半坪ビオトープの日記

コムラサキ

一般にムラサキシキブと呼ばれて街中で見かける植物は、ほとんど類縁のムラサキシキブ属のコムラサキ(Callicarpa dichotoma)である。そしてこの白い実の植物は、シロミノコムラサキ(白実の小紫、C.dichotoma var. albifructus)という。
山野に自生するムラサキシキブ(C. japonica)は、花も実もコムラサキのように団子状にまとまらずばらばらになっている。ムラサキシキブの白実種は、シロシキブ(白式部、C. japonica form. albibacca)というが、シロミノコムラサキと間違えていることが多い。
どちらも日本および中国に分布し、花より実が鑑賞される。花期は6〜7月で、9〜11月に紫色あるいは白色の実をつける。