半坪ビオトープの日記

エンジュ(槐)

高さ20mにもなる、中国原産のマメ科クララ属の落葉高木。古くに渡来し、東京では明治10年ごろより並木に多用され、現在でも街路樹として広く植えられている。葉は奇数羽状複葉で互生する。7〜8月、枝先に円錐花序をだし、淡黄白色の蝶形花を多数開く。あまり目立たないが、ぽろぽろと落ちた花が道端に散り敷かれてどことなく風情がある。
開花前の蕾は「槐花」(かいか)と呼ばれ、古くから止血作用のある漢方薬として知られる。布や紙の染料にもされる。材は床柱や器具に用いられる。