半坪ビオトープの日記

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

湯田温泉、井上公園

津和野の南の野坂峠を越えると山口市に入る。山口市西部にある湯田温泉は、約800年の歴史を持つ温泉郷で、山陽地方随一の規模を誇る。温泉街の南に井上公園がある。 井上公園は、明治維新の功労者・井上馨の生家跡地に作られた公園で、旧宅「何遠亭」があっ…

鴎外記念館・旧宅、西周旧居

津和野の町の南、津和野川沿いに森鴎外記念館がある。平成7年に竣工した鉄筋コンクリート造二階建で、映像や写真パネル、鴎外の遺品や直筆原稿などの資料を展示している。 記念館の庭に鴎外の胸像がある。鴎外は西周の遠い親戚にあたり、故郷津和野の森林太…

本町通り、新町通り

カトリック教会の前から殿町通りを振り返ると、両側になまこ塀が続いていて、津和野の武家屋敷の風情を最も感じさせる景観といえる。 教会を過ぎると、銀行や酒屋・和菓子屋・雑貨屋などの商家が並ぶ本町通りになるが、この通りも石畳が風情ある。 津和野町…

殿町通り、カトリック教会

太鼓谷稲成神社の参道入り口にあたる大橋で旧国道から右に分かれた、殿町通りから本町通りへ続く石畳の道が津和野のメインストリートである。右手には藩校養老館や公民館などが並び、海鼠塀に沿って流れる掘割がある。 殿町とは、慶長6年(1601)津和野入り…

太鼓谷稲成神社、元宮

太鼓谷稲成神社拝殿の向かい、一段高いところに元宮が祀られている。 室町中期(15世紀中頃)津和野城主吉見氏により、元宮の創始となる熊野権現社を津和野の乙女山に建立し、のち吉見正頼(毛利元就重臣)の制定した吉見七社の一社に列し、特に篤い崇敬を受…

太鼓谷稲成神社、本殿

津和野の町を南北に流れる津和野川の西に聳える、津和野城(三本松城)跡のある城山の北の裾に、城下町・津和野の町を見守るように太鼓谷稲成神社が華麗な社殿を構えている。神社への参道は、町の中心である大橋近くの、鷺舞で知られる弥栄神社脇から約1000…

永明寺、寺宝館 

本堂左手奥に、津和野藩主・亀井家位牌堂(御霊屋)がある。 位牌堂内には、津和野藩初代藩主亀井政矩の父・亀井茲矩(これのり)の木像や歴代藩主の位牌、藩主夫人や側室などの位牌が安置されている。 津和野藩家老・多胡真蔭の位牌も安置されている。多胡…

永明寺、本堂、庭園

永明寺は応永27年(1420)に津和野城主吉見頼弘が月因性初を開山として創建した寺で、津和野を領した吉見・坂崎・亀井3氏の菩提寺であり、島根県最古の別格大禅院である。唐山16世曹源滴水禅師は永明寺中興の祖といわれる。元禄11年(1698)に焼失した諸堂…

永明寺、鐘楼、書院

墓地に向かい合った境内の右側に、永明寺の本堂などの建物が石垣の塀に囲まれて集まっている。中央の中朱雀門の向こうに茅葺きの本堂が構え、右には鐘楼、庫裡、書院へと連なっている。 二層の鐘楼(しゅうろう)は、庫裡などとともに安政6年(1859)に再建…

津和野、永明寺、鴎外の墓

3月下旬に津和野、萩、秋吉台を巡ってきた。最初に訪れたのは津和野。山陰の小京都とも呼ばれる津和野は、島根県の最西端、中国山地の山あいに広がる小さな城下町である。 ちょうど昼食時になったので、ふる里という郷土料理の店に入った。 郷土料理といっ…

サーモンのとろとろポテト焼き

サーモンにとろとろのポテトを乗せて焼くオーブン料理が美味しそうなので試してみた(4人前)。 ① ジャガイモ4個の皮をむき、各4個ほどに切って、味付けを兼ねる塩大1を入れてボイルする。 ② 茹で上がったら熱いうちにマッシャーでつぶし、牛乳大5、バ…

飛鳥みそ鍋

我が家の飛鳥みそ鍋は、いつもは里芋を加えるのだが、ジャガイモを加えて作ってみた(4人前)。 ① ニンジン1本を乱切りし、ジャガイモ2個を各8個に切り分け、やや硬めに下ゆでしておく。 ② コンニャク1枚は、スプーンで一口大にちぎって、必要ならあく…

