半坪ビオトープの日記

ザース・フェー

ザース・フェーを去る日の朝は快晴となった。せめて村はずれまで行ってみたかったが、残念ながら次のツェルマットでの日程も詰まっているため、急遽時間を割く余裕がなかった。 やはり、村中からでもアラリンホルン(4027m)まで見える。幅広のフェー氷…

ザース谷を上ってくるバスは、ザース・グルントで北(この写真では左)の高台に上るとザース・フェーに着く。クロイツボーデン(Kreuzboden) とホーサース(Hoosaas) へのゴンドラは、ザース・グルントから南に上っている。この写真は、ザース・グルントから谷…

プラッティエンからザース谷の向こう側を見るとヴァイスミース(Weissmies)やその山腹が近いのだが、雲がかかってよく見えない。 左にあるホーサース(Hoosaas)への中間駅クロイツボーデン(Kreuzboden 2397m)から、ヴァイスミースの山裾をほぼ水平に歩…

ザース・フェーからハンニックとは反対に南東のプラッティエン(Plattjen 2570m)にゴンドラで上る。プラッティエンの山腹にもハイキングコースがあるが、積もった雪がべちゃべちゃにとけてとても歩く気にはなれない。 少し離れたがここからもテッシホ…

レンクフルーから南のザース・フェーの方を見返ると、ザース谷の向こう側にヴァイスミース(Weissmies 4027m)とその左にラッギンホルン(Lagginhorn 4010m)の白い峰が望める。 中腹にはホーサース(Hoosaas 3200m)という展望台があり、そ…

幅が4Km長さが5Kmもある大きなフェー氷河の右端はドームが壁となっているが、氷河の元をたどると4Km先にあるアラリンホルン(Allalinhorn 4027m)まで続いている(正面左)。 アラリンホルンの左下にある、ザース・フェーで一番高い展望台であ…

大きなフェー氷河を二つに分断するように突き出た中州に位置するレンクフルー(Langfluh 2869m)まで上ると、ようやく晴れ間が見えた。この展望台は、スイス第二位の標高を誇るドーム(Dom 4545m)からわずか3Kmの近さにある。 ちなみにスイス…

ザース・フェーの村はずれから赤いゴンドラに乗ってシュピールボーデン(Spielboden 2447m)へ上る。シュピールボーデンの右には大きなフェー氷河の末端がせり出ていて村中から見える。 ここから下るハイキングコースは、少し急だが花が多く人気がある…

ともかく雪の道をトレンバッハの沢が見下ろせるところまで進んで、その先のトゥリフトからの急斜面を調べた。やはり雪が多くて滑りそうなので、引き返してほかの場所に行くことにした。8月に雪が降ることはたまにあるが、上旬にこれだけ多く積もることは珍しい。

雪の中から顔をのぞかせている花を探しながら戻る。赤い花では、クモノスバンダイソウ属のセンペルビブム・アラクノイデウム、イブキジャコウソウの仲間のティムス・ポリトゥリクスなどが見つかる。 白い花では、マンテマの仲間のシレネ・ルペストゥリスやヌ…

ハンニックの駅にはマウンテンスクーターがたくさん備えられていた。ハイキングコースは西へ向かうが、マウンテンスクーターのコースは途中で東に向きを変え、大きくジグザグに林の中を下りていく。その場合、もちろんヘルメットを着用するのだが、今回は計…

ザースフェー3日目の朝、ようやくゴンドラにて右の林のすぐ上にあるハンニック(Hannig 2350m)に上った。その上がメリック(Mallig 2535m)で、左にはゲムスホルン(Gemshorn 3545m)の尾根が見える。 ハンニックには前日降った雪がまだ3…

ポストバスのターミナルになっている郵便局の前に、ネズミ返しのある小屋がいくつも並んでいる。元は穀物小屋だったのだが、今でも物置などに使っているようだ。 小屋の前の十字架には、「彼(イエス)は十字架での死をも受け入れた」と書かれているが、上の…

アンデルマットからザース・フェー(Saas Fee 1800m)への移動日は一日雨で、次の日は昼まで雪、翌日もどんよりとした曇りと、ここでは天候に恵まれなかった。 マッターホルンで有名なツェルマット(Zermatt 1620m)があるマッター谷の、すぐ東に…