半坪ビオトープの日記

久々のヤマアカガエル


8月末にカエル池に放したツチガエル、ヌマガエル、ニホンアマガエル7匹のうち、アマガエルは9月末に庭の片隅で干涸びているのを見つけた。水にこだわらずにどこでもよじ上ることができるので、翌日にはカエル池から脱出していた。自力で池に戻るのは難しいので致し方ない。ほかのカエルも何匹残っているかはわからず、ここのところ見かけるのは小さいカエル2匹だけである。
この週末に、福島県の山間で小さなアカガエルを見つけ、3匹連れて帰った。

3匹とも15mm前後の大きさで、今年生まれに間違いないのだが、小さすぎてヤマアカガエルかそれともニホンアカガエルか、見分けがつきにくい。とりあえず簡単な名前を付けよう。左の一番痩せぎすで薄茶色のカエルをウスと呼ぶ。

右下の茶色そのもののカエルをチャと呼ぶ。左のやや大柄で背中の斑紋が目立つカエルをモンと呼ぶ。ヤマアカガエルニホンアカガエルの見分け方の一番は、背側線がまっすぐか曲がりがあるかだが、どちらも背側線は曲がっているのでヤマアカガエルといえる。まだ小さいけれども標高500mほどの山間にいたので、久々のヤマアカガエルに間違いないであろう。

カエル池に放してみたが、小さくて見つけにくい。右上のミニスイレンの葉に乗っているのがチャで、左上のイソギクの葉の下に見えるのがウスである。左下のアイビーの葉の間にようやく認められるのがモンである。

カエル池に居着くかどうか分からないが、やはりアカガエルの方がなじみ深い。

こちらのチャは小さいけれどもヤマアカガエルの特徴をよく示している。