松原公園

土肥金山から近い海岸沿いの松原公園に入る。松林の中に地元彫刻家による野外彫塑群や幾つかの歌碑があり、遊歩道が巡っている。 松原公園には大きな花時計が設けられている。直径31m、長針の長さ12.5m、短針の長さ8.8mというギネスブックにも認定されて…

土肥金山

土肥金山は、建徳・文中・天授(1370年代)の時代、足利幕府直轄の金山奉行が土肥を支配し、盛んに金を掘ったのが始まりと伝えられる。天正5年(1577)土肥の大横谷、日向洞、横山、柿山、鍛冶山の五箇所を開発、この頃より土肥の金山が本格的に採掘される…

土肥温泉、龕附天正金鉱

2月中旬にいつもの遊び仲間と伊豆半島の土肥温泉に出かけた。土肥温泉は土肥金山があったことで知られるが、その金山開発中の慶長16年(1611)に、安楽寺境内の坑口から温泉が湧出したのが始まりであり、この源泉は発見者の間部彦平に因んでまぶ湯と名付け…

イワシのハーブグリル

美味しそうなイワシを一山買い求めたので、ハーブグリルと刺身にした(2人前)。 ① イワシ6尾は水で洗い、水気を拭き取ったら頭を切り落とし内臓を捨てる。 ② イワシ2尾は、手開きにして皮も剥いで刺身用に別皿に分ける。 ③ イワシ4尾は、手開きにしたら…

鶏モモ肉とブロッコリーのオイスター炒め

相性の良さそうな鶏肉とブロッコリーをオイスターソースで炒めた(4人前)。 ① 鶏モモ肉400gは、脂肪をきれいに取り除き、食べやすい大きさにカットし、生姜のすりおろし大2と塩胡椒をすり込んでおく。 ② ブロッコリー1株も食べやすい大きさにカットする…

かぼちゃ美術館

福泉寺から千歳川を渡って戻り、そのまま山の手に入った民家の間に、見栄えのしない私設のかぼちゃ美術館が建っている。 館内には、草間弥生の独創的な水玉模様やかぼちゃの図柄を駆使した作品が70点ほど展示され、年に3回の展示替えもされる。 いかにも個…

福泉寺、首大仏

五所神社から温泉街に向かってすぐ左に折れ、千歳川を渡った熱海市側に曹洞宗の福泉寺がある。首大仏で有名だが、正面右手にある本堂と裏手の庫裏も今時珍しい茅葺きで十分趣がある。 元は走湯山東明寺の末寺であったが、享禄5年(1532)に保善院の四世帰雲…

五所神社

湯河原駅から温泉街へ向かう途中、東海道新幹線をくぐったところに、巨木が屹立する五所神社が建っている。 鳥居の先には石段が続き、50mほど進んだところに拝殿が見える。古くは五所大明神社または五所大明神と称した。 境内に入ってすぐ右手の神木・楠の…

湯河原、城願寺

湯河原駅の北側に古木が鬱蒼と茂る曹洞宗の城願寺が建っている。表参道の石段を上ると「萬年山」の扁額がかかる山門の両脇に青銅製の仁王像が守っている。 参道前方を見上げると、国の天然記念物に指定されているビャクシンの巨木が、天を覆うように聳え立っ…

真鶴岬

真鶴半島は、箱根火山が噴出した安山岩室の溶岩流によって形成され、長さ約3km、幅は200〜800mで、標高が約90mある。神奈川県唯一の海に面した県立自然公園であり、その先端に風光明媚な真鶴岬がある。樹齢350年を越すクロマツやクス、スダジイやタブノ…

真鶴、貴船神社

真鶴港の入口辺りを見守るように貴船神社が建っている。京都の有名な同名の貴船神社からの勧請ではない。貴船祭りでは、この急な108段の清めの石段を神輿を担いで下るという。 石段の参道の上に境内があり、社殿や御船舎、山神社などの建物が並んでいる。 貴…

真鶴、鵐窟

湯河原に向かう途中、真鶴半島も散策した。陸からも三ツ石など眺めることができるが、遊覧船で海上から真鶴半島巡りを楽しもうと真鶴港に着いたが、冬季休業のため乗船できなかった。 真鶴港には真鶴魚市場・魚座があり、魚市場見学や磯料理の食事もできる。…

佐奈田霊社

2月上旬に神奈川県の真鶴から湯河原を巡った。行きがけに小田原の石橋山古戦場の手前にある佐奈田霊社に立ち寄った。東海道線をくぐり抜けて急なミカン畑の間を進むと、佐奈田霊社の社号標が立っている。南無阿弥陀如来の旗がたくさんなびいている。 境内に…