半坪ビオトープの日記

史跡

バンコク、アート&カルチャーセンター

タイ、バンコク、トゥクトゥク 昨年の暮れにタイ・バンコクに行ってきた。タイ名物の3輪車トゥクトゥクは、ほとんどが旅行客目当てで、タクシーよりもかなり割高なので眺めるだけで十分だろう。タクシーもほとんどが距離メーターを使う「タクシー・メーター…

歴史民俗資料館、あやまる岬

歴史民俗資料館、石仏3体 石仏3体のうち、中央の石仏は寛永7年製。右の石仏は享保17年製。どれも手首が破損し、右2体は頭部が補修されているが、明治初期の神仏分離の影響と考えられている。 旧石器時代の遺跡 旧石器時代から中世までの出土遺物が展示さ…

田中一村ギャラリー、歴史民俗資料館

ホテル・ティダムーンの島料理 奄美大島最後の宿泊は、奄美空港がある北部の土浜海岸に近いリゾートホテル・ティダムーンにする。夕食は島料理コースを選んだ。前菜は奄美の郷土料理の小鉢。向付はキハダマグロとソデイカ、エラブチの刺身。 奄美塩豚骨と地…

島豆腐、大島紬村

島豆腐定食 鶏飯が最も有名な奄美の郷土料理だが、島豆腐も美味しい郷土料理だ。龍郷町の老舗豆腐料理専門店「島とうふ屋」では、美しい奄美の海から取れる「にがり」を使用した島豆腐のほか、豆腐ハンバーグ・豆乳・湯葉などの豆腐料理が食べられる。この日…

宇検村、カンツメの碑

カンツメの碑 奄美大島南端の瀬戸内町から西隣の宇検村へ山越えする峠に「カンツメの碑」がある。江戸時代後半の薩摩藩政時代、焼内間切須古にカンツメという美しい娘がいたが、貧しさゆえ隣村名柄の豪農の元へヤンチュ(家人、奄美独特の債務奴隷)として身…

呑之浦震洋隊基地跡、安脚場、諸鈍

呑之浦 奄美大島と加計呂麻島の間に横たわる大島海峡はリアス式の海岸線を持ち、天然の良港として明治中頃から日本軍に注目されていた。加計呂麻島北側の薩川湾は、第二次世界大戦中、軍港として栄え、大和や武蔵など戦艦が停泊したこともある。ここ呑之浦は…

実久海岸、嘉入の滝

実久海岸 実久海岸にようやく着いたが、どんよりと曇っていてせっかくの実久ブルーも雲の影が写っていまいちさえない。左手先の防波堤まで行ってみることにする。 防潮堤から見た実久海岸 やはり、向かいの防潮堤から実久海岸を眺めたほうがまだ良い。 実久…

鳴門のうず潮、淡路島

四国と淡路島を隔てる鳴門海峡は、豪快な「鳴門のうず潮」で知られる。鳴門海峡を跨ぐ大鳴門橋の鳴門側は、鳴門山展望台や孫崎展望台のある大毛島の先端にある鳴門公園となっている。公園の西側にある亀浦漁港から鳴門のうず潮を間近に眺める観潮船が出てい…

眉山、阿波人形浄瑠璃

徳島駅の南西方向にある眉山は、徳島市の景観を代表する山で、どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたといわれる。山麓には眉山天神社、瑞巌寺、明治期のポルトガルの外交官モラエスの墓がある潮音寺などの寺社があり、眉山ロープウェイ…

美馬市の「うだつ」、阿波の土柱

大急ぎの一泊で小豆島を観光した後は、徳島県にある土柱に行くため、船で高松に向かった。観光名所の小豆島には神戸、姫路、岡山、高松など瀬戸内海各地から船が出ていて便利。フェリーもあるが、島内のレンタカーの使い勝手も良い。 高松港でレンタカーを借…

寒霞渓、表12景

翌朝、小豆島随一の景勝地・寒霞渓を歩いて登った。ロープウェイ駅の脇から「表12景」の遊歩道に入る。入り口には中桐絢海顕彰碑が建っている。中桐絢海(1849-1905)は、江戸で西洋医学を学び、維新後に讃岐で開業した医師。寒霞渓の古称・神懸山をこよなく…

小豆島、ヤマロク醤油、中山千枚田

そろそろ年の瀬が近くなってきたが、5月の連休に小豆島と淡路島を巡ったので、その報告を済ませておきたい。新岡山港からフェリーで小豆島の土庄港に着き、レンタカーを借りてオリーブ公園に近い平井製麺所に直行した。土鍋に入った熱々の釜揚げそうめんは…

能取岬、網走ビール館

野付半島の後、知床半島の付け根にある根北峠を超えて、網走市郊外の能取湖に向かう。斜里町の先の小清水原生花園は初日に立ち寄ったところだ。今度も時間は割けず、道路脇のエゾキスゲの群落を見るにとどめた。お花畑まで歩けば、エゾキスゲやエゾスカシユ…

野付半島

午後は国後国道をまっすぐ南下し、標津町の標津川を越えたところで、左の別海町に属する野付半島に入って行く。左手には根室海峡の海が広がり、その先に国後島が見えている。 野付半島は、潮流によって運ばれた砂が堆積してできた、延長28kmにわたる日本最大…

羅臼、相泊温泉、国後島

ウトロから知床横断道路で羅臼に向かう途中、知床峠を越えるが雨が降っていたのでそのまま通過した。峠からは天気が良ければ羅臼岳や国後島を望むことができるのだが。羅臼の街外れ、海抜167mの高台にある望郷の森の一角に、国後展望塔がある。 眼下に羅臼漁…

