半坪ビオトープの日記

三洲足助屋敷、巴川


香積寺の参道を下って行くと、巴川沿いに三洲足助屋敷の家並みが見える。消えゆく昔の山村での生活の様子を再現したもので、わら細工や籠屋・傘屋・桶屋・鍛冶屋・炭焼き・木地屋などで実演が行われる民族資料館的な施設である。

屋敷前の大きなイチョウが見事に黄色く色づいている。

長屋門の受付など茅葺の古民家なども見えるが、建物はすべて移築ではなく新築されたものである。

屋敷前の敷地内には、桧茶屋などの食事処や土産物屋などが建ち並び、観光客で賑わっている。

三洲足助屋敷前から巴川に沿って戻って行くと香嵐渓広場があって、猿回しなどもみじまつりのイベントが行われている。

もみじ越しに川の流れを見ながら休憩する人も多い。

香嵐渓広場から東屋や栗の木茶屋の間を通り抜けていくと、もみじの先に真っ赤な待月橋が現れる。

橋のたもとから対岸を眺めると、向こう側には土産物屋が並んでいるので、橋を渡って足助八幡宮に向かう。

巴川の上流を振り返ると、河原に下りて記念写真を撮る人々もたくさん見える。

待月橋の飯盛山側の岸辺には、「五色もみじ」と呼ばれる5色に変化しながら染まっていくもみじがあるが、まだ色づき始めたばかりであった。

巴川の流れも急に強くなってきた。夜には飯盛山のライトアップもされるというが、全山真っ赤に燃えるまでにはもう一週間ほどかかると思われる。