半坪ビオトープの日記


鮮やかな宝石のような翡翠色をしたヒスイカズラと呼ばれるこの花は、ストロンギロドン・マクロボトリス(Strongylodon macrobotrys)という。属名は、ギリシア語 strongylos(丸い)と odoys(歯)に由来し、萼の丸い歯にちなむ。

フィリピンのルソン島原産で、熱帯雨林中に自生し、長さ20m以上に生長する蔓植物である。花房は1m以上あり、英名は、ジェイドバイン(Jade Vine翡翠葛)という。青碧色の旗弁は長く反り返り、先は細くなり、翼弁はその半分の長さで卵状楕円形、竜骨弁は長く突き出て内曲し、嘴状となる。

熱帯の花木室の次の部屋は、熱帯スイレン室で、耐寒性種と異なり周年開花するといわれる熱帯スイレンの花がいくつか咲いていた。東南アジアやアフリカ、南米大陸などの熱帯地方に分布し、耐寒性と同じ属名(Nymphaea)である。
100年ほど前から青や紫色を中心に多くの品種が開発されていて、特徴的な模様のある葉を持ちピンク色の花を咲かせてるこの花は、イブリンランディグ(Nymphaea 'Evelyn Randig')という。

明るく鮮やかなピンク色のこの花は、エンチャントメント(N. 'Enchantment') という品種である。