半坪ビオトープの日記


野鳥の森公園の隣にある大きな寺は、ボタンで有名な薬王院である。真言宗豊山派の総本山である奈良の長谷寺の末寺で、正式には瑠璃山薬王院長谷寺という。
奈良の長谷寺から昭和41年に牡丹を移植したのが始まりで、現在では40種類、1000株にまで増え、東京のボタンの名所になっている。
開山は鎌倉時代相模国大山寺を中興した願行上人。本堂は昭和40年に奈良・長谷寺と京都・清水寺とを模して建造したとされる。

大きな鉢にはきれいなスイレン(睡蓮、Nymphaea ) が咲いていた。属名は、ギリシア語 Nymphe(水の精)に由来する。
この赤いスイレンは、アトラクション('Attraction'、耐寒性)という品種と思われる。赤色の名花として最もよく栽培されている。

スイレンは、熱帯性、耐寒性をもとに多くの園芸品種が作出されていて同定するのは難しい。

薬王院の本堂は高台の一番上にあり、普段は入れない。