半坪ビオトープの日記

岩木山

巖鬼山神社

岩木山の山麓は大きく見積もると直径30kmもあり、南麓には壮大な岩木山神社があるが、北麓の鬱蒼とした杉林の中に、巖鬼山(がんきさん)神社がひっそりと鎮座している。赤い両部鳥居の一の鳥居は、大きく堂々としている。 参道の両側に真っ直ぐに屹立する…

鬼神社

岩木山は、古くから信仰の対象にされ、山頂には岩木山神社奥宮があり、南東麓には岩木山神社や高照神社が祀られている。岩木山の山麓にはほかにもいくつも神社があるので、主なものとして東麓の鬼神社と北麓の巖鬼山神社を見て回った。 岩木山東麓の鬼沢集落…

岩木山下山

岩木山は安山岩で構成されており、頂上部に直径800mの破壊された火口があり、それを埋めて現在の山頂ドームなどが生じた。側火山が3個あり、山頂部や山腹斜面に多数の爆裂火口がある。山頂北東側の赤倉沢の馬蹄型火口は大規模な山体崩壊の跡で、北東山麓の…

岩木山山頂

急な第一おみ坂も15分ほどで登りきると、しばらく平坦な道が続く。木々の間に「夢のカプセル」という標識が立っていた。なにか夢のあるものを埋めているのだろう。 この辺りにもウゴアザミの群落がある。8月も半ばになると花がめっきり少なくなるので、大柄…

大倉岩、おみ坂

岩がするどく天に向かって屹立している。向こうに見えるのは鳥海山である。 登山道脇の岩は険しい姿を見せ、近づかないようロープが張られている。 山頂はまたもや霧に隠れて見えなくなったが、手前右の厳しい急坂の第一おみ坂が姿を現す。やはり青森県最高…

岩木山、鳥ノ海噴火口

右手に鳥海山(1502m)へ上る道を分けて、真っ直ぐ鳥ノ海噴火口に下る道を進む。ここはすでに9合目で、標高1470mある。岩木山山頂(1625m)までちょっと下ってから上るが1時間もかからないだろう。 歩き始めるとすぐ足下にいくつか花が咲いていた。黄色…

岩木スカイライン、リフト

翌朝、岩木山神社に朝日が差し込む様子は厳粛だが、後ろに控える岩木山が雲に覆われているのが気がかりである。 岩木山神社から岩木山麓を西に廻って、嶽温泉の先から岩木スカイラインを八合目まで上る。日光のいろは坂には、第一と第二の二つの坂を合わせて…

岩木山神社、百沢温泉

3年前に津軽に来た時には岩木山の周りを2・3日巡ったが、一度も山の姿を眺めることができなかった。今回は岩木山の麓の高照神社に向かう途中、薄曇りでもようやく岩木山を目にして感慨深い。岩木山の標高は1,625mで、青森県の最高峰であり、その山容から…

津軽信政廟所

本殿後背(西)には真っ直ぐな杉木立の先に、およそ200m隔てて、宝永7年(1710)に弘前城で卒去した4代藩主の津軽信政の廟所がある。 苔むした参道を進むと、右手に「お茶の水」と表示された檜造の湧水小屋が建っている。岩木山の冷たい伏流水が、小屋の…

高照神社

平川市のすぐ西隣は3年前の青森旅行で観光した弘前市なので、市街地を素通りして西の岩木山神社に向かった。 岩木山の麓、百沢街道に沿った岩木山神社の少し手前を右(北)に曲がると、高照神社がある。 三の鳥居の前の広い駐車場から振り返って、石の二の…

青森県の最高峰である岩木山(1625m)は、津軽平野の中心に聳え、「津軽富士」とも呼ばれる円錐形の二重式火山である。津軽の人々は先祖の霊がこもる霊峰として昔から信仰してきた。太宰治はその山容を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美…

岩木山神社の隣には百沢温泉があるが、岩木山の南西麓には古くから嶽温泉がある。 名物マタギ飯のある「山のホテル」は、黒と白を基調とした民芸風の旅館で、先代は宿経営しながらマタギ(狩人)だったという。 嶽温泉は、延宝2年(1674)百沢村の杣夫・野…

岩木山は古くから信仰の対象であり、その南麓にある津軽国一宮の岩木山神社の祭神は、顕国玉神(うつしくにたまのかみ、大己貴命)、多都比姫命、大山祇神、坂上刈田麿命である。一の両部鳥居から真っすぐに、長い参道が岩木山に向かって続いている。晴れて…