半坪ビオトープの日記

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

純白で可愛い小花がびっしりと咲いて涼しげな感じが好まれているこの花は、トウダイグサ科メキシコ原産のユーフォルビア・ヒペリキフォリア(Euphorbia hypericifolia) の園芸品種「ダイアモンドフロスト」(E. hybrids 'Diamond Frost')という。 草丈30…

細長い花茎の先にスミレのような淡紫色の花を咲かせているのは、イワタバコ科ストレプトカルプス属のサクソルム(Streptocarpus saxorum) という。属名は、ギリシア語 streptos(ねじれた)と karpos(果実)に由来し、長い償j果がらせん状にねじれているこ…

早春の花といわれるスノードロップが早くも咲いていた。スノードロップはヒガンバナ科ガランツス属で、いくつかの種類があり、最もよく見かける花はエルウィジー(Galanthus elwesii)、和名ではオオマツユキソウ(大待雪草) という。属名は、ギリシア語 gal…

クリスマスに向けて冬を彩る花といえばシクラメンとポインセチアといえよう。そのポインセチアは、トウダイグサ科ユーフォルビア属のプルケリマ(Euphorbia pulcherrima) の園芸品種である。和名では、トウダイグサ属のショウジョウボク(猩々木)という。英…

この花は今夏、千葉県の南房パラダイスで見かけて名前は知っていたが、花径が35mm程であるほか、詳細は皆目分からない。ようやく見つけたのが、Centrathemum という表記だが、これで検索しても「南房総で見かける花」以上のことは分からなかった。 この…

小さな白い花が次々に咲き、同じ時期に真っ赤なサンゴのような液果が数珠つなぎで垂れるこの花は、リヴィナ属のフミリス(Rivina humilis) という。属名は、ライプツィヒの植物学者リヴィヌスの名にちなむ。 和名ではヤマゴボウ科ジュズサンゴ属のジュズサン…

昨日、ビオトープの小さい池の端で5cmほどのヤマアカガエルを見つけたが、草が邪魔をしてうまく撮れなかった。たぶん2年目か3年目のカエルだろう。 今日は、家の脇の離れビオトープのほとりで15mmほどのヤマアカガエルの1年目の子ガエルを見つけた…

オレンジ色の5裂片の真ん中が黒く目立つこの花は、キツネノマゴ科ツンベルギア属のアラタ(Thunbergia alata) という。和名ではヤハズカズラ属のヤハズカズラといい、1879年に渡来している。 熱帯アフリカ原産で熱帯各地に野生化している。小笠原島では…

サルビアの仲間は世界に500種以上あるといわれる。赤い花が多いが、青色系もいくつか知られている。紺色に近いメドーセージやブルーサルビアもあるが、この花はもっとも明るいサルビア・アズレア(Salvia azurea) という。 英名は、blue sage あるいは sk…

9月から11月にかけて黄色のマメ科の花を咲かせるこの花は、カッシア属のコリンボサ(Cassia corymbosa) という。属名は、シナニッケイ(Cinnamomum cassia) の種名から転用したもので、語源はヘブライ名 gasta(皮をむく)による。 英名の senna は、イン…

房状のピンクの花をつけるネムノキ(Albizia yulibrissin) とは違い、球形の白い花をつけるのは、シロバナネムノキと通称される、カリアンドラ属のポルトリケンシス(Calliandra portoricensis) という。属名は、ギリシア語 kallos(美しい)と andros(雄し…

春に咲いていたブルーデージーが、再び秋も遅くなって咲いている。南アフリカ原産のブルーデージー(blue daisy) は、キク科フェリキア属のアメロイデス(Pelicia amelloides) という。属の和名はルリヒナギク属という。 長く伸ばした茎先の頭花は径4cm、…

近年寄せ植えによく使われる、タデ科の「シルバードラゴン」は、ペルシカリア属のミクロケファラの園芸品種(Persicaria microcephala 'Silver Dragon') である。属の和名はサナエタデ属という。 アジア原産の耐寒性宿根草で、丈夫なため育てやすい。草丈3…

先日(10月4日)アマリリスとクリヌムとの属間交雑による人工属、アマルクリヌムを紹介したが、今度の花は、アマリリス属のホンアマリリス(Amaryllis belladonna) とネリネ属のボウデニー(Nerine bowdenii) の属間交雑種で、アマリネ(Amarine) という…

昼前に、ビオトープの網にすがりついてぐったりしているヤマアカガエルを見つけた。餌が少ないためだろうが、外に出て行くときには高さ60cmの網を越えられたが、戻るときにはブロックとレンガの分高くなって90cmとなっているため、ジャンプに何度も…

