盛岡三大麺は、わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺という。今回は盛岡冷麺を選び、チェーン店でもよいと探した結果、手頃な「元氣のでる炭火焼肉やまなか家」雫石店に寄った。
盛岡冷麺とは、昭和29年（1954）に朝鮮半島から盛岡に移住した食堂園初代店主の青木輝人氏が、平壌の冷麺と故郷・咸興の辛い冷麺をミックスしたのが始まりという。平壌冷麺の麺はそば粉入りだが、盛岡冷麺の麺はジャガイモのデンプン中心で透明感がある。咸興冷麺はコシが強いけれども、スープを入れないものが多い。やまなか家の冷麺は、北海道産の馬鈴薯を使い、シコシコとしてコシの強い麺を手作りで練り上げている。
牛骨、豚骨、鶏ガラをじっくり煮込んだスープがコクのある旨味を引き出している。やまなか家では、カルビ焼肉とのセットランチもあり、手頃に冷麺を味わえる。
黒毛和牛カルビと石焼ビビンバのセットを注文すると、早速、カルビがでてくる。
石焼ビビンバは全体に量は少なめだが、ランチなのでこの程度で満足する。
冷麺はセットでなく単品で味わった。冷麺用キムチが爽やかな辛味で冷麺にマッチしている。
