半坪ビオトープの日記

スイス

ウンターロートホルン(3103m)からモンテ・ローザ(4634m)やその右のリスカム(4527m)を望むと、手前に大きな谷間が見える。 モンテ・ローザの左(北)につづく大雪原から下りてくる、フィンデル氷河の後退した姿である。地球温暖化の影響…

スネガからゴンドラでブラウヘルト(Blauherd 2571m)へ上り、ツェルマットから持ってきたマウンテンバイクを置いて、さらにロープウェイでウンターロートホルン(Unterrothorn 3103m)に上る。 スネガより標高がかなり高く、マッターホルン(44…

スネガのすぐ下にライゼー(Leisee)がある。天気のいい日には水遊びする人がいるという。そこからネズミ返しを持つ小屋のあるフィンデルンの村を経由して、ツェルマットに下るハイキングコースがある。 また、グリンジゼーやグリュンゼーを見ながらリッフェル…

マッターホルン(Matterhorn 4478m)は見る角度で形が違う。このスネガ(Sunnegga 2288m)からの姿は東壁と北壁が半々でバランスがよく、最も美しいとされてポスターによく利用される。 ツェルマット(Zermatt 1620m)から地下ケーブルで3分…

やがて眼下にリッフェルベルク(Riffelberg)のホテルが見えてくる。麓のツェルマットからも仰ぎ見ることができる、このホテルはマッターホルンをはじめ、展望がよいことで人気が高い。ホテルの周りは広々としてアルプスの高原のすばらしさを満喫できる。向こ…

コースから外れて湖畔まで近づくと、逆さマッターホルンがよく見える。湖畔にはワタスゲ(エリオフォルム・シェウキツェリ Eriophorum scheuchzeri)が生え、湖には10cmほどの小魚がたくさん泳いでいる。 湖から離れてなおも進むと、二つ目のリッフェル…

ゴルナーグラート(Gonergrat 3130m)から歩いて下る予定だったが、二日前に降った雪がまだかなり残っているため、ローテンボーデン(Rotenboden 2819m)まで一駅電車で下った。駅の向かいには黒いリッフェルホルン(Riffelhorn 2927m)が構…

ツィナールロートホルン(Zinalrothorn 4221m)の南(左)には、オーバーガーベルホルン(Ober Gabelhorn 4063m)が聳え、その左の肩の彼方にグラン・コルニア(Grando Cornier 3962)が小さく顔をのぞかせている。その左にダン・ブラン(Dent…

ミシャベル山群が終わる北の方角には遠くビーチホルン(Bietschhorn 3934m)などのベルナーオーバーラントの山々が見える。 さらにマッター谷の西側の山並みに目を移すと、ブルネックホルン(Brunegghorn 3833m)の左に白く端正な三角錐、ヴァリス…

大きなリスカムの東(左)にさらに一回り大きな、モンテ・ローザ(Mone Rosa 4634m)の山塊がデンと構えている。スイスの最高峰であり、モンブラン(Mont Blanc 4807m)についでヨーロッパで第二位の高さがある。 モンテ・ローザとは、スイス・イ…

ブライトホルンは大きな山で、数本の氷河の起点となっている。 その東(左)には双子の山と愛称される、ポリュックス(Pollux 4091m)とカストール(Castor 4226m)が並んでいる。 そしてモンテ・ローザとの間のグレンツ氷河の上には、このリスカ…

マッターホルンの東側(左)のテオドール氷河の上の平らな雪原には、一年中オープンのスキー場がある。 そこにはツェルマットからゴンドラやロープウェイを乗り継ぎ、写真の右にある黒い尖峰、クライネ・マッターホルン=マッターホルン・グレーシャー・パラ…

ローテンボーデン(Rotenboden 2815m)の駅前から美しい湖、リッフェルゼー(Riffelsee 2757m)が見下ろせる。湖の左のごつごつした小高い岩山はリッフェルホルン(Riffelberg 2928m)で、端正なマッターホルンの引き立て役となっている。 こ…

リッフェルアルプ(2211m)、リッフェルベルク(2582m)、ローテンボーデン(2815m)と上るにつれ、マッターホルン正面のヘルンリヒュッテのある北東稜が右にずれていく。 写真の下の中心より右に、米粒位のクリーム色のシュヴァルツゼー山岳…

ザース谷の西にマッター谷があり、その最奥にヴァリス・アルプスで最も有名な山岳リゾート、ツェルマット(Zermatt 1620m)がある。駅や村の中心部からは見えないが、5分も歩けば村はずれからマッターホルン(Matterhorn 4478m)が見える。 アル…

