半坪ビオトープの日記

ツマグロヒョウモンのメス

近年よく見かけるようになったツマグロヒョウモンを、ちょっとしたきっかけから飼育することになった。
(1)7月12日にツマグロヒョウモンの産卵を見かけた。
(2)7月31日に同じ場所で幼虫が次々とアシナガバチに肉団子にされていたので、2齢から終齢(4齢)までの11匹を保護した。
(3)8月5日から12日にかけ、9匹が蛹化する。
(4)同17日から20日にかけ、8匹が羽化する。1匹はヒョウモンヒメバチ(寄生バチ)に食い破られる。
(5)9月と10月にも、蛹から羽化させる。10月末まで、随所で花に集まる蝶の姿を確認する。また、道端で幼虫が踏み潰されているのを確認。
(6)11月中旬から下旬にかけ、道端で3齢幼虫を確認。
(7)以上、産卵から羽化までの周期は40日から45日と考えられる。5月から10月までが活動期間とすると、45日周期で年4〜5回発生となる。また、冬越しは3齢で行うと思われる。
(8)食草はスミレ類であり、最近は園芸品種も多く飼育しやすい。タチツボスミレは夏に大きく育つので便利だ。
(9)ツマグロヒョウモンは人間をあまり警戒しないが、ツマグロヒョウモンの天敵は、アシナガバチと寄生バチと毛虫嫌いの人間である。