半坪ビオトープの日記

押立温泉


磐梯山の南麓にある押立温泉は、緑深き森の中にある源泉掛け流しの温泉である。

宿の前の広い駐車場からは、雄大磐梯山(1818m)が迫って見える。

大正9年に開湯された時は湯治場だった宿で、今では庭園露天風呂・半露天風呂・内湯の3通りの浴場が楽しめる。無色透明と濁り湯の二つの源泉がある。内湯の小滝の湯では、熱湯とぬる湯の2通りの泉温で入れる。

内湯のすぐ脇の小さな半露天風呂からも整備された庭が眺められる。夏には、源氏蛍や平家蛍が見られるという。

少し上ったところにある庭園露天風呂は、野趣あふれる大自然の中で、四季折々の景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができる。基本は混浴だが、女性専用時間帯もある。

腰掛け式の囲炉裏での炭火焼などの料理は、磐梯山の伏流水を使った地産地消の創作料理で、たいへん満足できる。廊下には、ちょっとしおれかけていたが、ガマズミの野趣豊かな赤い実が飾られていた。