半坪ビオトープの日記

2014-01-01から1年間の記事一覧

田沢湖高原温泉

田沢湖を周遊した後、明日の秋田駒ヶ岳登山の基地となる田沢湖高原温泉郷に向かう。台風11号が四国に上陸しようとしている影響で、東北地方も雲が多い。 ブナ林に囲まれた宿は、マイナスイオンたっぷりで寛げる。 ロビーやレストランから田沢湖の様子が手に…

浮木神社、たつこ像

御座石神社から浮木神社へ向かうとほどなく、田沢湖西岸に明神堂という小さな祠が見えた。古称・浮木の宮という。江戸時代の久保田藩士だった益戸滄州の「問槎紀行(仙北市立角館図書館発刊)」によれば、波のまにまに揺れ、水中に大蛇が動くように見えたと…

御座石神社

田沢湖には古来より「辰子姫」伝説がある。湖の南、金成沢に生まれた絶世の美女「たっこ」がその美貌の永遠なることを願い、大蔵観世音に百夜参りの願をかけ、満願の夜の観世音菩薩のお告げに従い永久不変の龍体となって田沢湖の主になったという伝説である…

田沢湖畔、秋田三鶏

盛岡から車で1時間ほどの田沢湖は、秋田県仙北市にある淡水湖で、最大深度423.4mと日本で最も深い湖である。湖面の標高は250mなので、湖底は海面下となる。 田沢湖遊覧船乗場に近い田沢湖共栄パレスでは、秋田三鶏や秋田犬などが見学できる。 秋田三鶏と…

炭火焼肉、盛岡冷麺

盛岡三大麺は、わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺という。今回は盛岡冷麺を選び、チェーン店でもよいと探した結果、手頃な「元氣のでる炭火焼肉やまなか家」雫石店に寄った。 盛岡冷麺とは、昭和29年(1954)に朝鮮半島から盛岡に移住した食堂園初代店主の青…

志波城、政庁跡

政庁は150m四方の築地塀で囲まれ、内側には儀式を行う多くの建物が整然と並んでいた。 政庁南門を潜って目隠塀の左奥を見ると、彼方に政庁西門が建っている。 外郭と政庁の規模は、鎮守府胆沢城を上回り、国府多賀城に匹敵する大きなもので、陸奥国最北端の…

志波城古代公園

8月中旬に、秋田駒ヶ岳・八甲田山・岩木山をトレッキングするため、岩手・秋田・青森県を巡った。まず、秋田駒ヶ岳の麓、田沢湖高原を目指し、盛岡駅から田沢湖へ向かった。 途中、盛岡市郊外にある志波城古代公園に立ち寄った。 志波城古代公園は、今から…

久々のヤマアカガエル

8月末にカエル池に放したツチガエル、ヌマガエル、ニホンアマガエル7匹のうち、アマガエルは9月末に庭の片隅で干涸びているのを見つけた。水にこだわらずにどこでもよじ上ることができるので、翌日にはカエル池から脱出していた。自力で池に戻るのは難し…

ガパオ

バジルをたくさん購入したので、タイ料理の定番・ガパオを作った(4人前)。 ① ピーマン1個、パプリカ1/4個を5mm角に切り、にんにく1片をみじん切り、赤唐辛子1本を小口切りにする。 ② タマネギ1個を5mm角に切る。 ③ ごま油大2をフライパンに熱し、…

ムール貝の香草ワイン蒸し

ムール貝が安かったのでワイン蒸しを作った(3人前)。 ① ムール貝9個は塩水につけ、殻をこすり合いながらよく洗う。ヒゲがあったら引っ張ってはずす。 ② ニンニク1片、タマネギ1/2個をみじん切りにする。 ③ フライパンにバター大2を溶かし、ニンニクを…

松本へ

前日割安にしてくれたタクシーをチャーターして、畳平から松本市内まで直行する。するとすぐ道路脇に、コマクサ(Dicentra peregrina)が咲いていた。北海道と本州中部地方以北の高山の砂礫地に生える多年草で、高さは5~15cmになる。葉は細かくパセリのよう…

霧雨のお花畑

お花畑を南に突っ切って、乗鞍岳の主峰・剣ケ峰に向かう登山道があるのだが、霧雨と防風のために登山禁止のロープが張られている。お花畑だけでは、どうも花の種類が少ないが致し方ない。このお花畑で一番多く見かけるのは、やはりミヤマキンポウゲとハクサ…

畳平、お花畑

ここにもチングルマがまとまって咲いていた。花後、花柱は伸びて放射状に広がる。和名の珍車とは、この実の形が子供の風車に見えたことから、稚児車から転じて名付けられた。北海道大雪山などのお花畑で大群落をつくるので有名である。 右下には、小さなミネ…

乗鞍岳、畳平

乗鞍スカイラインをバスで上り詰めた乗鞍岳の畳平は、霧雨と強風の中で何も見えなかった。畳平の休憩所で1時間程様子を見ていたが、霧雨の悪天候に変化がないので、お花畑だけ見て歩こうと雨支度して出かけた。乗鞍岳の主峰・剣ケ峰山頂(3026m)には、乗鞍…

平湯温泉

乗鞍岳の麓、海抜1250mにある平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の中でも最も古く、江戸時代には北陸の大名も参勤交代の道中で疲れをとり、湯治場として栄えた。平湯神社からさらに奥に入った山中に、平湯温泉発祥の地といわれる神の湯がある。木々に囲まれた素朴な雰…

