半坪ビオトープの日記

ジュズサンゴ

小さな白い花が次々に咲き、同じ時期に真っ赤なサンゴのような液果が数珠つなぎで垂れるこの花は、リヴィナ属のフミリス(Rivina humilis) という。属名は、ライプツィヒの植物学者リヴィヌスの名にちなむ。
和名ではヤマゴボウ科ジュズサンゴ属のジュズサンゴ(数珠珊瑚)という。
北米南部から中南米に分布する常緑の多年草(亜低木)で、高さ40〜60cmになる。葉は濃緑色で光沢があり、先は細まり全縁で波状になる。
白から淡紅色あるいは淡緑色の総状花には花弁はなく、花に見える萼片は3mmほどである。鮮紅色の液果の径は5mm程で、房のように連なる様は美しい。花期は6〜10月とされ非耐寒性というが、近所の公園では今でも花が咲いているし、実もなっている。