半坪ビオトープの日記

アオギリ(梧桐)

沖縄及び中国、インドシナなど亜熱帯に自生する、高さ15mにもなる落葉高木。幹が緑色で、葉がキリに似ているためアオギリというが、キリの仲間ではなく、アオギリ属である。葉は枝先に集まって互生し、大きな掌状で浅く3〜5裂する。6〜7月、枝先に大きな円錐花序をだし、雄花と雌花をまじえた淡黄色の小花を多数つける。5枚の萼だけで花弁はない。10月に熟す果実は舟形に裂け、縁にエンドウマメのような数個の種子がつく。煎って食べたり、それをつぶして湯に入れて飲んで薬用にしたりする。
中国には野生が多く、漢名を梧桐という。鳳凰が止まった桐だともいわれ、鳳凰の絵には必ずアオギリの葉が描かれるそうだ。
ビオトープで去年見つけたアオギリは元気よく2mほどに育ってしまった。そのうち刈り込まなければなるまい。