半坪ビオトープの日記

リョウブ(令法)

高さ8〜10mになる落葉小高木。日本、中国、台湾に分布する。葉は枝先に集まって互生し、長さは8〜13cmで、先は鋭く尖る。7〜9月、枝先に総状花序を円錐状にだし、小さな白い花を多数つける。花冠は5mmほどで深く5裂する。樹皮は薄片になってはがれ、あとは茶褐色で滑らかである。床柱などの建築材、器具材として利用される。これは近くの公園で見かけた、高さ3mほどの木に咲いていた花。
リョウブ(令法)とは、奈良時代、飢饉時の救荒食物として、畑の面積に応じて植付量を法令で定めていたことに由来する。若菜を摘み、茹でて米と一緒に炊くが、おいしいわけではなく、ただ増量するだけである。別名、畑積り(畑つ守り)。