半坪ビオトープの日記

ヤハズカズラ

オレンジ色の5裂片の真ん中が黒く目立つこの花は、キツネノマゴ科ツンベルギア属のアラタ(Thunbergia alata) という。和名ではヤハズカズラ属のヤハズカズラといい、1879年に渡来している。
熱帯アフリカ原産で熱帯各地に野生化している。小笠原島ではタケダカズラと呼ばれる。つる性の多年草だが一年草として栽培されることが多い。高さ1〜2.5mになる。葉は長さ4〜7cmの卵状三角形で、葉の形が矢筈(矢の一番端の弦を受けるところ)に似ているところからヤハズカズラと命名された。
花径は4cm、先端は5裂片で橙黄色、喉部は黒紫色である。英名は、black-eyed Susan vine黒い瞳のスーザン)という。
室内では通年開花するが、屋外での花期は諸説あり、この花のように9月ごろから咲くものもある。