半坪ビオトープの日記

平湯温泉


乗鞍岳の麓、海抜1250mにある平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の中でも最も古く、江戸時代には北陸の大名も参勤交代の道中で疲れをとり、湯治場として栄えた。平湯神社からさらに奥に入った山中に、平湯温泉発祥の地といわれる神の湯がある。木々に囲まれた素朴な雰囲気を残す秘湯として知られるので、いつか機会があれば寄ってみたい。

夕食はやはり、量が少なくても飛騨牛の陶板焼きが美味しい。

内風呂からは、ガラス窓越しに露天風呂が見える。

露天風呂は岩風呂だが、それほど広くはない。

貸切露天風呂は、「姫百合の湯」と「駒草の湯」の二つがある。

どちらもこじんまりとしているが、客が少ないせいか何度も入ることができた。

館内に、昔使われていた木管が展示されていた。丸太の中をくり抜いた木管を繋いで、源泉から温泉を引いていたという。

翌朝、平湯のバスターミナルの真上には僅かに晴れ間がのぞくが、周りは厚い雲に覆われている。帰るにしても乗鞍岳の畳平に一度はバスで上がって、様子を見たい。霧雨でもお花畑が歩ければ御の字だと、覚悟を決めてバスに乗る。