半坪ビオトープの日記

セネキオ・ハレリ

レンクフルーから南のザース・フェーの方を見返ると、ザース谷の向こう側にヴァイスミース(Weissmies 4027m)とその左にラッギンホルン(Lagginhorn 4010m)の白い峰が望める。
中腹にはホーサース(Hoosaas 3200m)という展望台があり、そこからこちらのドームなどのミシャベル山群といくつもの氷河を見渡すと雄大な景観なのだがこの曇天ではあきらめるしかない。
積雪の多いレンクフルーでも大きな岩の陰で黄色いセネキオ・ハレリ(Senekio halleri)の花を見つけた。セネキオとは老人を意味し、細かい綿毛で灰白色に見える葉の色に由来する。日本ではサワギク属といい、タカネコウリンカやミヤマオグルマが仲間だが、ハレリほど白くはない。