カムイワッカ湯の滝、知床五湖

翌日は朝から雨がしとしと降る天気。前日クルーズで海上から見た知床西海岸を車で進む。知床五湖の入り口を通り過ぎると砂利道となり、原生林の中の狭い道を数キロ進むと、行き止まりのカムイワッカ湯の滝に着く。 この先の道路はヒグマが出没するため通行禁…

カムイワッカの滝、ルシャ湾

知床半島クルーズは湾と岬を巡りながら進むが、ここがワシの鼻と呼ばれる岩だらけの岬。 よく見ると、その名の通り大きなワシが睨みを利かせている。知床には、海洋生態系の頂点に位置するとも言われるオジロワシとオオワシが生息している。どちらも羽には白…

知床西海岸クルーズ

知床半島クルーズ船カムイワッカ号は、ウトロ漁港を出発してルシャ湾コースだと往復90分の小型船クルーズだ。まずはプユニ岬に向かう。海岸沿いの道路の向こうには知床連山の山並みが見える。 知床八景の一つ、プユニ岬はウトロから知床自然センターへ向か…

オシンコシンの滝、ゴジラ岩

フレペの滝散策の後、予約している西海岸クルーズまで時間があったので、昼前に通り過ごしたオシンコシンの滝を見るために戻った。この滝は国道沿いの海岸近く、標高70mにあって、落差は50mという。滝近くまで階段で上ることができ、岩盤の節理面に二つに広…

フレペの滝

今年も知人の退職記念旅行を企画し、7月中旬に北海道知床半島の旅を満喫した。女満別空港から一路、知床半島の西海岸、ラウスに向かう。途中、小清水原生花園前を通ったので、中には入らなかったが道路沿いから眺めた。北海道の夏の海岸でよく見かけるハマ…

熊野磨崖仏

豊後高田市田染にある熊野磨崖仏は、平安時代後期の磨崖仏とされ、国の重要文化財および史跡に指定されている。磨崖仏への入口は、田原山(鋸山)山麓にある胎蔵寺であり、寺の脇から石段を15分ほど上っていく。 石の太鼓橋を渡り、杉の巨木に囲まれた石段を…

高千穂峡、阿蘇神社、湯布院

翌朝は早く出かけて高千穂峡のボート遊覧を楽しむ。五ヶ瀬川にかかる高千穂峡は、国の名勝、天然記念物に指定されていて、五箇瀬川峡谷とも呼ばれる。阿蘇カルデラをつくった約12万年前と約9万年前の火山活動による火砕流堆積物が五ヶ瀬川の峡谷にも流れ下…

天岩戸神社、高千穂神楽

去年の7月中旬の連休に、知人の退職記念旅行を企画・引率し、大人数で高千穂峡と国東半島を訪ねた。熊本空港から高千穂へ向かう途中、阿蘇の外輪山の山麓で昼食となった。1年前の熊本地震の影響でまだ復旧の遅れているところが何箇所か残っていたが、その…

裏見の滝、赤堀花菖蒲園

湯檜曾から東へ宝川温泉に向かい、藤原湖からさらに東に林道を進むと、武尊山(2158m)の登山口がある武尊神社の手前に裏見の滝駐車場がある。そこから谷を10分ほど下ると、裏見の滝観瀑台がある。落差50mの大瀑布で、別名、宝来の滝とも呼ばれる。落石の恐…

夜のジュネーヴ

年末年始の、イタリアのローマ、フィレンツェ、ジェノヴァからフランスのニースとリヨンを訪ねる旅も終わりとなった。あとは飛行機の旅立つスイスのジュネーヴに向かう。ジュネーヴに着くとすでに暗くなっていて観光もままならない。夜のジュネーヴを少し散…

サン・ジャン大聖堂、ブションでランチ

リヨンの旧市街に建つサン・ジャン大聖堂(Primatiale Saint-Jean)は、フルヴィエールの丘の麓にある司教座聖堂である。初期キリスト教の洗礼堂と2つの教会があった場所に、1180年から1480年にかけて建設された。西側のファサードはフランボワイヤン様式。…

ローマ劇場跡、織物装飾博物館

フルヴィエールの丘は古代ローマの時代、ルグドゥヌム(神の丘)と呼ばれ、リヨン建設の始まりとなったが、市内のほとんどの場所から見ることができるのと同じく、ここから市内のほとんどを眺めることができる。こちらは北東の方向で、眼下にソーヌ川が見え…

フルヴィエールの丘、ノートルダム大聖堂

フルヴィエールの丘はリヨン市内のほとんどの場所から見ることのできる小高い丘で、丘の上にはノートルダム大聖堂や古代ローマ劇場があり、旧市街からケーブルカーで上ることができる。 山頂駅前にはフルヴィエールのノートルダム大聖堂が建っている。パリの…

リヨンの夜と名物臓物料理

リヨン美術館の数多くの絵画を見ている間に、外はすっかり暗くなっていた。 市庁舎も美しくライトアップされていて、ますます立体的に見えるようになった。建物上方の正面を飾るアンリ4世の騎馬像は、1829年にルジャンドル・エラルの手による。他に、65の小…

リヨン美術館

リヨン美術館内の70の展示室には、古代エジプトや古代ギリシアの美術品、新古典主義やロマン主義の作家たちの彫刻、ゴシック様式の絵画から19世紀までのイタリア、フランス、オランダ、フランドルの作品、またリヨン派の作品等を所蔵している。 この宗教画は…