半坪ビオトープの日記

ポインセチア

クリスマスに向けて冬を彩る花といえばシクラメンポインセチアといえよう。そのポインセチアは、トウダイグサ科ユーフォルビア属のプルケリマ(Euphorbia pulcherrima) の園芸品種である。和名では、トウダイグサ属のショウジョウボク(猩々木)という。英名は、 Christmas flower または poinsettia で、ポインセチアの名はアメリカの初代駐メキシコ大使ポインセットが発見・紹介した逸話に由来する。
メキシコ原産の短日性植物で、日本には明治中期に渡来した。右上の写真のように、最近は赤のほか白やクリームやピンクなど様々な品種が開発されている。
この細葉のピンク色のポインセチアは、数年前に発表された園芸品種で、ユーフォルビア「ドルチェローザ」(Euphorbia hybrids cv. 'Dolce Rosa')という。ユーフォルビア属のある種とポインセチアとの種間交雑によるとされるが由来は不詳である。
10〜12月にかけて咲き、開花時の温度が高ければ色が濃くなる。ピンク色の花びらに見えるのは花苞で、うっすらとシルバー色に縁取られ、緩やかに波打っている。小さな花は茎頂に20個ほど集まっているが目立たない。