半坪ビオトープの日記

ゴルナー登山鉄道

ザース谷の西にマッター谷があり、その最奥にヴァリス・アルプスで最も有名な山岳リゾート、ツェルマット(Zermatt 1620m)がある。駅や村の中心部からは見えないが、5分も歩けば村はずれからマッターホルン(Matterhorn 4478m)が見える。
アルプスを代表する展望台の一つといえる、ゴルナーグラートに向かう登山電車に乗ると、すぐにもマッターホルンの雄姿が目に入る。二日前に降った雪で化粧された真夏のマッターホルンは一段と輝かしい。
これから見る角度によってさまざまな姿を見せるが、ヘルンリヒュッテ(3260m)のある北東稜が正面に位置し、北西のツムット稜と北壁及びマッターホルン氷河がよく見えるこのあたりの姿は、均整がとれていて特に美しい。
ゴルナーグラート登山鉄道は1898年に開通したアプト式登山鉄道で、座っている暇がないほど眺めがよい。上りは右側に限る。