半坪ビオトープの日記

ハナセンナ

9月から11月にかけて黄色のマメ科の花を咲かせるこの花は、カッシア属のコリンボサ(Cassia corymbosa) という。属名は、シナニッケイ(Cinnamomum cassia) の種名から転用したもので、語源はヘブライ名 gasta(皮をむく)による。
英名の senna は、インドのベンガル語に由来する。和名は、カワラケツメイ属のハナセンナ(花旃那)といい、近年「アンデスの乙女」の名で園芸品種が出回っている。
センナといえば熱帯産の薬用品種が有名であるが、もっぱら鑑賞用のハナセンナは、ブラジル中部からアルゼンチン北部の原産で耐寒性があり、昭和初期に日本に渡来した。
高さ2〜3mになる落葉低木で、偶数羽状複葉の小葉は披針形で先端は尖る。鮮やかな黄色の花が群がり咲く様は、晩秋にはとてもよく目立つ。