半坪ビオトープの日記

ヤマアカガエル

昼前に、ビオトープの網にすがりついてぐったりしているヤマアカガエルを見つけた。餌が少ないためだろうが、外に出て行くときには高さ60cmの網を越えられたが、戻るときにはブロックとレンガの分高くなって90cmとなっているため、ジャンプに何度も失敗したと思われる。腰骨のあたりが擦り切れ、横っ腹もどうやら傷ついているようだ。
手にとっても身動きせず、ぐにゃっとしたままだ。そっと池の脇に置くとようやく一歩動いたが、そのまま立ち止まってしまった。いつ飛び出したかわからないが、どこもコンクリだらけなので池の香りを頼りに戻ってきたのだろう。野良ネコとカラスに見つからなかったのが幸いだ。
体長10cmほどあるから3年目以上のメスのカエルだが、こんな瀕死の状態では冬越しできるかどうか不安だ。すでに冬眠の季節なので体力回復を祈るしかあるまい。