半坪ビオトープの日記

2007-01-01から1年間の記事一覧

橋の手前に戦いの様子を描いた絵がある。 1799年、スイスではマッセナ司令官率いるフランス軍(当時ナポレオンはエジプト遠征中で不在)と、ロシア・オーストリア同盟軍が一進一退の攻防を続けていた。 9月24日、スワロフ(Suvorov)将軍率いる2万人の…

悪魔の橋(Teufele Brücke)へは町から30分程の下り。ロイス川の急流にえぐられたそそり立つ岸壁に、石橋が最初に架けられたのは、今から700年以上前といわれている。 伝説では次のようにいう。「13世紀の初頭、険しい渓谷に橋を架けることは人間業では…

この電車はアンデルマットとゲシェネン(Göschenen)を結ぶ一駅だけの氷河急行の支線で、ゴッタルドトンネルの入り口にあるゲシェネンから、トンネルの上を横切る氷河急行へ乗り継ぐために必要な登山電車だ。ゲシェネンに下る電車の後を追って歩き始める。 ア…

ゲムシュトックの北側の山麓にアンデルマットの町が見下ろせ、その北東にオーバーアルプの山塊が見える。 明日は、右奥のオーバーアルプ峠(2035m)からフェリリュッケ(2478m)に上り、シーエンシュトック(2888m)から南西に連なる岩山の下…

ゲムシュトックから南を見ると、すぐ奥にチャステルホルン(Chastelhorn 2973m)が迫っている。その左にピッツ・ツェントラル(Pix Centrale 2999m)が控え、向こう側にゴッタルト峠があり、これらゴッタルト・マッシフという山塊の下にゴッタルト…

中央アルプスの十字路、アンデルマット(Andermatt)に着くや、すぐロープウェイを乗り継ぎ、360度の展望を誇るゲムシュトック(Gemsstock 2963m)に上る。 そこから西の方角に、山頂台地に雪を冠した中央アルプスの名峰ガーレンシュトック(Galenstoc…

スイスから帰国したらパソコンが不具合で数日間操作できなかった。しばらくの間、写真の整理とホームページの更新にとりかかるため、この場でも一部取り上げていく予定です。 まずは、今回のハイライト、エーデルワイス。雪を踏み分けて探した岩場の陰でよう…

今日は雨模様だったのて゛シャモニの郊外、バルムは霧で視界が悪く何も見えなかった。昨日は一日中、モンブラン山群の対岸の赤い針峰群を登った。上りが続きガレ場が多くたいへん疲れた。 植生は単調で、スイスとくらべると花の種類が少なく感じる。

ようやくツェルマットに来て、久しぶりに快晴になった。1日中マッターホルンを見ながら、ハイキングとマウンテンバイクを楽しんだ。高いところでは雪がまだ20cmほど残っていたが、なんとかエーデルワイスも見つけることができた。ツェルマットまでのマ…

昨日は一日中雪が降っていた。今日は久しぶりに出かけたが、雪が多くてハイキングはできなかった。ここサースフェーは、標高1800mで氷河が迫る村。近くのプラッティエンから見たドムは4545m。向こう側のツェルマットには明日行く予定。

いよいよスイス。氷河急行の中間点アンデルマットはヨーロッパの分水嶺。すぐ東の氷河急行の最高点オーバーアルプパスヘーエからフェリリュッケに登る。懐かしい花がたくさん咲いている。これはエンチアン。青い花では最も美しい。8月6日の天気は最高だっ…

いよいよ明日からスイスに行く。立秋は来週だが、秋の七草の一つ、キキョウは既に7月から咲いている。山野の日当たりのよい草地に生える高さ70cm前後の多年草。日本全土、朝鮮、中国に分布し、古くから観賞用、薬用として栽培されている。7〜9月、分…

春から夏まで毎日のように新しい花が咲いて取り上げるのに忙しかったが、真夏になってようやく途切れてきた。最近取り上げる花は花期が長くて春から咲いている外国原産が多く、それらのほとんどは南半球のものだ。 このウキツリボクもブラジル原産で、アオイ…

ようやく梅雨が明けたようだと発表された。もっと早く明けていたのではないかと思うのだが。さて、今年の夏休みはまたもやスイスで、今週末から出かける。今まで主にマイナーなところを選んでいたが、今度はツェルマットとシャモニ周辺も訪れる予定。現地か…

南アフリカ原産のつる性の常緑低木。イソマツ科ルリマツリ属で、ジャスミン(茉莉花)に花の様子が似る。暑さに強く、寒さに弱いが、最近は路地植えでも越冬する。5〜10月、花径2cmの淡青色の花をまり状に咲かせる。花筒の先は5裂し、平開する。初夏…

