半坪ビオトープの日記

カンパヌラ・シェウキツェリ

悪魔の橋(Teufele Brücke)へは町から30分程の下り。ロイス川の急流にえぐられたそそり立つ岸壁に、石橋が最初に架けられたのは、今から700年以上前といわれている。
伝説では次のようにいう。「13世紀の初頭、険しい渓谷に橋を架けることは人間業ではできないと考えた北の住人は、悪魔の手に建設をゆだねた。悪魔は3日位で橋を完成させ、見返りに初めて橋を渡るものの命を要求した。困り果てた人々はヤギを最初に渡らせた」と。
ただし、手前の悪魔の橋は1830年に架けかえられたものである。上の橋は新道でトンネルに続いている。
右の花は、カンパヌラ・シェウキツェリ(Campanula scheuchzeri) という。低山から高山までスイスで最も普通に見られ、一般にベルフラワーとも呼ばれる。明るい青紫色の花は涼しげで風情がある。