半坪ビオトープの日記

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

都会で最小のビオトープがどこまでできるか試してみようとしたきっかけは、放し飼いしているヤマアカガエルの産卵だった。当初は2坪弱、拡張しても約3坪、その中にある小さな池は合わせてもせいぜい1坪しかない。日当たりが悪いので、以前から日陰向きあ…

ビオトープにはハムシやカメムシのほかにもいろいろな虫がやってきた。これはツバキの葉で休むヒメアカボシテントウ。 すでに紹介したが、アカシマサシガメ、トウキョウヒメハンミョウ、ハラビロカマキリやガガンボも飛んできたし、ミノムシは隣の庭の垣根か…

夏に房総の館山の野鳥の森近くを歩いた。ひっそりとした漁村と農村には昆虫類が多く、それらを捕食する大型クモも多数見かけた。随所でコガネグモ、ナガコガネグモ、コガタコガネグモ、ジョロウグモが網を張っていてとても圧巻だった。 9月1日から紹介して…

小さなビオトープで見かけたチョウは、ヒメジャノメ、イチモンジセセリ、ヤマトシジミやモンシロチョウと少なかったが、屋上ではこのほかツマグロヒョウモン、アゲハ、クロアゲハ、キタテハ、ヒメアカタテハ、キチョウなどを見かけた。どちらも種類が多くな…

真夏にはシオカラトンボ、夏から秋にかけてはナツアカネ、アキアカネ、ノシメトンボなどのいわゆるアカトンボが屋上によく飛んできては羽を休めていた。最も多かったのは9月のアキアカネで、毎週末に屋上で何匹も見かけた。最後に見かけたのは10月15日…

屋上に年中いるのは、イエバエやキンバエやショウジョウバエだが、このハナアブの仲間も早春から晩秋まで最もよく花に集まる昆虫だ。ハエの仲間でほとんどがハチに擬態しているため、ミツバチと思い込む人が多い。ナミハナアブやフタホシヒラタアブはミツバ…

屋上の草の間をいつも、片端から飛びながら餌を探しているのがコアシナガバチだ。チョウやガの幼虫を肉団子にして自分たちの幼虫の餌にする。だんだん大きくなっていったコアシナガバチの巣を襲ったのも、ビオトープに巣を張っていたジョロウグモを襲ったの…

このビオトープに最も頻繁に飛んできたのは、小さなハムシやカメムシの類である。夏から秋にかけてほとんど毎日見かけたのが、キベリクビボソハムシであり、食草のヤマノイモの葉によく止まっていた。柄は2種類あった。ほかにはルリマルノミハムシが来た。 …

この一年で最大の事件といえば、樹齢20年を超えるキウイの大木が、わずか4ミリほどのキウイヒメヨコバイの大発生により枯死寸前になったことだ。6月中旬に思い切って伐採したキウイの切り株を取り込み、半坪で始めたビオトープを約一坪に拡張した。 伐採…

この日記は都会の小さなビオトープの試みとして始め、ヤマアカガエルとツマグロヒョウモンの生育記録が主となったが、その他にもいろいろな記事を取り込んだ。場所としては、八海山や館山などで見かけた生き物を取り上げたり、後半では我が家の屋上も含めた…

近年よく見かけるようになったツマグロヒョウモンを、ちょっとしたきっかけから飼育することになった。 (1)7月12日にツマグロヒョウモンの産卵を見かけた。 (2)7月31日に同じ場所で幼虫が次々とアシナガバチに肉団子にされていたので、2齢から終齢(…

(8)親ガエルは「クロ」「アカ」「シロ」と名づけた3匹を識別できたが、「クロ」は6月中旬から見かけていないので、ビオトープで冬眠したのは「アカ」と「シロ」の2匹と考えられる。 (9)「クロ」はオスと推定しているが、そうだとすると来年は産卵がないか…

この日記を始めるきっかけになったのは、ヤマアカガエルの産卵である。冬眠までの経過と考察を以下にまとめておく。 (1)4月4日に約500粒のヤマアカガエルの卵塊が、二つ産みつけられた。 (2)4月12日から16日にかけて、約1000匹のオタマジャク…