平湯神社

翌朝すぐ乗鞍岳に向かうために、岐阜県平湯温泉に泊まる。雨が降ってきたが、散歩がてら近くの平湯神社を訪れる。 創建は定かではなく、元々は、天照大神を主祭神とする「神明神社」であったが、昭和55年(1980)平湯温泉の「白猿伝説」により白猿を合祀し、…

大正池

田代池と打って変わって、石がごろごろとした広い河原の先に、ようやく大正池が見えてきた。梓川の川幅が広くなって、そのまま大正池となっていく。 名物の立ち枯れの木もちらほら散見される。昭和初期には2000数百本あったとされ、数十年前に見た時もかなり…

田代池

田代橋を渡って、疲れた者は真っ直ぐ帝国ホテルへ休憩に向かい、残りは梓川左岸を田代池に向かう。水量も増え、川幅が狭くなって、梓川の流れを手に取るように近くで見ることになる。 雨も上がり、川岸に下りることができるところでは、川の流れる様を写真に…

ウェストン碑、穂高橋

ようやく明神岳方向を見返すところまできた。晴れていればここから、岳沢の上にジャンダルムと奥穂高岳、その左右に西穂高岳、前穂高岳と穂高連峰が揃って見えるはずなのだが、雲がかかっているので残念ながら見渡せない。 明神池から1時間程で河童橋に戻り…

梓川右岸

明神池を後にして、梓川の右岸に設けられた遊歩道を、河童橋に向かって戻り始める。この大きな花は、キオン属のハンゴンソウ(Senecio cannabifolius)である。本州の中部地方以北及び北海道の山地の湿った草地、林縁に生える多年草で、高さは1~2mになる…

明神池

明神橋を渡って梓川右岸を左に少し下った後、右手の林の中を進むと大きな鳥居が建っている。ここから穂高神社奥宮の境内、つまり、神垣内(上高地)に入ることになる。 境内を進むと、右手に上条嘉門次のレリーフが設置されている。上条嘉門次は、明治時代に…

明神橋

再び川に近づくと、河原にはヤナギの明るい林が広がり、足下にはヤマハハコ(Anaphalis margaritacea)が咲いている。本州中部地方以北および北海道の山地、高原などに生える多年草で、高さは30~70cmになる。雌雄異株。8月から9月に、茎の上部に淡黄色の…

明神岳

こちらのキキョウ科の花は、ツリガネニンジン属のソバナ(Adenophora remotiflora)である。本州〜九州の山地の林縁や沢沿いに生える多年草で、高さは50~100cmになる。花期の8月頃、青紫色の円錐状に近い鐘形の花を咲かせる。花冠の先は5裂し、裂片の先は…

上高地、河童橋

翌朝の乗鞍岳山頂は雨と霧の天気なので登山は諦め、終日上高地散策に切り替えて平湯に泊まり、翌日岐阜県側から乗鞍岳に挑むことにした。 乗鞍高原から上高地バスターミナルへは、雨模様でひまになったタクシーを割安で使い、沢度経由で向かった。ターミナル…

乗鞍高原温泉郷

牛留池から宿に戻る途中で、一瞬だけ雲が少し上がって乗鞍岳の山腹が姿を見せた。上の方には雪渓が少し見えるが、山頂はまだ雲に隠れている。天気予報によると、松本盆地や乗鞍高原の明日の天気は少しよさそうだが、乗鞍岳は遠い沖縄地方にある台風11号の影…

乗鞍高原、牛留池

ようやく牛留池が見え隠れしてくる頃、遊歩道の脇に面白い格好をした根曲がり松が姿を見せた。一回転して輪を描いている。 牛留池は、乗鞍高原を代表する池で、標高1580mにある。乗鞍岳が噴火してできた溶岩台地の窪地にあり、晴れていれば乗鞍岳が水面に美…

乗鞍高原、善五郎の滝

8月上旬にいつもの遊び仲間と連れ立って、乗鞍岳と上高地のトレッキングに出かけた。去年は立山で3日雨にたたられ登山を断念したが、今年こそ晴れるだろうと期待していた。松本から新島々、乗鞍高原へと向かう車窓から見る眺めは、青空よりも雲が多くなっ…

ツチガエルとヌマガエル

8月末に恒例の読書会合宿で、房総の岩井海岸に出かけた。千葉県は関東一の早場米の産地で、早くも稲刈りが始まっていて、田んぼの周りには小さなカエルがたくさん飛び跳ねていた。中央彼方に見える奥の双耳峰が、南総里見八犬伝の舞台となった伏姫籠穴があ…

エビとマッシュルームのアヒージョ

マッシュルームがたくさんあったので、エビを買い足してスペイン風のアヒージョを作った(2人前)。 ① マッシュルーム1パックを半分程に切る。ニンニク2片はみじん切り、鷹の爪1本は5mm幅に切る。 ② フライパンにオリーブオイル90mℓを入れ、ニンニク…

鶏もも肉とダイコンとニンジンの煮物

ダイコンが余っていたので鶏肉との煮物のレシピを見つけた(4人前)。 ① ダイコン800gは、1.5cm厚さのいちょう切り、ニンジン1本は、乱切りにする。 ② 鶏もも肉2枚(500g)は、一口大に切る。 ③ 切った材料と、酒大4、みりん大4、砂糖大2、醤油大4、…