珊瑚色のベゴニアが近年人気のある「コーラルファンタジー」という球根ベゴニアである。ベゴニアの生産全国一位の千葉県にて、球根ベゴニア「在来ローズ系」と球根性ベゴニアの原種「ボリヴィエンシス」の交配により育成された品種で、平成13年に公表され…

葉の表面が銀白緑色で暗紫紅色の班が入り、金属様の独特な光沢があるこの観葉植物は、キツネノマゴ科ストロビランテス属のウラムラサキ(Strobilanthes dyerianus) という。属名は、ギリシア語 strobilos(松かさ)と anthos(花)に由来し、球果状の花序の…

香りが強くとてもよい香りなのでニオイザクラとも呼ばれるこの花は、アカネ科ルクリア属のピンケアナ(Luculia pinceana)という。属名は、ネパールでこの花をルクリ・スワと呼ぶことに由来する。 インドのアッサム地方やヒマラヤ及び中国雲南省が原産の半耐…

赤褐色の葉に鮮紅色の葉脈が浮き出る異様な観葉植物は、ヒユ科イレシネ属のヘルブスティー(Iresine herbstii)という。和名は、マルバビユ属のマルバビユ(丸葉莧)、別名はケショウビユという。英名は、beefsteak plant で、赤い色の葉を牛肉にたとえてい…

この小さな花は「ハミングバード(Hamming Bird)」というクレオメの矮性品種である。ワインカラーの茎に小さなライラックピンクの花をつける原種系のクレオメで、草丈が20cm前後なので、鉢植えや寄せ植えに向いている。 クレオメという属名は、アブラナ…

夏から秋にかけて空き地などで咲くクレオメは溌剌としていてすがすがしい。フウチョウソウ科のクレオメ属にはアメリカやアフリカの熱帯や温帯を中心に75種ほどあるが、一般にクレオメと呼ばれているのはハレスリアナ(Cleome hassleriana) である。 熱帯ア…

シーマニア(Seemannia)という名で流通しているこの花は、イワタバコ科グロクシニア属のシルヴァティカ(Gloxinia sylvatica)という。属名は、医師で植物学者のドイツのグロクシンの名にちなむ。シーマニアとは、昔シーマニア属に分類されていたためで、今…

極楽鳥花という別名の通り、きらびやかな雰囲気を醸し出すこの花は、ストレリチア属のレギーネ(Strelitzia reginae)という。属名は、イギリスのジョージ3世の妃になった公爵メクレンブルク・ストレッツ家に由来する。種名のレギーネは、「女王の」の意味…

秋も深まると玄関先などで黄色い花を咲かせるツワブキ(石蕗)が人目を引くようになる。キク科ツワブキ属のツワブキ(Farfugium japonicum)は常緑多年草で、日本、台湾、中国に分布する。太平洋側では福島県以南、日本海側では石川県以南の海岸に自生する。…

夏から秋にかけて咲く大型のカタバミは、オクサリス属のボーウィー(Oxalis bowiei) という。南アフリカ原産で、日本には1840年頃に渡来し、和名はハナカタバミという。関東以西の暖地では野生化している。 花茎は30cmほどになり、10個前後の花が…

一般にムラサキシキブと呼ばれて街中で見かける植物は、ほとんど類縁のムラサキシキブ属のコムラサキ(Callicarpa dichotoma)である。そしてこの白い実の植物は、シロミノコムラサキ(白実の小紫、C.dichotoma var. albifructus)という。 山野に自生するム…

高さ2mにも達する大きなタデは、タデ属のオオケタデ(Polygonum orientale)という。ポリゴヌムという属名は、ギリシア語 polys(多くの)gony(ひざ)に由来し、ふくれた関節を多く持つことにちなむ。 和名は、茎や葉の裏に短毛を密生することによる。中…

夏の花アサガオもまだ咲き残っているが、このソライロアサガオの花は大きな茂みを作ってまだ毎日たくさんの花を咲かせている。 ヒルガオ科アサガオ属のアサガオ(朝顔)に似ているが、サツマイモと同じイポメア属のトリコロル(Ipomoea tricolor)という。属…

5弁花と花弁より長い5枚の萼片を合わせると10弁花に見えるこの花は、シナノキ科グルーイア属のカフラ(Grewia caffra)という。属名は、イギリス人医師で植物解剖学者だったグルー(Grew)の名にちなむ。 南アフリカ原産の非耐寒性常緑つる性低木で、枝…

細く伸びた枝に径15mmほどの小さな緋紅色の花を咲かせているのは、キク科エミリア属のサギッタタ(Emilia sagittata)という。 和名ではウスベニニガナ属のベニニガナという。中国南部、インド東部原産の一年草で、切り花用として流通している。熱帯アフ…