半坪ビオトープの日記

カルドゥース・ラエティクス

スネガのすぐ下にライゼー(Leisee)がある。天気のいい日には水遊びする人がいるという。そこからネズミ返しを持つ小屋のあるフィンデルンの村を経由して、ツェルマットに下るハイキングコースがある。
また、グリンジゼーやグリュンゼーを見ながらリッフェルアルプへ行くコースもある。さらに、ここからブラウヘルトやウンターロートホルンに上ることもできるが、しばし展望を楽しみたい。
右上の赤紫の花は、ヒレアザミ属のカルドゥース・ラエティクス(Carduus rhaeticus)。低地性のヒレアザミ(クリプス)は、ユーラシアに広く分布し日本でも見られる。ひれ状の茎にも鋭いとげが多いが花は大きくない。
このラエティクスは、高地性で葉や茎のとげも特に鋭く、花が大きくて美しい。白い花は、アキレア・ミレフォリウム(Achillea millefolium=セイヨウノコギリソウ)で、牧草地や道端に普通に見かけられ、ピンクの花もある。