半坪ビオトープの日記

雪にコヒオドシ

コースから外れて湖畔まで近づくと、逆さマッターホルンがよく見える。湖畔にはワタスゲ(エリオフォルム・シェウキツェリ Eriophorum scheuchzeri)が生え、湖には10cmほどの小魚がたくさん泳いでいる。
湖から離れてなおも進むと、二つ目のリッフェルゼーがあり、ここでも逆さマッターホルンが見える。この先は道が分岐するが、リッフェルベルクの駅に向かう。
オーバーガーベルホルンやツィナールロートホルン、ヴァイスホルンなどの山々や、道端のお花畑を見ながら緩やかなハイキングコースを進む。
道端の雪に美しいコヒオドシがとまり、吸水していた。コヒオドシはヨーロッパから北東アジアに分布する高山蝶であり、日本の中部以北の高山でも見ることができる。アルプスのコヒオドシは近づいてもなかなか逃げない。