ザース・フェーを去る日の朝は快晴となった。せめて村はずれまで行ってみたかったが、残念ながら次のツェルマットでの日程も詰まっているため、急遽時間を割く余裕がなかった。 やはり、村中からでもアラリンホルン(4027m)まで見える。幅広のフェー氷…

ザース谷を上ってくるバスは、ザース・グルントで北(この写真では左)の高台に上るとザース・フェーに着く。クロイツボーデン(Kreuzboden) とホーサース(Hoosaas) へのゴンドラは、ザース・グルントから南に上っている。この写真は、ザース・グルントから谷…

プラッティエンからザース谷の向こう側を見るとヴァイスミース(Weissmies)やその山腹が近いのだが、雲がかかってよく見えない。 左にあるホーサース(Hoosaas)への中間駅クロイツボーデン(Kreuzboden 2397m)から、ヴァイスミースの山裾をほぼ水平に歩…

ザース・フェーからハンニックとは反対に南東のプラッティエン(Plattjen 2570m)にゴンドラで上る。プラッティエンの山腹にもハイキングコースがあるが、積もった雪がべちゃべちゃにとけてとても歩く気にはなれない。 少し離れたがここからもテッシホ…

レンクフルーから南のザース・フェーの方を見返ると、ザース谷の向こう側にヴァイスミース(Weissmies 4027m)とその左にラッギンホルン(Lagginhorn 4010m)の白い峰が望める。 中腹にはホーサース(Hoosaas 3200m)という展望台があり、そ…

幅が4Km長さが5Kmもある大きなフェー氷河の右端はドームが壁となっているが、氷河の元をたどると4Km先にあるアラリンホルン(Allalinhorn 4027m)まで続いている(正面左)。 アラリンホルンの左下にある、ザース・フェーで一番高い展望台であ…

大きなフェー氷河を二つに分断するように突き出た中州に位置するレンクフルー(Langfluh 2869m)まで上ると、ようやく晴れ間が見えた。この展望台は、スイス第二位の標高を誇るドーム(Dom 4545m)からわずか3Kmの近さにある。 ちなみにスイス…

ザース・フェーの村はずれから赤いゴンドラに乗ってシュピールボーデン(Spielboden 2447m)へ上る。シュピールボーデンの右には大きなフェー氷河の末端がせり出ていて村中から見える。 ここから下るハイキングコースは、少し急だが花が多く人気がある…

ともかく雪の道をトレンバッハの沢が見下ろせるところまで進んで、その先のトゥリフトからの急斜面を調べた。やはり雪が多くて滑りそうなので、引き返してほかの場所に行くことにした。8月に雪が降ることはたまにあるが、上旬にこれだけ多く積もることは珍しい。

雪の中から顔をのぞかせている花を探しながら戻る。赤い花では、クモノスバンダイソウ属のセンペルビブム・アラクノイデウム、イブキジャコウソウの仲間のティムス・ポリトゥリクスなどが見つかる。 白い花では、マンテマの仲間のシレネ・ルペストゥリスやヌ…

ハンニックの駅にはマウンテンスクーターがたくさん備えられていた。ハイキングコースは西へ向かうが、マウンテンスクーターのコースは途中で東に向きを変え、大きくジグザグに林の中を下りていく。その場合、もちろんヘルメットを着用するのだが、今回は計…

ザースフェー3日目の朝、ようやくゴンドラにて右の林のすぐ上にあるハンニック(Hannig 2350m)に上った。その上がメリック(Mallig 2535m)で、左にはゲムスホルン(Gemshorn 3545m)の尾根が見える。 ハンニックには前日降った雪がまだ3…

ポストバスのターミナルになっている郵便局の前に、ネズミ返しのある小屋がいくつも並んでいる。元は穀物小屋だったのだが、今でも物置などに使っているようだ。 小屋の前の十字架には、「彼(イエス)は十字架での死をも受け入れた」と書かれているが、上の…

アンデルマットからザース・フェー(Saas Fee 1800m)への移動日は一日雨で、次の日は昼まで雪、翌日もどんよりとした曇りと、ここでは天候に恵まれなかった。 マッターホルンで有名なツェルマット(Zermatt 1620m)があるマッター谷の、すぐ東に…

丘の向こう側にはヘアピンカーブの続く旧街道が見える。谷の向かいにはスノーシェードに守られた新道が見える。 丘を下りるとピアッツァ湖から流れてくる小川の周りが湿原や草原となっている。橋のすぐそばに小さな小屋があり、中にモザイクのキリスト像が燦…

ゴッタルド峠にあるピアッツァ湖上には、どういういわれがあるか分からないが、きれいな5頭立ての馬車が置かれている。湖畔には2羽の鷲を冠した記念碑が建っている。ポー州(スイス西部)の飛行士ゲー(Guex)を記念し1928年に建立したとある。 バス…