半坪ビオトープの日記

現代タイ・シーフード料理「Paii at the House on Sathorn」

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現代タイ・シーフード料理店「Paii at the House on Sathorn」

バンコク最後のディナーに訪れた、現代タイ・シーフード料理店「Paii at the House on Sathorn」は、サトーン運河を創設した会社の創設者である、ルアン・サトーン・ラジャユットカ(Luang Sathorn Rajayutka)の遺産を受け継いで、最高の地元産および輸入シーフード料理を提供している。PaiiとはPaddle(櫂)のこと。建物正面は夜になるとライトアップされる。

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「Paii at the House on Sathorn」の中庭

店は建物一階の一角にあるが、中庭も広く大きな建物であることがわかる。トイレはこの右手の建物まで行く。

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タイのクルプック

前菜の前に出された、タイのクルプック(Krupuk、インドネシアのエビセン)は、タイ語ではカーウクリッ・クーンという。

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Yum Hua Plee Nuea Poo(泥蟹とバナナの花のサラダ)

最初の前菜は、Yum Hua Plee Nuea Poo。泥蟹とバナナの花のサラダ(Banana blossom Mud crab Paii chilli jam lemongrass)。果肉のような紫色をしたバナナの花は、東南アジアやインドの料理で伝統的に使用され、生で食べることもできる。レモングラス入りのPii特製チリジャムで和えている。

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生牡蠣(Hoy Nang Rom Sod)

次の新鮮な生牡蠣(Hoy Nang Rom Sod)は、チリジャムとナムジムディップ添えのジャンポールオイスター(Jean-Paul Oysters with Paii chili jam, nam jim)。ナムジムディップとは、タイ北東部イサーン地方のスパイシーソースである。

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Po Piah Poo(ワタリガニのクリスピー春巻き)

次に出たのは、Po Piah Poo。ワタリガニのクリスピー春巻き。ヒカマとアジャードパイナップルソースをつけて食べる。ヒカマとは、メキシコ原産のマメ科植物で、塊茎状の根を食用にする。

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Panang Mhoo Yang(豚肩ロースのローストにパネーンカリー)

ここからがメイン料理となる。まずは、Panang Mhoo Yang。豚肩ロースのローストにパネーンカリー。パネーンカリーとは、ココナツミルクを煮詰め、ピーナツやタイハーブを加えた濃厚なカリー。

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Kaeng Leuang Nuea Poo Bai Cha Poo(イエローカリーにワタリガニ

次は、Kaeng Leuang Nuea Poo Bai Cha Poo。イエローカリーに新鮮なワタリガニをたっぷり乗せ、さらに刻みキンマの葉をトッピングする。

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Pla Mhuek Yang Sauce Ho Ra Pha(イカ焼き)

こちらは、Pla Mhuek Yang Sauce Ho Ra Pha。大きなイカ焼きにバジルやミントの葉を散らしている。

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Ka Lam Plee Ob Nam Pla(焼きキャベツ)

これは、Ka Lam Plee Ob Nam Pla。焼いたキャベツにフィッシュソースをかけて食べる。

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Hoy Malaeng Phoo Ob(ムール貝

こちらは、Hoy Malaeng Phoo Ob。ニュージーランド産のムール貝にタイのハーブを色々散らしている。

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マスカルポーネ入りティラミス

ようやくデザートになる。まずは、マスカルポーネクリームチーズ)入りティラミス。

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レモングラス・パンナコッタ(Lemongrass Panna Cotta)

次のフルーツは、マンゴーサゴを添えた、レモングラス・パンナコッタ(Lemongrass Panna Cotta)。一つ一つは量が少ないが、前菜もメインも種類が多くて、海鮮料理の奥行きの広さに満足感を覚えた。これにて、年末に出かけたバンコク・グルメ旅行を終えた。アジアの最先端を走るといわれる斬新な料理と、庶民的な伝統料理の両方を味わうことができてよかった。