暖地の林内に自生し、関東以西の日本、アジア東南部に分布する、常緑の小低木。葉は互生し、質は厚い。7月頃、直径8mmほどの小さな花が短い側枝の前年枝に頂生し、時に散房花序となる。花冠は白で5裂する。果実は球形で赤く熟し垂れ下がる。 呼び名の縁…

ブラジル原産で高さ2〜3mになる常緑低木。葉は短柄で対生し、両面に軟毛を密生する。花は枝先に1〜3個つける。花弁は5片で紫色、花径は7〜10cmほど。雄しべも紫色で10本あるが長さは等しくない。花色には赤紫から青紫までいろいろある。花期は…

南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブをヨーロッパで交配して生まれた園芸品種。明治中期に日本に渡来したが、繁殖力が強く人家の周りに野生化した。 草丈60〜100cmのアヤメ科の多年草。葉は剣形で二列に根生する。6〜8月、茎の先端…

南アメリカ原産の常緑低木。アオイ科アブチロン属で、葉の形はアオイに似て掌状に5裂し、葉腋から出る花は鐘形で黄色や橙色が多い。まれに白やピンクもある。5〜11月と花期が長く次から次へと咲き続け、満開時には風鈴をたくさんぶら下げたように見える…

オーストラリア原産の常緑つる性低木。ノウゼンカズラ科で、葉がナンテンやソケイに似るので、ソケイノウゼンともナンテンソケイともいう。枝は他物に巻きつきながら伸び上がる。6〜10月、花径5〜6cmの喉元がピンク〜赤紫、花弁が白〜淡ピンクの花を…

小さな花が次々と咲き色も変化して楽しめる、熱帯アメリカ原産の常緑小低木。江戸時代の末期に渡来し、観賞用に温室で栽培されてきたが、今では路地植が多い。よく枝分かれし、葉は対生する。春から秋にかけて、葉腋から散形花序をだし、淡紅色や黄色の小さ…

川の土手などに生える、ナス科クコ属のつる性落葉小低木。茎は根元から束生し、枝は弓状に曲がって垂れ下がる。葉は束生し小さく柔らかい。8〜11月、葉腋に直径1cmの淡紫色の花を1〜4個咲かす。花冠は鐘形で先は5裂する。果実は2cmほどの楕円形…

ブラジル原産のナス科ナス属のつる性常緑低木。5〜10月、星型の花を咲かす。色はうす紫から白に変化する。日本の野草である、多年草のヤマホロシと同属なのでよく似ている。花期が長いことが好まれ、最近は垣根によく使われている。

沖縄及び中国、インドシナなど亜熱帯に自生する、高さ15mにもなる落葉高木。幹が緑色で、葉がキリに似ているためアオギリというが、キリの仲間ではなく、アオギリ属である。葉は枝先に集まって互生し、大きな掌状で浅く3〜5裂する。6〜7月、枝先に大…

四国南部、九州南部、沖縄、中国の沿海地に自生する、高さ1〜4mになる落葉低木。葉は互生し、直径10〜20cmで掌状に浅く3〜7裂する。7〜10月、枝の上部の葉腋に淡紅色の花が咲く。花は直径10〜14cmの大輪で、1日でしぼむが次から次へと…

今年もまた、ツマグロヒョウモンの幼虫が職場の裏庭の道端で育っている。数日前、スミレの一株に3齢と2齢の幼虫それぞれ4匹を見つけたが、葉をほとんど食べつくしていた。近くにスミレの株がないので保護し、スミレの株がたくさんある場所に移した。そし…

海岸に近い山地に生え、高さ10〜15mになる常緑高木。千葉県以西の日本、中国などアジア東南部に分布する。厚くて光沢のある葉を輪生状に密につけ、目隠しとしても重宝され、モチノキ同様、昔から庭によく植えられてきた。葉柄は赤味を帯びる。7月頃、…

熱帯アメリカ原産のクマツヅラ科の常緑低木。枝から垂れ下がる花序に、5月頃から夏まで次々と紫色の花を咲かせる。白い縁取りがあるものが多く、とても可愛らしい。数年前からよく見かけるようになった。白色のジュランタもたまに見かける。別名、ハリマツ…

高さ20mにもなる、中国原産のマメ科クララ属の落葉高木。古くに渡来し、東京では明治10年ごろより並木に多用され、現在でも街路樹として広く植えられている。葉は奇数羽状複葉で互生する。7〜8月、枝先に円錐花序をだし、淡黄白色の蝶形花を多数開く…

高さ8〜10mになる落葉小高木。日本、中国、台湾に分布する。葉は枝先に集まって互生し、長さは8〜13cmで、先は鋭く尖る。7〜9月、枝先に総状花序を円錐状にだし、小さな白い花を多数つける。花冠は5mmほどで深く5裂する。樹皮は薄片になって…