半坪ビオトープの日記

ディアントゥス・スペルブス

マッターホルン(Matterhorn 4478m)は見る角度で形が違う。このスネガ(Sunnegga 2288m)からの姿は東壁と北壁が半々でバランスがよく、最も美しいとされてポスターによく利用される。
ツェルマット(Zermatt 1620m)から地下ケーブルで3分で着くスネガは、ツェルマットに最も近い展望台でもある。駅前のテラスにはプランターが置いてあり、ゼラニウムペチュニアなどが飾られている。この後ウンターロートホルンへ上り、ブラウヘルトからスネガへと下る。
右上の花は、ナデシコ属のディアントゥス・スペルブス。Superbus は気高い、Dianthus は聖なる花という意味だ。花弁の細い切れ込みが深く気品がある。
スイスでもこのヴァリス地方では珍しいとされるが、ユーラシアに広く分布する。日本の中部以北の高山に分布するタカネナデシコもそっくりで亜種とされる。