫓は、熊本城に数ある櫓のうちで最も美しいといわれる櫓である。南に平櫓が続き…

熊本、馬刺

かなり前になるが、8月中旬に熊本、鹿児島、宮崎県のいわゆる南九州を見て回った。 熊本に着いて、早速、熊本城の桜馬場にある城彩苑にて昼食をと思ったが、混雑していて駐車場は城外となった。熊本城の内堀としても活用されている坪井川に架かる行幸(みゆ…